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この夏休みに再放送すべきだった懐かしのアニメ作品ランキング

かまいたちの濱家くんが「最近は値上がりし過ぎて買われへん!」とテレビで言っていた、車内販売のウィスキーをあえて買ってみました。このセットで2300円です。もちろん美味しかったし、山崎のハイボール2杯をバーで飲んだと思えば適正価格にも思えますが、単純に缶ビールだと10本分の値段なので、今後もリピートするかは回答を控えさせていただきます。

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今回は「この夏休みに再放送すべきだった懐かしのアニメ作品」ランキングです。今年は4年に1度のオリンピックイヤーということで、例年以上にテレビを見ているという方も多いでしょう。しかし、思い返してみてください。僕たちが過ごした昭和の時代、テレビは夏休み期間中、当たり前のように「子ども」を大切にしてくれました。夏休みこども劇場とか、夏休みアニメ大会とか、地域によって色々な呼び方をしていたと思いますが、夏休みに入ると午前中から、子どもが好きそうなアニメを毎日欠かさず放送してくれたのです。そこで目にした再放送のアニメこそが、上と下の世代間をつなぐ大事な架け橋。大人になった今、再放送で見たアニメは社会人として欠かせないコミュニケーションツールのひとつになっています(他はプロ野球・サッカー・相撲など)。日本のビジネスを陰で支えてきた再放送アニメが礎となり、やがてクールジャパンが生まれたといっても過言ではないでしょう。これからの日本を憂う前に、憂うもの同士がいがみ合う前に、まずはアニメを再放送してみませんか?聞こえていますか、時の総理大臣!そんな主張を僕はこの連載で何度も訴えてきましたが、今年の夏も、アニメの再放送自体は東京だと日常的にMXでやっているとはいえ、他のチャンネルで目にすることはありません。やっている地域もあると信じていますが、子供たちにとっては寂しいことですし、テレビというメディアにとっても、若者のテレビ離れが深刻だという前に、なぜ今の若者には視聴習慣がつかなかったのかを考えれば、再放送アニメは重要な役割を担っていると思うのです。ということで、来年の夏休みはこんなラインナップでいかかでしょうか。
 
第7位 アルプスの少女ハイジ
 
雄大な自然、パンとチーズ、ヤギとセントバーナード、そしておじいさんを愛し、海外移住を夢見るようなお子さまが育つでしょう。
 
第6位 タッチ
 
夏の甲子園と同時進行で。悲しい別れや複雑な恋が描かれていますから、ちょっと大人びた小学校高学年の女子に向けて。
 
第5位 タイガーマスク
 
プロレスのシーンが非常に残酷ですが、そっちの方が痛みのわかる子供に育つような気がします。少し不幸なアニメだからこそ、日常のありがたみもわかるような気がしてなりません。タイガーマスクがダメなら、あしたのジョーでも可です。
 
第4位 一休さん
 
王道中の王道アニメ。文部省推薦、勧善懲悪の見本。道徳の教材にすべき作品です。ちょっとした歴史も学べますから、夏休み期間中とは言わず、教育テレビで毎日やってもいいと思います。
 
第3位 ふしぎな島のフローネ
 
無人島に漂着した一家の脱出までを描いた、家族版の鉄腕DASH島。サバイバル術の面白さと同時に、家族愛の大切さを教えてくれる作品です。
 
第2位 じゃりン子チエ
 
登場人物がヤクザばかりなのでコンプライアンス的に難しいのは百も承知です。なにわのサザエさんとも称される作品ですから、せめて関西地区だけでも再放送してくれませんかね。きっと親子の会話が増えますよ。
 
第1位 ガンバの冒険 
 
かけがえのない友情、困難に立ち向かう勇気、信じ続ける希望、それらの要素が全て詰まった「ガンバの冒険」を知らずに大人になるなんて、もはや国益の損失です。今すぐ再放送を!聞こえていますか、時の総理大臣!

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この原稿を書いてから8年後、これらの作品はサブスクで観る時代になりましたね。ということで、僕は今、一休さんを第1話から見返しています。一休さんのトンチって、意外とダジャレが多いことに気がついた53歳の春。

ではまた。