自宅研究環境のあれこれ

以前(コロナ禍が本格化する少し前)、椅子を新調した。自宅作業が本格化したことを思うと、本当にあのタイミングで買っておいてよかった。

その後、いろいろ買い足したり生活習慣で気をつけるようになったことがあったので、このタイミングでまとめておく。

買ってよかったもの1:木の踏み台

まずこれを挙げたい。
ニトリの椅子の使い心地はとても良いのだが、私は足が短いのでフットレストを置きたいなぁとずっと思っていた。ネットで探してみたが、単純に足を置くだけとはいえ良いお値段のものが多く、ピンとくるものがずっと見つからなかった。そこで近所のホームセンターで売っていた木のちっちゃな踏み台(1200円程度)を買ってみたのだが、これがとても快適なのである。
自宅ではいつも素足なので、足の裏の感触はとても大切だ。朝最初に椅子に座ったとき、原稿の進め方に悩んで足をもぞもぞさせるとき、生活の折々で木のぬくもりを感じられるのはささやかな幸せとなっている。

買ってよかったもの2:モバイルディスプレイ

これまでMacBook Proを大学・自宅でずっと持ち歩いて作業していたので、シングルディスプレイでやってきたけど、ゼミなどの全てのやり取りがオンライン化してさすがにサブディスプレイが無いと不便になってきた(iPadをサブディスプレイ化するなども試みたが、うちのMBPとiPadでは型が古くて対応していなかったり、Duet Displayを久しぶりに起動したらTime machineが逝ってしまったりしたので断念した)。
自宅の机が狭く奥半分を本棚代わりにしているので、簡易に置ける13インチのモバイルディスプレイをHDMIで接続して、本の上に無理やり設置している。本当はThunderbolt端子から接続したかったのだけど、我が家のMBPはThunderbolt2端子なのでUSB-Cとして接続はできなかったのであった…! Appleはこういうところが本当に無慈悲なのよね…。
ともあれスムーズに使えているし、今のところ快適である。

買ってよかったもの3:盆栽

後述するが、毎朝窓を空けて換気しているときに、ふと緑が恋しくなった。
私は植物を育てるのが苦手なほうで、これまで様々な鉢植えを枯らしてきた。けど、今回はもっと長生きするもので中長期的な将来まで一緒に暮らしていけるものを生活の一部に取り入れようと思い、盆栽にチャレンジしてみることにした。
窓を開けて水やりから始める生活は久しぶりで、こんな日々だからこそ、少しずつこういう余裕を増やしていきたいと思う。

ぼんさい

生活習慣や研究生活の変化1:光を取り入れる

今のアパートに引っ越ししてきてから、薄めのカーテンを使うようにしている(日光を多めに部屋に入れて概日リズムを崩さないようにするため。防犯上、最低限の遮光性は気にしているけども)。普段、夜使う照明器具は、もっぱらデスクスタンドだったり間接照明だけである。これは、以前どこかのビジネスホテルに泊まったときに、”夜ゆっくり休めるように部屋の照明を暗くしている”との案内があったのを見てずっと真似しているのだ。
4月からいよいよ自宅しか作業する場所がない状況になって、光を少しでも浴びないといけないと思って、朝から17時くらいまでは部屋全体の照明も付けておくことにした。
これを始めてから、生活のメリハリがかなり付くようになったような気がする。引き続き継続したい。

生活習慣や研究生活の変化2:朝起きたら換気をする

Twitterでこのツイートをみかけて、真似して続けている。
改めて意識しないと気が付かないが、確かに数時間作業をした後の部屋は空気が淀んでいて、換気してみて息苦しさに気がつく。
朝起きたら、換気しながら鉢植えに水やりというのを飽きずに続けたい。

生活習慣や研究生活の変化3:移動手段と散歩

最近はずっと公共交通機関を使わずに生活していて、たまに大学やかかりつけ医に行ったりするときは、今までよりもかえって運動しているくらいである。
結果として自宅の近所を歩く機会が増えて、電車で通り過ぎていた場所を沢山知ることができている。色々あるが、この状況は悪いことばかりではないと思う。

研究も調査地へのアクセスが困難になったため、テーマ設定から全てやり直しとなっている。データ取りを一番やれる時期は今しかないというのに、この状況は正直非常にしんどい。しかし腐っていても仕方がないので、自宅の近くを散歩しながらテーマを固めている。