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推しは推せる時に推せという話


あらかじめ言っておく、このnoteは私一個人の見解である。



『推しは推せる時に推せ』


オタクであれば誰でも一度はこの言葉を耳にしたことがあるのではないだろうか。

『推しは推せる時に推せ』の意味


この言葉はその通り”推しはいつでも推せるわけではない”という意味だ。
例えば、応援している人の引退、脱退、解散様々な理由で応援することが叶わなくなることがある。もしかすると、今読んでくれている方の中にも辛い思いをした方人がいるかもしれない。
そしてこの言葉はセクラバの間でもたまに見かけることがある。


セクラバがよくこの言葉を使うのには理由がある。
『僕たちからの新しいお知らせはありません。』
『お仕事ください。』
これは、以前に彼らの口から出た言葉である。
私は新規セクラバのため当時のことは知識でしか知らない。全くと言って良いほどSexyZoneのことを知らなかった私が様々な情報を漁っていた時に偶然出会った。
つい半年前まで”普通にジャニーズを好きな人”だった私は、SexyZoneがデビューした時『まだまだ子供じゃないか。』とそれはもう驚いた。
その後数々のドラマや映画、バラエティでの活躍を何となく目にしており『人気があって売れているんだろうなあ。』という認識であった。(別段ファンではなかったがゴチの中島健人さんがかっこいいのに面白くて大好きで実は見れる時は毎回見ていた。)

また、その翌年は彼らは1枚しかシングルを出していない。
10周年に彼らに出会った私からすると、沢山のテレビ出演、今年すでに2枚目のシングルを発売した彼らがそんなふうに思うことがあったなんて信じられないほどだ。
実はここ最近、SexyZoneの人気は鰻登りに増加している。これはFC会員の人数が急激に上昇していることからも明らかであり、先月はとうとうNEWSを超えたのである。

FC会員数 

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SZのFC会員数の変化
  (こちらはフォロワーさんの作成したものをご好意で貸していただいている。@szcham1)

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一定の間隔で少し山があるのは、ライブ発表直後の入会数が多いためだ。


RIGHT NEXT TO YOUで見せたジャニーズの枠を超越したパフォーマンス、お休みしていた松島聡さんの復帰や菊池風磨さんのバラエティ出演、中島健人さんの主演ドラマやinstagram創設、佐藤勝利さんが主演ドラマで新しい一面を見せてくれたことなど様々な要因が関係しているだろう。

私の周辺にはパワーアップした松島聡さんのファンや5人の決意表明のようなRUNを見て、菊池風磨さんのバラエティ見てという方が中でも多い気がする。かくいう私は少し変わった落ち方をしているのでここでは割愛する。


そして1つ知っていて欲しいのは、この露出の増加は特別仕様であるということだ。
ジャニーズには周年記念を大々的にお祝いする習慣がある。それはSexyZoneも例外ではない。おそらくその影響であろう仕事は幾つか思い当たるのではないだろうか。要はこの”お祭り”が来年以降も続くかどうかが重要なポイントなのである。

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つまり、よく言う『推しは推せる時に推せ』は、
これから先も半永久的に応援し続けられるように、来年以降絶対に後悔しないように”今”全力で応援していこうという意味なのである。
  


SexyZoneは確実にファンは増加しているし人気も増えているそれは間違いない。以前は週刊誌などに露出減などと囁かれたこともあるが、どんどん後輩グループがデビューしていく中でも彼らは自分たちのポジションをしっかり築いてきている。それは最近になってより顕著である。
苦渋を味わった経験からくる泥臭い根性も10年で培った経験も度胸も彼らにはある。”王道”と言われてきたが、彼らは決して王道ではない。彼らの魅力は綺麗な顔立ちとは反するジャニーズらしからぬ”無骨さ”にあると私は思う。
国民的人気アイドルSMAPと嵐が決して同じではないように、SexyZoneもSexyZoneにしか創れない時代を創るのではないだろうか。



ここまで色々述べてきたが、実はこのnoteの主旨は実は全く違う。
ここから先不快な思いをする方がいたら申し訳ない。

上の動画はSexyZoneの最高傑作のTour”POP×STEP”の映像だ。
5人のRUNを見ることができる。見たことがない方には是非見て欲しい。


もう1つの『推しは推せる時に推せ』



『推しは推せる時に推せ』
この言葉を耳にすると私はいつもこう思う。
『もしかすると来年はこの熱量で応援出来ていないかもしれない。』
『こんなふうに応援できるのは今だけかもしれない。』

そう、この言葉にはもう1つ意味があると私は考える。
”推しはいつでも推せるわけではない”
自分側にも当てはまる言葉なのではないだろうか?と。


一体どういうこと?と思うかもしれない。
私がこう思うのは、特別でも何でもないよくある経験からくるものである。

私には中学から大学まで応援している俳優さんがいた。今は売れている俳優さんだが当時はまだデビューしたてでそれほど売れておらず、当時の私は一生懸命雑誌やTVをチェックをし、高校の体育祭で作ったTシャツには彼の名前を掲げ、当然ガラケーの待受にし、カレンダーや写真集を予約したり熱心に応援していた。
しかし、ある時突然気がついた。『あれ?去年のカレンダー買ってないし今年のカレンダーも予約してないな...あ、予約終わってる....。』
なんとその推しの存在を忘れてしまったのだ。別に冷めたわけでも何でもなく、ただただ忙しい生活を送っていたら気がついたら忘れてしまっていたのである……。

これはよくあるフェードアウトだと思うし、そんなに大した話でもない。
けれどその事実に気がついた時、私は
『ああ、あんなに好きだったのに。あんなに応援していたのに。』
変わってしまったのは”推し”ではなく"私"の方であり、あの煮えたぎるほどの熱い思いだっていつかは終わってしまうんだと知ってどこか虚しく切なくなったのである。

これは今の私の”推し”にも言えることなのだ。ずっと同じ人を応援し続けているよ。という方ももちろんいると思う。
しかし”推し”が不変的でないように、我々の感情だって不変ではない。


つまり『推しは推せる時に推せ』は、
・推しの存在
・感情や熱量
・応援できる環境
これら三拍子が揃って初めて可能になるのである。


残念なことに、私はアラサーで実家暮らしだし恋人だっていない。推しを推すには悲しいほど舞台が整えられすぎている。


しかしそんな私ももしかすると、
数年後は家庭を持っているかもしれない
大切な物の順位が変わっているかもしれない
追いかけられなくなるほど仕事が忙しくなるかもしれない
雑誌をチェックしてないかもしれない、CDを買っていないかもしれない
応援したくても応援出来なくなるかもしれない。

未来のことは誰にも分からない。


推せなくなった時に決して後悔したくない。
多少の無茶だって人生を振り返った時にあの時全力で応援していたなあ。ときっと良い思い出になると思う。
そう考えると私にとって1番応援できる時は”今”なのではないだろうかと私は思うのである。


私は家庭を持っている方や学生さんが頑張って応援しているのを見ると、とても尊敬する。私もそんな風にかっこよくなれるだろうか。



そして、もし貴方が『1枚しか買えない。本当はもっと貢献したいのに』と思っても決して気後れせずにいて欲しい。


なぜなら応援できるタイミングというのは人によって異なるからだ。
今、私は全力応援できるかもしれないが来年には分からない。逆に来年にはまた別な人がしてくれるだろう。
私に応援できなくなる日がきっと来るように、今は色んな事情で応援できなくても沢山応援できるようになる時がきっと誰にでも来るだろう。

その時は、今のように応援できなくなってしまった私や他の人の分まで一生懸命に応援して欲しいのである。


それが、今私が全力で彼らを応援をする理由の全てである。


『でも自分が1枚や2枚足したところでなぁ。』と思うかもしれない。
だが、今の段階で出ている20万枚という大きな数字は全て誰かの1枚で出来ている。
全て1枚の積み重ねであり、今貴方が手にしているその1枚はとても意味のある1枚なのだ。だから全ての人に自信を持って誇らしげに街を歩いて欲しい。




貴方の思っていたものと、このnoteの内容は違ったかもしれない。


しかし、もし私の話を聞いて
『自分ももう少し頑張れるかな、もう少し頑張りたいな。』と思ってくれた人がいたのなら、もう少しあと少しだけ私と一緒に走り抜けて欲しい。



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