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Paul Collins Beat@下北沢Live Haus

Paul Collinsが来日するとかで、へぇと思いつつ、以前も来日したとかで、なんか行ったような気もするけど、今回も行っておくか!ということで行ってみました。

日程的に実家帰るついでに金沢の方に行こうか、Firestarterも出る最終日にするかとても迷い、結果最終日を選択。
決めた後に、東京だと会いたい人と会いたくない人っていうのがそれぞれいることを思い出し、もう後の祭り状態だったので、気が進まないまま最終日に行くことに。
そりゃ20代の時は当然若かったので、色々いざこざがあったことを思い出した。

FirestarterのFifiさんのMCによると、前回は東北の震災のちょっと前で、下北沢シェルターでTweezersが前座だったとのこと。
んーなんか思い出してきたぞ。。。

で、会場に入る前に、あーあの人!うわっ、あの人!と25年ぶりくらいにお見掛けした人とかいて、そりゃ老けるよね…とか思いつつ。
パワーポップ業界なんて狭いものなので、年配の人は知ってる人ばかり。
全然変わってない!って思ったのが、FirestarterのFinkさん。体系と髪の毛さえ保てていれば、さほど時の流れを感じないことがわかった。

で、Paul Collins Beatの編成はというと、日本のバンドがPaul Collinsのバックを務めるというもの。(ちょっと下の世代の人なのかよく知らない)
お見事な完コピで、Paul Collinsの声がちょっと衰えたのか調子が悪かったのかわからないが、そういう多少のマイナスポイントを吹き飛ばすくらいのパフォーマンスでありました。
ライブスケジュールが、下北6/13、大阪6/14、金沢6/15、下北6/16と、遠距離移動ありなのに連ちゃん日程だったので、最終日は多少くたばっているかな…と思っていたけど、全然そんなことはなく、Paulさんはとてもお元気でいらっしゃいましたよ。

セットリストはというと、アルバムに入っている主要曲はもちろんのこと、The NervesのHanging on the Terephoneなども含め、余すことなくやっていただけましたよ。
時間もちょうどよかったかな。

こういう感じでアーティストがバックバンドに強いこだわりさえ持たなければ、日本のサポートバンドが完コピがしっかりできて、ボーカリストがギターとエフェクターを抱えてやってくれば、結構安価で来日公演が可能なんだな、と。
ホント、素晴らしい演奏でした。元がシンプルなので、再現が容易であるというのもあるけど。

こういうファンの人が完コピサポート付きのライブ、どこかで見たよなーと思ったら、あー東北の震災の時のヒムロックが全曲BOØWYの曲やってくれた時と同じ印象だな…と。(規模は違えど)

来日費用が安価だったのか、チケット代がなんと3500円(ドリンク代込み)なのがちょっとビックリで、こんなの1990年代のインディーズのイベント価格よ?
そこまで安いことは、長年のファンはさほど求めておらず、もっとチケット代を高くして、アーティストやバックを務めた日本のバンドさんにも還元してやってもいいんじゃないかなーなんて思いましたが、どういう経緯でこんな激安にしたのかはちょっと気になったな。
チケット代が安い分、物販購入くださいとのことだと思ったので、Tシャツを購入させていただきました。

大人になると、このライブの収益はいくらだったのかな?みたいなことを計算したくなってしまうのだが、どう計算してもギリギリだったんじゃないかな?
主催者さん、次回はもうちょっとチケ代盛っていただいて結構ですので。

ライブが終わってみて、余韻が強い方はFirestarterの方でありまして。
やっぱ過去に何度も見たものを懐かしいという気持ちが上回ってしまった。
TeengenerateよりFirestarterの方が好きだなーと思ったライブのこと、
某レコ屋でバイトしていて、Teengenerateが入荷されきて、たくさん売れた日々…、
FifiさんやFinkさんがよく来店されて、私がラッツパックのカタログから血眼になって探して入荷した、市場価値が低い1980前後のパンクやパワポのレア盤(笑)を買ってくっださった時の嬉しかったこと…、
Fifiさんの第一印象って岡安久美子に似ててかわいいなーと思ったこと…、

年寄の特性だろうか、好き嫌いより、どうしても、生で見た時の思い出みたいなものが沸き上がってくる。
この先は懐かしいが最高の快感になってくるのかな、と。

今回のようなお手軽(とはいえ日本のサポートバンドはしんどい)来日公演の方法を他のアーティストも真似していただきたいですね。

あと死ぬまでに生で見たいと思っているのはGeneration Xくらいなのだが、ビリーアイドルは無理に元のメンバー揃えようとしないで、若いサポートメンバーで妥協すれば、今回のようなライブが実現できるんじゃないかな?と思ってきたぞ。。。
諦めたくないという気持ちが沸々と。。。


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