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店主の読書 9/3-9/10
こんばんは。本日もお疲れ様です。
ブックバー ハコニトです。
今年の5月にオープンして、本が読めるウイスキーバーとして地味にやっています。
期待しようがしまいが、
オープンしてそんなにいきなり大繁盛するわけでもないので、
「とりあえず、暇なときは本でも読も」
と思って、店に入れた本でまだ読んでないやつとか、個人的に読みたかった本とか、カウンターにつんでいるのですが。
不思議なことに、積んでいるほんとは違う本ばかり読んでしまいがちです。
①百鬼園事件帖/三上延
舞台は昭和初頭の神楽坂。影の薄さに悩む大学生・甘木は、行きつけのカフェーで偏屈教授の内田榮造先生と親しくなる。何事にも妙なこだわりを持ち、屁理屈と借金の大名人である先生は、内田百間という作家でもあり、夏目漱石や芥川龍之介とも交流があったらしい。
先生と行動をともにするうち、甘木は徐々に常識では説明のつかない怪現象に巻き込まれるようになる。持ち前の観察眼で颯爽と事件を解決していく先生だが、それには何か切実な目的があるようで……。
偏屈作家と平凡学生のコンビが、怪異と謎を解き明かす。
内田百閒先生がメインキャストとして出てきている本。
というのがうれしい。
すごく怖い。でもなく、
でも実は怪異と思われてたのは○○だった。というのでもなく
読んでて心地いい怪異もの。
という感じでした。
大好きな芥川龍之介先生や、夏目漱石先生など。
ゲスト出演していて、
なんか豪華キャスト。
って感じでよかったです。
久しぶりに読みやすい本で、するする読める感じが読みやすくてよかったです。
②ほんとうのリーダーのみつけかた
非常時というかけ声のもと、みんなと同じでなくてはいけないという圧力が強くなっています。息苦しさが増すなかで、強そうなひとの意見に流されてしまうことって、ありませんか? でも、あなたがいちばん耳を傾けるべき存在は、じつは、もっと身近なところにいるのです。あなたの最強のチームをつくるために、そのひとを探しに出かけよう。
「裏庭」「西の魔女がが死んだ」などで有名な梨木香歩さんの本。
自分を導いてくれるリーダーを見つける。という本ではなく、
セルフコントロールとか、人に惑わされず、ぶれない自分でいるということかな?
序盤に金子みすゞさんの「私と小鳥と鈴と」について書いてあるところがあるのですが、読みながら改めて考えたけど。
「みんな違ってみんないい」はきれいごとというか理想論だな。
って思ってしまった。
正しいし、正しくあれば、一番いいんだけど。
でも「みんな違ってみんないい」な世の中ではなくて
「みんなと一緒が安全」な世の中。
「みんな」と大きく離れなければ「違って」もいいんだけど
大きく違ってしまうと生きづらいんだな。
「僕は、そして僕たちはどう生きるのか」があっての本という感じなので、
「僕は、そして僕たちはどう生きるのか」のほうも読みたいです。
そんなかんじで「僕は、そして僕たちはどう生きるのか」は近々読むとして、「君はどう生きるのか」も読みたいし、映画「君はどう生きるか」も観たい。
来週も頑張ります。
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