僕のそっくりさんランキング
第4回の連載は東スポの記事に反応して作った原稿。これは芸人というよりも、長州力選手や天龍源一郎選手、そして前田日明選手のように、マスコミと言葉のキャッチボールが交わせる選手こそが超一流という常識が刷り込まれている、昭和プロレスファンの性だと思います。
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今回は僕のそっくりさんランキングです。読者の皆さんもシンクロ率は別にして、ひとりぐらいは似ていると言われる有名人がいることでしょう。だからって別に‥‥と思われるかもしれませんが、実はコレ、初対面の相手が無意識に抱えてしまう、あなたへのファーストインプレッション。たとえばあなたがプロレスラーの大谷晋二郎選手に似ているとすれば、相手はあなたのことを「熱血漢」、KENTA選手似ならば「クール」、沼澤邪鬼選手似ならば「キ○○イ」だと勝手に推測して、まずは接してくるのです。大事な人間関係を築く上で、最も重要なはじめの一歩。それは自分が誰に似ていてるかを正確に把握し、それなりの対応ができる状態にしておくことではないでしょうか。皆さんもこの機会に、似ている有名人を最低5人は選出し、対応策を練り上げてください。
第5位
瑛太さん
ただし、ドラマ「最高の離婚」の時のみ。実の姉から言われていたのですが、見た目はそんなに似てないのに役柄の「頼りなさ」が加わると僕は瓜二つだったそうです。そっくりさんの要素は見た目だけじゃないことに気づかされました。
第4位
中田浩二さん
サッカー選手で一番言われるのですが、実は相方も似ていると言われています。つまり、中田選手は華丸大吉というコンビのそっくりさんなのです。ゴテンクスみたい。
第3位
ボヤッキー
実写版のヤッターマンでは俳優の生瀬勝久さんが演じられていましたが、見た目だけの審査なら僕の圧勝でしょう。全体的なフォルム、手足のひょろ長さ、そして何といっても特徴的な鼻のシンクロ率には自信があります。一度テレビでボヤッキーのコスプレをしたのですが、メイクさんを一番悩ませていたのが鼻の部分。つけ鼻などの特殊メイクが必須だと思われていた矢先、僕は「なんの細工もせず、ただ鼻をオレンジ色に塗るだけ」で日本テレビのメイク室を歓声に包んだ実績があるのです。
第2位
綾瀬はるかさん
こんなにも自覚のないそっくりさんもないのですが、一度東スポの紙面に取り上げられたほど、どうやら似ているようです。綾瀬さんに申し訳ないので、これ以上のコメントは控えさせていただきます。
第1位
阪神の能見投手
今年に入って急に言われる機会が増えたのはWBCの影響でしょうか。今シーズン、能見投手が投げる日は毎回多くの方がツイッターで「博多大吉が投げている!」などとつぶやいているようです。しかし誰よりも早く僕と能見投手に注目していたのは、大の阪神ファンでも知られるタレントの松村邦洋さん。実は能見投手が入団した直後から僕はお会いする度に「似てるって言われない?」「絶対にそっくりだよ」「タイガースの帽子を被るだけでモノマネができるよ!」などと言われ続けておりまして、最終的には「一刻も早く(相方の18番ネタである)児玉清さんと能見投手のモノマネコントを作るべきだよ!」というアドバイスもいただいたのですが、設定が難しすぎて早々に挫折したことを告白します。
番外第1位
友達の元彼
聞こえはいいですが、男女の綺麗な別れなどドラマの世界だけでしょう。多くの場合は大小さまざまな遺恨を残しているハズ。これに例えられたら、大変なマイナススタートであることを自覚してください。
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今ならディーン・フジオカさんの名前を出すでしょう。実は結構言われていたので、僕もその気になったのですが、一度お会いした時、本物の圧倒的なオーラに打ちのめされました。相方の華丸さんも「少しは期待しとったのに、全然どころかディンディン似てない!」とご立腹でした。
読んでくれて、見つけてくれて、ありがとうございました。