カリギュラ2をクリアしたので感想

こんばんは。僕です。
書いてくよ〜〜。
事前知識は公式サイトをなんとなく眺めたぐらい。
前作は未プレイです。
ネタバレ?ありに決まってんだろ!!!!

状況:
メインストーリークリア;
6章の分岐ルートも見た;
キャラクターエピソードを全員分見た;
楽士の現実はマキナとパンドラだけ見た。


戦闘システム

おもろい。最初は「空想視」で未来を見ながら戦うの意味わからんし、それが出来るならどうにでもなるからおもろいんか?って思ってたけど、実際触ってみると超楽しかった。
カウンターを仕込んだり回避を狙ったりしやすい分、被弾した時のダメージが大きくなってるような印象。
それが良い塩梅だったなと。
何も考えないでやってるとボス戦じゃなくても倒れることあるし。

だいたい満足できたけど、空想視で攻撃のタイミングを調整したりで時間を持っていかれてるような気分になるのはプレイしてて気になった。システムの性質上どうしようもないし、気になるなら戦闘難易度をEasyにしてオート入れればいいだけだと思います。

キャラクター

大満足。強いて文句を言うなら駒村二胡の話以外をする気がなくなってることに対してかな。嘘。天吹茉莉絵と編木ささらの話もしたい。
と言うわけでこの三人の話をします。他のメンツに興味がないとかではないです。最初からの相棒なのもあって吟とかめっちゃ好き。他の人もちゃんと好き。
このゲームのコンセプトを知った時になんとなく想像していた「後悔」に一番近いものを持っていたのは鐘太かな。

編木ささら

ストーリー的には最初に踏み込むことになるのがこの人かな?
会話を聞いてて想像していた通りだった。
最初に読む前提だから推測しやすくて内容もマイルドだったのかな?と思ってる。
そもそも昔を懐かしがってただけで後悔ってほどじゃないみたいなこと本人も言ってたし。

それはそれとして、自分の中で勝手に結論を決め込んでる人が好きなのでその点がよかった。お前も生きて現実に帰るんだよ!!!!死ぬのに順番もへったくれもあるか!!!!


結婚したいとかではないけど、帰宅部で集まった時に煮物作って持ってきてくれたのをみんなで食べたい。

天吹茉莉絵

顔が好き。
はい。
こいつの手しか取りたくない。
この女のことちゃんと知りたいし前作もやりたいな〜〜。

正直こいつの正体を知った時は「マジか……いやマジか……」ってなったけど、解答が用意されてたのは嬉しかったな。
茉莉絵殺害ルートでもウィキッドの口から悪くなかったと聞けたのも合わせて、茉莉絵は茉莉絵なんだって思えた。いや、俺まだ前作やってないからウィキッドがどんな人間か知らないんだけどさ。今際の際にこういう嘘言う人だったりするんか……??でも敵(ではないような気もする相手)に対してこういう嘘つく理由ないし本心だと思うけど。






脚がえっちでいいと思います。膝枕して欲しい。昼休みに屋上で一緒に日光浴びながらご飯食べたいし眠くなってこのまま授業サボって寝ちゃいたいなって怒られるつもりで言ったら「じゃあ私も一緒に……」って言って来て慌てて教室に戻りたい。階段を降りながら俺が言い出したとは言えそういう冗談はやめてよ……って言ったら「別に、冗談のつもりではなかったんですけど……」って笑いながら言われて何もわからなくなりたい。真面目な女が本気か嘘かわからない冗談を言ってくるのが好きです。

駒村二胡

問題の女。ヘラヘラしながらゲームしてる人間に向かって爆弾をお出しするな。
四人家族であることと、公式サイトの「じゃあ先輩の思うニコらしさってなんですか……。」で完全に理解した。
「地味で冴えない、何の取り柄もない姉」←答え合わせ。

最初は、事故か何かで死にかけてる二胡を見捨てて二胡になって両親からの愛を受け取れるようになったものの自分じゃなくて二胡への愛であることが空虚になって後悔してるのかなと思ったんだけど、よく考えるとそれだとリドゥで二胡として生きていることが説明できないんだよな。読む前に気づきたかった。
それぞれの後悔に関してはちゃんと考察すれば予測できたりしたのかなと今更思っている。

6章の話せん?
「ひとりの犠牲でみんなが救われるんですよ……。」←お前これどんな感情で言ってた????
キャラクターエピソード読む前なのもあって、マジでびっくりした。誰かを犠牲にして帰るなんてだめって言いそうだなって勝手に思い込んでたので。
ここの会話本当に味しかしない。助けて欲しい。

茉莉絵先輩を選んで、全員死んじゃったときなんて説明するんですか!?
自分の手で人を殺すのはイヤですよニコだって!
でも死んじゃうんだよ!こっちが!
みんなが!家族が!!

「みんなが!」と「家族が!!」の間の音の話なんですけど、初見は気にしてなかったけどここの音すごい。

思い出してからは一織としての記憶を持った状態で二胡やってたの、どんな感情なんだろうな。自分が自分であるってなんなんだろうな。キャラクターエピソード8の話ですけども。ちなみに読みながら半分ぐらい泣いてた。助けて欲しい。

この人への思いは何?女として好きみたいなのとは違う気がする。顔なら茉莉絵が一番好きだし。
わからんな。
エピソード9で見せてくれた覚悟は良かった。
なんだろうな、幸せになって欲しい。そうとしか言えないかも。あの後悔は必要なかったんだと笑える未来に歩いて欲しいんだよな。

この人の手、取りて〜〜〜〜!!!!

ストーリー

パンドラ

こいつの話がしたくてこのnote書いてるまである。

彼女の思いが理解できてしまったんですよ。もちろんすべてを理解してるとは思ってません。
産まれた場所も違う。性別も違う。親も違う。学校も違う。出会い方も違う。出会った人も違う。
入れ込み方も違った。でも、でも。

めちゃくちゃ雑によくないまとめ方をすると追いかけてるメン地下がファンと繋がりタイガーしてて引きこもった人なんですよね。
ドルオタではないけど、一時期特定の人に対して盲目的だった人間としてはこれを笑って終わらせることができなかった。
特にパンドラが人間だなって思うのが、戦闘開始前に切子に「(私に八つ当たりするんじゃなくて)恨むなら推しを恨め」と言われた時の、「馬鹿にするな」。
戦闘後には「本当にどうしようもない人だった」、「どうしようもないけど人生そのものだった」、「アイツのことは今更許せないけど」とも言っている。
これは、きっとどっちも本音。
そんなことをしたその人が悪いし、許すことはできない。本当にそう思ってるけど、同時に、知らない人に馬鹿にされるのは看過できない(まあ売り言葉に買い言葉の言い合いだったのは考慮すべきかもだけど)。アイドルなんか嘘つきで嫌いだっていうのも、半分ぐらいは本音だと思う。残りの半分は、アイドルなんてみんなそんなもので、あの人に限った話じゃないと思いたかったじゃないかな。想像でしかないけど。
俺はそうじゃないと信じられる人がいたからこうはならなかったけど、居なかったらこうなってたのかもしれない。まあ、これも信じたいだけではあるんだけどさ。俺だって、知る前はそうだとは思ってなかったから。




好きで、好きで、大好きで。信じたくなくて、信じるしかなくて。
苦しくて、憎らしくなって、嫌になって。
それでも、忘れられない。
好きだった気持ちが消えるわけではないし、その頃の記憶が嘘だったわけでもない。
今でもずっと好きで、嫌い。



叫び続けてる想いがただほら
涙になるのは悲しさじゃないから
この言葉を抱きしめてほしいから

オルターガーデン


クランケ

えー、はい。勝手に決めつけてる女その2ですね。

先生が自分のそばに居るのは自分の脚が動かないから。逆に、それさえあれば先生はずっと一緒にいてくれる。

あの、俺のヘキ見られてます????

主導者が力でチームを束ねていて、主導者は力でしか繋がってないと思っていたけど、実はそうじゃなかったとかそういうの好き。
繋ぎ止めている物って概念いいよな。

ただ、戦闘で車椅子に爆笑させられたのだけは許してない。ちゃんと車椅子強いし。


あなたの望む明日が私では彩れないとわかってた

祈っているだけ


メインストーリーの話

忌憚なしに言うと、「別に話としてだめだったとは思ってないしそういうルートもありだとは思うけどこの胸に残るもやもやは何????」って感じでした。
や、7章までめっちゃよかったんですよ。わくわくしながらゲームしてた。
偽りの世界だと分かって楽士と戦うことになり、戦いの中で楽士には楽士の理由があることが分かった(リドゥが正しいかは別にして)。
茉莉絵を殺すか否かで正直俺の中で印象薄かった小鳩がいいとこ見せたりして、やるなって思った。
件が民衆を味方につけてこれもうどうやってリグレット倒すの????って思いながら彼女の元に到着したら、「ブラフマンにやらされてました私も帰りたいのでさっさと殺してください」。

恨ませろや!!!!!

きっと、この反応になるのも理解した上でシナリオを書いてるんでしょうけどね。

リグレットが不登校になって、家で活動を始めるのは分かる。
ブラフマンがネットでなら元気に活動してるのを見て助けになりたいのもまあ分かる。
でも匿名で支援してる上に、本人のメンタルをケアしないで結果的に強要。

クランケもそうだけど人と話をしませんか????

と言いたいけど、ちゃんと話をしたせいで親が壊れた駒村家があるからあんまり言えない。なんなんだよあの女。助けて欲しい。俺がいるからな、一緒に生きような。

楽曲

永遠の銀

最初の楽士なのもあって、直球ですね。死への恐怖。
単純な願望だからこそ、刺さる。
マキナとささらを対応させたのきれいだよね。

揺れる火の鮮やかさを持て囃す頃、白蠟は泣き続ける。
その結末を思い出せ。

オルターガーデン

パンドラのところで喋ったから省略。矛盾した感情を両方持ってるのわかりすぎる。

思い出せば、ただ愛していたことさえ馬鹿らしくなるの。

祈っているだけ

クランケのところで喋ったから省略。薄氷の上にいる自覚はあるんだよな、こいつ。

心が今にも張り裂けそうだって
それが私の唯一の免罪符だって
今までの天罰なんだ

ミス・コンダクタ

やってんな????
件がリグレットは利用しているだけと言うだけあって、強く仕上がってる。
そういう風に作られたとわかってても耳に残っちゃうんだよなこの曲。悔しい。本当に悔しい。


完走した感想

大満足です!!!!
戦闘システムは面白かったし、ストーリーはちょっと文句言ったけど物語のひとつの真実としては全然アリだと思ってるので!!!!

ただ駒村二胡は手加減してほしかった。
俺、お前が何を考えて何に苦しんで何を楽しんで帰宅部の活動をしていたのか知りたいよ。
WIREで急に一織出てくると絶叫しちゃうんだよな。

あと立項はしなかったけど切子のストーリーもよかったね。思うところがありました。察してください。

気が向いたら前作もやりたい。でもクリア後要素がまだまだあるから当分はできねえ。というかそろそろソシャカスの心を取り戻さないとまずいかもしれん。ほんまか?

久々にソシャゲじゃなくて買い切りのゲームをやってる感じがした。
マリオカートはソシャゲじゃないけどリアタイの対人戦だからね。
完全に自分のペースでやったのは久々。
やっぱり良いね、買い切りのゲームは。
ソシャゲはソシャゲで、存在する限り新規供給があって偉いんだけどね。俺と駒村の物語ってどこで読めんの?


二胡の項でも少し話したけど、このゲームで自分が感じたのは「自分が自分であるとはどういうことか」みたいな話かな。
主に駒村二胡と宮迫切子のせい。
二胡を演じることになった人と、現実で桃奈と切子の狭間で苦しんだ人。
二胡は自分なりの追悼とも言っていたけどね。
二胡として、桃奈として、求められる姿を出力し続けるってどれだけの負担なのか。
僕にはインターネットでは出せるけどリアルでは出せない部分があって、逆もそう。
でも、これは"俺"の範囲内で出せる出せないだから、双子とはいえ別人の二胡を、みんなに求められるアイドル桃奈を出力する負担はこんなもんじゃない。
人前に出る人を応援してる人間なので、こういうのは定期的に考えちゃうんだよね。
俺は「あなたがやりたいことをやって欲しいし、振る舞いたいように振る舞えばいい」と思っているけど、これもそういう姿の押し付けだと言われるとそうかもしれない。
これへの解答を所持しうるのは俺じゃなくて人前に出る側の人間だから、答えの出ない問いについて考える人になってしまう。みんなが見えるところで出すことはなかなかないけどね。

以上です。

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