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水ヰ知りりなの正体に近づこうとして20時間ぐらい浪費した

はじめに


こんにちは。

FUURYUUFES、楽しみにしてますか?

FUURYUUFES公式𝕏より

僕は出演者であるvα-liv(ヴイアライヴ)のファンなので、とても楽しみにしています。
なにせヴイアラの3人が有観客でライブをするのははじめて!
デビュー決定して以降のライブもはじめて!!

こんな豪華な方々と共演させていただけるのも勿論はじめて!!!

そう、豪華な方々。

アイマスからヴイアラに入り、Vtuberのことなんて全然知らない自分でも知っているような方々です。
知らなくてもちょっと調べたらバズってた曲が出てきて、あっこの人なんだ!ってなったり。

しかし。

1人だけ、よくわからない人がいます。

VXer0号 水ヰ知りりなです。

VXer0号 水ヰ知りりな

そもそもこのイベント、先述の豪華出演陣の割に入場無料なんです。
その理由がこの水ヰ知りりな。公式のプレスリリースを引用します。

今回のフェスは、リアルとバーチャルを行き来する新たな存在【VXer(ベクサー)】(AIアイドル)の開発をサポートしてきた株式会社V doing社によるVXer0号 水ヰ知(スイチ)りりなのお披露目のために、全席入場無料でご案内させていただきます。

プレスリリースより

リアルとバーチャルを……なに??
細かな用語は一旦さておいて、とにかくこのフェスは水ヰ知りりなのお披露目のために無料でご用意されているわけです。

水ヰ知りりなって?リリースにプロフィールも載っていました。

VXer0号 水ヰ知りりな
 「AIがどんなに進化しても新たな価値を作り出せるのはやっぱり人間だ。」をモットーに、リアルとバーチャルの境界を超えて活躍する新しい存在“VXer(ベクサー)”。
 リアルでの活動はもちろん、二次元アニメモデルや、メタバース空間で活動するヒューマノイドモデルと、自身の姿を変えながら複数の次元を行き来し、全く新しいエンターテインメントを創造する人類初のAIエンターテイナー

ここで僕は率直に思います。

わからん。

けど、アツいな————と。

だって、そうじゃないですか?
僕はヴイアラPなのでヴイアラ視点で考えてしまうのですが、彼女たちがこの1年間デビューのためにあれこれ頑張ってきて、さあデビューだ!となった矢先のこのフェスは、いわば物語の新章なわけです。

そのフェスの主催者は、なにやら謎のAIエンターテイナーとやらを披露するためにヴイアラの3人や有名ライバー陣を集め、20000人入るKアリーナで無銭イベをやるわけです。

この新章、ミステリで例えるなら謎の紳士によって名探偵たちが洋館に集められた……みたいな幕開けなんです。アツいでしょう?


何者なんだ、水ヰ知りりな

それはそれとして、水ヰ知りりなの全貌は依然謎のままです。


AIアイドル」「AIの人格を持つアイドル」とのことだけど、なんかこうフワッとしていてどの辺がAIなのかよくわからない。
この動画の水ヰ知りりなは先述のプロフィールで言えば「メタバース空間で活動するヒューマノイドモデル」のフォルムだと思うけれど、このモデル自体がAIによって製作されているのか、モーション製作がAIなのか、話している内容や音声をAIで出力しているのか……。

わからなければ……探るしかねえ!

前置きが長くなりました。
というわけでこのnoteは、VXer0号 水ヰ知りりなの実体(実態?)に迫るべく、Vdoing社公式チャンネルの動画をとりあえず見れるだけ見たヴイアラPによる感想と考察を記したものです。
13,000字あるので、結論だけ見たい方は以下の目次から「まとめ」に飛んでください。目次も長いので頑張ってスクロールして展開してください。

WHO AM I~Road to VXer~

BSよしもと番組HPより引用

水ヰ知りりなを開発したV doing社の公式YouTubeチャンネル、その大部分を占める動画群がこの「WHO AM I~Road to VXer~」です。

元はBSよしもとで金曜23時に放送されていた番組。BSとはいえ、テレビ番組のアーカイブがまるっと全話YouTubeに残っているのはかなり優しい仕様です。
各話25分、全30話。みんな見よう!……とは気軽に言いづらい長さ。それだけの時間を費やすならヴイアラのアーカイブとか響け!ユーフォニアムとか青春スターとかを薦めたいかも。

さておき、番組概要をBSよしもとのホームページから引用します。

まだ誰でもないVXer(=ベクサー:リアルとバーチャルの境界を超えて活躍する人間)を作り上げる新番組!
人間ではなくAIが審査員となって、日本初の「AIエンターテイナー」を生み出します。
AIが出すあらゆる試練を勝ち抜き、見事VXerに命を吹き込むのは一体誰なのか!?
AIがスターを生み出す近未来オーディションバラエティです。

オーディションバラエティ
実は昨年度のヴイアラにはサバイバルオーディションのような要素があり、僕はそこからアイドルオーディション番組というものに興味を持ち、青春スターTHE FIRSTを完走しています。俄然この番組が気になってきました。

🚨前提🚨

ただつらつらと感想を書いても分かりづらいので、自分の中で3本の評価軸を設け、それぞれ☆の数(1〜5)で採点しようと思います。

①オーディション番組として
②エンターテイメントとして
③水ヰ知りりなの情報として

オーディション番組として面白い(あるいは見応えがある)か、エンタメとして単純に楽しいか。
そして忘れちゃいけないこのnoteの本題、水ヰ知りりなの情報がどの程度出てくるか
あんまりこういう、鑑賞したものを具体的に評価するのはあまり得意ではないのですが、noteとしての見やすさ・書きやすさを優先しています。番組スタッフや出演者の方々を悪く言う意図はないことをご了承ください。

それともうひとつ。
僕はこの番組を完走する上で、途中から1.25倍速視聴をしています。
また、料理や洗濯といった家事をしつつ流しているので、ながら見で画面と向き合っていない時間も多く、正確な情報を取りこぼしている可能性があります。
そんな状態で見たやつの感想なんて信じられるか!という方は、すみません。
そんな状態で見たのに点数つけるのか!?というのは、ほんとそうだと思います。すみません。

オーディション編〜1次審査〜

①オーディション番組として:☆☆
②エンターテイメントとして:☆☆☆☆
③水ヰ知りりなの情報として:☆

第1回〜16回までがここにあたります。

勘のいい方ならこの時点で「え?」とお思いかもしれません。
それもそのはず、この番組は全30回。そのうち16回、実に過半数が一次審査に費やされるのです。実質メインコンテンツと言っても過言ではありません。

オーディションの仕組みはいたってシンプル。
各組(前後半2回分)に4人のVXer候補者がエントリーし、それぞれAIに出された課題を発表し、AIがそれを審査し、1人の通過者を決定します。

ここでの課題は「喜怒哀楽いずれかの感情を乗せたオリジナルラップを披露する」「喜怒哀楽いずれかのエピソードを披露し、その感情を乗せて一曲歌う」です。
「怒りの感情をうまく表現できているかをチェックします!」など、水ヰ知りりなの語りがその都度挿入されます。

ただ、りりなや審査しているAIはスタジオには出てこず、実際の現場では鳥居みゆきやCOWCOWなどの吉本芸人たちが司会進行を務めます。ありがとうBSよしもと。

①オーディション番組として:☆☆

オーディション番組としては…どうだろう…。
僕がこれまで見てきたもの(青春スターやTHE FIRST)と同じような楽しみ方をするのは難しいような印象を受けました。

先述の通り、この番組は全30回中16回が一次審査にあたるのですが、これはちょっと尺を取りすぎな感が否めません。

例えばTHE FIRSTの場合、youtubeに上げられている全40本の動画のうち1次審査(書類審査)〜2次審査は4本。そこからの3次審査、合宿審査に重点が置かれています。

僕もオーディション番組をたくさん見たわけではないですが、長い戦いを通して参加者への愛着を深めたり、成長や覚醒に目を細めたり…みたいなのが醍醐味のひとつだったわけです。
「WHO AM I~Road to VXer~」において、参加者の成長が見えることはほぼありません。

彼女たちを審査するAIはスタジオにおらず、ナレーションで間接的にルールを説明して最後に通過者を決定するのみ。具体的なフィードバックや寸評などは何もありません。
スタジオにいるのはバラエティ番組を回すことに徹したMCのお笑い芸人。彼女たちのパフォーマンスについて番組側から的確な言語化がなされることはあまりなく、なんかぬるっと「AIがあなたを選びました!」とMC越しに伝えられて通過者が決まっていくのです。
あまりこう、盛り上がる感じではない。

ただ、これはもう他のオーディション番組と同じ土俵で比べるのが間違いだったとも思います。
映画で例えれば『ゴジラマイナスワン』『ゴジラvsコング』『突撃!隣のUFO』を比べるようなもの。全くの別ジャンルなんです。

ヨネスケ主演映画『突撃!隣のUFO』
おもしろいよ(ゴジラを期待しなければ)


サバイバルオーディションではなく、あくまでオーディションバラエティ
よく考えたらこの番組、第一回から参加者の肩書きとして「アイドル」「声優」などのような形で「Gカップ」がテロップに載っていたんです。
「この人は……Gカップでいこう」と思う人が制作している番組なわけです。別にそれが悪いわけではなく、笑いのリアリティラインというか、制作上想定されたセーフラインのようなものがそこだということです。
そりゃまあ、ゴジラを期待してはいけません。


②エンターテイメントとして:☆☆☆☆

そんなことを言いましたが、オーディション番組という色眼鏡を外して見れば面白い番組ではありました。

例えば、先述した課題の「喜怒哀楽いずれかの感情を乗せたオリジナルラップを披露する」というのがまあ、ラップとしては基本的になんとも言えないクオリティなわけです。彼女たちはラップのレッスンなんて受けてきていないだろうから、これは仕方ありません。

また、オーディションのためのキャラ立てがアバウトな子もちらほらいて、「わたし(の今の設定)は一昨日生まれました」「特技は妖精さんと話すことです!ヤァミンナ(版権キャラのマスコットを取り出しモザイクがかかる)」みたいなことをやるわけです。これもまぁ、一次審査ですから、仕方ありません。

でも、ちゃんとそこでMCの芸人さんがツッコんだりボケたりして笑いにしてくれる。バラエティ番組の1コーナーに昇華してくれるのです。ありがとうよしもと。

そんなMCの補助を受けて「脳内でツッコミながら見る姿勢」が作れれば、適度なテンポにツッコミどころが散らばっていてなかなか良いエンタメです。
感覚的にはニコニコで作画やストーリーに粗のあるアニメを見る感じに近いでしょうか。
あの環境をコメントが流れなくても脳内で構築できる、という方にならぜひオススメしたいですね。

あと、さっき「基本的になんとも言えないクオリティ」と書きましたが、きちんと高いレベルのパフォーマンスを見せてくる参加者もいます。
ちゃんとテンション上がる。すごい。お前が1番輝いてる。
ゆってぃがある参加者のラップを聞いて興奮気味に「舐達麻だ」と言ったとき、ラッパーのことを全然知らない僕も確かに興奮していました。
この原石見つけた感は他のオーディション番組にも負けない…かもしれません。過言。


③水ヰ知りりなの情報として:☆

水ヰ知りりなの情報は、ありません
謎のAIとして課題について説明をするだけで、それも「ここでは○○の感情を見ています!」みたいなテンプレばかり。
せめて通過者決定の際に「○○を高く評価しました」とか言語化した説明がほしかったな、とは思います。要所要所のナレーションだけはりりななので、なんというか、どこか他人事感。
『実はスタッフの合議制で決めてました』でも全然驚かないし、むしろそうであってほしい。

オーディション編〜二次審査・最終審査〜

①オーディション番組として:☆☆☆
②エンターテイメントとして:☆☆☆
③水ヰ知りりなの情報として:☆☆☆

長い一次審査を経て、計32人の参加者から8人にまで絞り込まれました。
二次審査ではその8人を4人1組に分け、新たな課題「なぜVXerを目指すのかという作文」「課題曲歌唱」を披露します。
課題曲歌唱はその後の最終審査だったかも。最終審査には二次審査も通過した2人が残り、同じように課題を発表し、歌唱し、VXerとなる1人を決めていた……はずです。
このあたり、僕がきちんとメモを取ることを怠り記憶にも残っていません。1.25倍速視聴の弊害かもしれません。申し訳ありません。


①オーディション番組として:☆☆☆

一次審査を通過するだけの実力やクセがある人たちなので、なんだかんだ見ているこちら側にも愛着が湧いてきて、サバイバルオーディション番組の風味がしてきた…気がします。

また、先述の「なぜVXerを目指すのかという作文」が基本的に真偽不明のバックボーン語りになるわけですが、これが結構重い
こんなことを言うとマジでヴイアラPに殴られそうですが、背景開示の雰囲気だけで言えばヴイアラ公式放送9月後半回みたいな感じです。

何というかこう、みんな健やかであってほしいな…という気持ちにさせられます。
さっき言った妖精さんと話してる子とか、何故か一次審査を通過してしまっているんですが、本当に心身の健康を願わずにはいられない。今何してるんだろう。


②エンターテイメントとして:☆☆☆

オーディション番組の味がしてきた反面、バラエティとしての味付けに慣れてきてしまった感。

依然としてMCの芸人さんたちはバラエティの文法で面白おかしく回そうとしてくれるのですが、彼女たちのバックボーン作文は重く、それを弄っちゃっていいのか…?と僕が勝手に気を揉むことがありました。

面白いことには面白いのですが、脳内ニコニコ環境の構築難易度が少し上がっている…とでも言えばいいでしょうか。


③水ヰ知りりなの情報として:☆☆☆

なんとこの章から幕間で「2046年から来た水ヰ知りりなへのインタビュー」が挿入されます!重要コミュです。

……。


2046年から来た!!?!、?

そう、FUURYUUFESのプレスリリースでは言及されていませんでしたが、水ヰ知りりなは2046年からやってきたAIなのです。この説明で合ってるかな。自信はないです。

そんなドデカ設定が披露されながらも☆3評価なのは、その設定"しか"披露されていないようなものだからです。

確かに水ヰ知りりなは2046年から来たのだと語るのですが、未来から来たものにしか知りえなさそうなことは言ってくれません。
まるで現代を生きる人間が想像した2046年について語るように「2046年にはAIが人類より賢くなり、様々な問題が起きています。」みたいなことを言うのです。
僕が覚えていないから適当書いてるのではなく、本当に"様々な"とかふわっとしたワードで未来人へのインタビューを躱してくるんです。
タイムパラドックスを警戒しているのかもしれません。

またインタビューに答える3次元の姿は初出し情報と捉えることもできますが、そこに関しても特別語ることはありません。
極端に目が泳いだり瞬きが増えたりはしないので、Vdoing社が直接連れてきただけのことはある人だな…という印象は受けました。

トークバラエティ編

①オーディション番組として:☆
②エンターテイメントとして:☆☆☆
③水ヰ知りりなの情報として:☆☆☆

えー、前回まででオーディションが終わったので、トーク番組が始まりました

最終審査を通過し無事にVXerに選ばれたコスプレイヤー・しゃーたさんをスタジオに招き、AI開発企業・オルツの人とオカルト・SF作家の人とMCの芸人さんとでAIについて激論を交わします。

「AIに医療を任せるべきだ」「AIに物流を任せるべきだ」みたいなトークテーマが各回4つずつ用意されており、それらにパネラーが⭕️か❌かの立場を表明し、議論をします。

本当に僕は今何を見ているんだろうと思う瞬間がなかったと言えば嘘になりますが、これはこれで面白かったと思います。

①オーディション番組として:☆

もうオーディションは終了してしまったのですが、それでも最終通過者・しゃーたさんを見ることができるので微かにオーディション番組の風味が残っています

このしゃーたさんが本当にすごい人で。
他の参加者たちと比べると落ち着きがあり、トークの言語化能力も高い。個性のアクを前面に出さない演技力、みたいなものも備えています。
あとシンプルにビジュアルがいい
オーラがある、と言えばいいでしょうか。この人が通過するのは納得だなという印象でした。

この番組ではオーディション通過決定後になぜかAIについての討論をさせられるわけなのですが、しゃーたさんはすごく丁寧に自らの立場からの的確な意見を述べていて好感が持てました。
「自分のような素人が討論に参加していいのか」という旨の発言もしていたものの、回を重ねると(重ねるなこんな回)「改めて勉強し直しました、面白かったです」と言っていて、実際にコメントの精度が上がっていました。
さっきこの番組では参加者の成長は"ほぼ"見られないと書きましたが、しゃーたさんは例外です。なぜその舞台がひな壇なんだ。

奮闘するしゃーたさんを見ていると、もうなんか、この人はこんなところで埋もれていい人材じゃないよ…!!って。tokyoMXのワイドショーとか出れるよ!って。思いました。
それでしゃーたさんのXを見に行くとテレ玉の情報番組でレギュラー獲得してました。出てるんかい。


②エンターテイメントとして:☆☆☆

なんというか、ホンマでっかTVとかに近い胡散臭さのあるバラエティ番組の面白さ、だったと思います。
いやまあ出演者の皆さんは至極真面目に語っているのですが、社員1人ひとりのクローンを生成し一部業務を代替させているらしい企業の人とオカルト作家の人がメインポジションにいる番組の討論を真面目に受け取るのもな…という。

オーディションしてた頃と比べて(比較的)真っ当にトークバラエティをしている感じで、逆に脳内ニコニコ環境等で楽しめる隙があるでもなく、特筆するようなことはそこまでありません。


③水ヰ知りりなの情報として:☆☆☆

この章では、幕間で「開発中の(とは明言されてなかったかも)AIりりなと喋ってみよう」的なコーナーがあります。
ここでのAIりりなは先ほどつらつら喋っていたリアル体りりなとはまた別の姿です。

「きらいな食べ物はなんですか?」などとしゃーたさんら出演者が聞き、「パプリカと豚肉が苦手です。あなたはどうですか?」みたいな返事が返ってくる。これをちまちまとやります。

僕はAIに詳しくはないですが、なんというか最先端ではないんだろうなという感じがひしひしと…。
アイデンティティ田島がバーダック(悟空の父親)の話をしたとき「感動的なシーンがいいよね」みたいなフワッとした相槌を打っており、確かにこの番組のAIだなと感じました。
逆に言えばその辺のchatGPTとかをそのまんま使ってるわけではない…のかもしれない。

韓国ロケ編

①オーディション番組として:評価不能
②エンターテイメントとして:☆☆
③水ヰ知りりなの情報として:☆☆☆

いよいよ番組は日本を飛び出し、韓国へ!

韓国へ?????

ただの旅行ではありません。
FUURYUUFESのために、K-POPアイドルの出演許可をプロデューサーXなる人物に貰う必要があるそうです。
そのために鳥居みゆきとノッチ(オバマ)が韓国に飛びます。

なお、いよいよしゃーたさんも出てこなくなり、オーディション番組としての評価は不可能になりました。


②エンターテイメントとして:☆☆

「プロデューサーXに会うため」という名目はあるものの、実質的にただただ韓国のあちこちを巡るロケ番組でした。
「このお店にいるらしいよ」→「いなかったけど○○に出入りしてるらしいよ」→「いなかったけど△△で見たって」→→→……。

途中からなぜかミスコリア2022で2位に輝いたという美女もプロデューサーXの紹介だとかで現地ガイドとして加わり、段々と妙な雰囲気が漂います。

そして最終的にホテルでプロデューサーXにたどり着くものの顔出しNGで出演ナシ。
それでもFUURYUUFESに韓流アイドルの出演許可が下りました。めでたしめでたし……あれ?次回のFUURYUUFESってVtuberたちのフェスだったはずじゃ……。さらにその次の話ですね、おそらく。

③水ヰ知りりなの情報として:☆☆☆

水ヰ知りりなが中国でパンダ公園?の親善大使に任命され、北京でパフォーマンスを披露したとの紹介が入ります。
北京でパフォーマンス!?とは一瞬なりますが、なんかもうこれぐらいでは驚きません。

オーディションで課題曲にもなっていたオリジナル曲『終末の傍観者』をリアル体りりなが披露していました。
そこそこ年齢層の高そうな客席がそこそこ盛り上がっていて、なんだか不思議な雰囲気。

僕が気になったのは水ヰ知りりなの衣装です。
これはオーディション参加者も着用していたものですが、両脇腹が空いたデザインになっています。
そしてりりなは、その脇腹にほくろがあるのです……!
何を隠そう僕は隠れほくろが好きなので、その一点だけでかなりリアル体りりなのことを好きになりました。

AIが隠れほくろ性癖者のために「ここにほくろを描こう」と判断している可能性も無いとは言えませんが、もしそうなら僕はAIの軍門に降らざるを得ません


Kアリーナ下見編

①オーディション番組として:評価不能
②エンターテイメントとして:☆☆☆
③水ヰ知りりなの情報として:☆☆☆☆

番組はいよいよ第30回、最終回を迎えます。
来たるFUURYUUFESに向け、会場のKアリーナを水ヰ知りりな(リアル体)とCOWCOWが下見をするわけです。

しゃーたさんは出ません

オーディションバラエティだったはずなのに…。しゃーたさんが勝者だったはずなのに…。
オーディションの結果に関わらず、最初から水ヰ知りりなはVXer0号として番組の主軸にいたので仕方ないのかもしれません。これが0号ということです。たぶん。


②エンターテイメントとして:☆☆☆

普通にKアリーナの下見ロケ番組としてほぇ〜とはなりました。
だって土曜に行くところだし!そこのワクワクはあります。

ただ後半は近所の中華屋でご飯食べながらトークになったり、Kアリーナの掘り下げとして強かったようには…そんなに…どうなんでしょう。


③水ヰ知りりなの情報として:☆☆☆☆

これまで2046年から来たAIとしてガチガチの台本を喋り続けてきた水ヰ知りりな(リアル体)が、基本は台本通りに「(野望を聞かれ)世界の架け橋になることです」とか言うのですが、結構ざっくばらんに素で喋る時間もあります。
北京でハニートーストを気に入った、とか、未来ではCOWCOWは見なくなっているが伊勢丹柄は流行っている、とか…2046年がだんだん弄ってもいい設定になりつつあるのを感じます。

また、さっきの章でりりなが「パンダ公園の親善大使に選ばれた」という話がありましたが、その流れで北京大興国際空港のイメージキャラクターにりりなぱんだ(という名前のりりなサイドに所属しているらしいパンダのキャラ)が選ばれた、そうです。
その偉業がピンとこない、というか、まだ日本ではお披露目公演もしていないのになんかどんどん箔がついている、という状況はちょっと怖い。

全30回の番組を見てきましたが、水ヰ知りりなは依然として不気味でよくわからない存在のままです。


AIりりながプロデューサー始めました!

Vdoing社番組HPより


6月からはこんな番組も始まっています。
BS-TBSで木曜23:30〜。名前だけはTLで見かけた、という方もいるかもしれません。

こちら、まだ始まったばかりで評価も難しいですが、今のところ(6/21時点)僕の感覚だとこんな感じ。

①エンターテイメントとして:☆☆☆
②水ヰ知りりなの情報として:☆

まず、これはどんな番組なのか。V doing社のホームページより引用します。

リアルとバーチャルの境界を超え活動するVXer、すなわちAIの「りりな」が、世界のアイドル達をプロデュースする。

リアルとバーチャルの境界を超えて活動する存在がすなわちAIなのかどうかはさておき。
僕もアイマス用語としてプロデューサーを名乗っていますが、日本国内のアイドルしか担当したことはありません。気になってきましたね。

①エンターテイメントとして:☆☆☆

スタジオにはクロちゃんとりりな(リアル)。クロちゃんのキモ絡み芸をひとしきりやったあと、りりながアイドルを紹介するという形でVTRに入ります。

世界のアイドルたちをプロデュースというだけのことはあり、番組の舞台はまた海外へ飛ぶわけです。
ゆってぃとアシスタントの田原可南子が向かったのは、中国
C-POPが隆盛を迎えているというこの国のアイドルにゆってぃたちがインタビューをし、ちょっと黒ひげ危機一髪で遊んだりする……みたいな、番組です。

いやまあ、面白いですよ。
C-POPアイドルの情報なんて普段見る機会なさすぎるし。日本語うまい子もそこそこいたりとか、はぇ〜となるポイントもある。
田原さんが乃木坂の子と仲がいいらしく、それを知ったC-POP側の目の色が変わる
ゆってぃも頑張ってる。

ただ、僕が最初にこのチャンネルを見始めたときの面影はどこにもありません。オーディションもしなければAIもほぼ出てこない。マニアックなアイドルの番組です。
まあ、もう今は新番組なのでしっかり看板通りの内容ではあるのですが…。看板通りに世界のアイドルを紹介するだけというか、良くも悪くもこちらの想像を超えてこない感じはあります。妖精さんを取り出すようなアクの強い子はいません。

あと、これはまだ推測ですが、世界と言いつつ日中韓の三国しか紹介しないんじゃないかな…という気はしています。
まあその辺が盛んすぎるからな気もしますが、どうせならスウェーデンの酒場で歌ってるアイドルとかブラジルの野外で踊ってるアイドルとか見てみたい。
そこまできたらすぐに掌を返す準備はできています。世界のアイドルを紹介、というコンセプトは好きなので。


②水ヰ知りりなの情報として:☆

水ヰ知りりなの情報は、ありません。
スタジオでクロちゃんにほんのり引いているだけなので。2046年トークもしていた気はしますが、特筆するようなことはありません。

もしかすると、番組の中で出せる水ヰ知りりなの情報はもう出きってしまったのかもしれません。


番組中に挟まれるCM

Vdoing社チャンネルの動画では、youtubeくんの入れてくる広告とは別にCMが流れます(動画内に含まれています)。

この2種のCMにも水ヰ知りりなに繋がる手がかりがあるかもしれないので、ご紹介しましょう。

九九華聯株式会社

キューキューファーレン、と読みます。
なんか毎回、よくわかんないけどオシャレめなことを言っているCMが流れます。全然情報汲み取ろうとしてなくてすまない……だってCMだから……。

よくわかんないけども全国各地にショップがあるらしく、リンクは貼りませんがそれらのSNSアカウントで水ヰ知りりなの話やVdoing社番組の話をしています。先ほど紹介したAI企業・オルツにも言及しており、一連の企業群が仲良しなのは間違いなさそうです。

また、九九華聯の企業HPにはうちの名前で詐欺やってるやついるから気をつけてくれよな!という旨のお知らせが載っています。

これらに関して、このnoteでこれ以上掘り下げることはありません。
だって水ヰ知りりなには、水ヰ知りりなの脇腹には繋がらないから……。

でじたるちッく!カフェ

これも本当に、CMには情報量がありません。オシャレな音楽とともに「2024年1月新宿OPEN」みたいな文字だけがぬっと出てくるので、CMをスマホタイムとして捉えていた僕は何かopenしていることに気付くまでしばらくかかりました。

名前で検索して公式HPを見ると「AI技術を駆使しコンセプトカフェを超越した
エンターティメント型次世代プレイス」
だそうです。なんて?
もう少し引用してみましょう。

2046年…
シンギュラリティのその先で、
未来はどんな姿をしているのかなぁ。

きっとAIは今よりもっともっと進化して、
私たちと共存してるんじゃないかな。
そして、AIがつくりあげるカワイイと
人間のつくりだすカワイイが合わされば
最強のカワイイが爆誕しちゃったりして。

そんな空想を、現実に。

未来を少しだけ早めてみようよ、
でじたるちッく!な世界で。

なんて?

要するにコンカフェのようですが、その世界観はかなり水ヰ知りりなのそれに近いです。もはや安心感すら覚えるふんわりした2046年。

他のサイトも見ていると、どうやら「AIと対話できる」を売りにしている様子。さっきのトークバラエティ編でやっていたAIりりなとの問答、あれができるのでしょう。

そして、何気なく𝕏で「水ヰ知りりな」とパブサした僕はたまげました。

プロフリンク直貼りだとポスート無限掘りモードになってしまったのでスクショで失礼します


リアル体水ヰ知りりな、ここの店長やってる…!!!

コンカフェでの"店長"がどういう存在なのか分かりませんが、実際にそこそこ出勤?なさっている様子。


なんならしゃーたさんもたまに出現するようです。

オーディションを通過した割にその後出番がないようにも見えたしゃーたさん、Vdoingが所属タレント?として預かってくれている様子。先述のテレ玉レギュラーもその影響かも?
あの戦いにちゃんとリターンがあってよかった。

ちょっと脱線しましたが、ここは一連のグループと関係の深いお店と言えるでしょう。

しかし、危なかった……僕が東京住みかつ行動力がある道連れにしていける友人がいたら行ってしまっているところだった……。地元万歳。

このでじたるちッく!カフェ、ここまで出た水ヰ知りりな情報の中で最大の手がかりにして最大の沼の入り口です。危険です。
僕はここで引き返しますが、突き進む人がいたとて止めることはできません。
そこにはきっと、あなたにとっての隠れたほくろがあることでしょう。


(追記:6/22 1:00頃)
また水ヰ知りりなでパブサしていると、上記店長のアカウントから世界観への言及がありました。

でじたるちッく!カラー??とかはさておき、このポスートで重要なのは「水ヰ知りりなちゃんからのお願い」という一節。
つまり、店長やリアル体りりな(のボディ)は、あくまで水ヰ知りりなとは別の生命体なのです。

そういえばしゃーたさんのXでちょっと前に「もうすぐ受肉!」みたいなこと言ってたような気がする。
店長やしゃーたさんの体に水ヰ知りりななどの魂が入ってくる、みたいな感じだろうか。

これ、声優が2次元コンテンツのキャラとしてライブしてるときの捉え方だな……。

混同させるような書き方をしてすみません、店長。ライブ楽しみにしてます、店長。脇腹の件は本当にすいませんでした、店長。


まとめ

いかがでしたか?(1回言ってみたかった)

いやまあ、目次からここまで飛んでくる方が大半かと思いますので、僕が分かった水ヰ知りりなの情報をまとめます。
(6/22 0:00頃追記)


  • リアルな人間の姿バーチャル体+AIの姿がある

  • AIが人間の知性を超えた2046年から来ている(という設定になっている)

  • ソロ曲『終末の傍観者』『I Need You』を持っている

  • 中国でパンダ公園の親善大使に任命されている

  • その発表イベントで(リアル体による)北京リアルライブの経験がある

  • 北京大興国際空港のイメージキャラクターにりりなぱんだ(?)が選ばれている

  • リアル体の人はでじたるちッく!カフェ(AIと話せるコンカフェ)の店長を務めている

  • リアル体の脇腹にほくろがある


いかがでしたか?

僕の主観ですが、依然として水ヰ知りりなの底は見えない感じがします。いろんな意味で。

また、冒頭の「いったいどこまでがAIなのか」という疑問について。
ここからは僕の推測にはなってしまうのですが、何か学習し対話をする人格の部分だけなのではないかな、と思っています。
モデルとかモーションとか発声とか、いろんなところを担うこともできるのがAIだとは思いますが、もしそんなのもやってるならもっと推してきているはずだとも思うので。


さて。
謎の企業・Vdoing社がFUURYUUFESを開催し、いろんなVtuberを呼び、無料イベントにしてまで披露したい存在・水ヰ知りりな。

彼女はたぶん『終末の傍観者』をやると思います。それと『I Need You』

さっき何気なく見たら生えてた公開予定

後者に関しては僕も全然聞いたことがないので、正直ビビってます。何これ…こわ…。

ステージに立つ水ヰ知りりなは、もしかするとリアル体かもしれない。あるいはあまりモデルの出来がいいとは言えないバーチャル体。
たぶん見てびっくりする方もいるでしょう。いろんな意味で。脇腹とか。
そんなびっくりがこのnoteで少しでも緩和できたらいいな、みたいな、ふんわりしたことを述べて筆を置こうと思います。Kアリーナで会いましょう。

バ……

またね〜〜〜〜!!!(よそいき挨拶)

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