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僕がモンハンで失ったものランキング

写真は当時の劇場楽屋風景。2700のツネ、はりけ〜んずの新井さん、とろサーモンの久保田ですね。こんな感じで芸人同士、モンハンをプレイしていましたが、コロナ禍の今では考えられない距離感です。

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今回は「モンスターハンター(モンハン)4を手に入れたことによって僕が失ってしまったもの」ランキングです。念のためにモンハンをざっくりと説明すると、恐竜みたいなモンスターを倒すことが目的のゲームで、プレーヤーは大剣、弓矢、ハンマーなど14種類の中から好きな武器を選んで戦います。無事にモンスターを倒すことができると、そのモンスターの皮、骨、爪といった「素材」と呼ばれる“ごほうび”が手に入り、それらを原材料にしてプレーヤーはより強力な武器や防具を作ることができるのです。すなわち、戦えば戦うほど、プレーヤーはより強力なモンスターと戦うことができるというシステムなのですが、ゲームは苦手という方でも安心な、同じモンスターを協力して倒す「最大4人同時プレー」が可能なうえ、今作からはオンラインプレーにも対応してしまったものだから、これまで以上に一度ハマってしまうと抜け出せない、強烈な中毒性をモンハン4は持っているのです。個人的にも本当に面白い、よくできたゲームだと思いますが、だからこそ、何かしらの代償は支払わなければなりません…。

第3位 世界遺産

ほんのわずかな移動時間でもやりたくなるのがモンハンの怖いところ。たとえ数分間でも、例えばプレーヤーの体力回復に不可欠な「ハチミツ集め」ができますから、無意識のうちにゲーム本体のスイッチを入れてしまいます(ちなみに我々のハチミツに対する執着心は「くまのプーさん」を軽く凌駕しています)。数分の移動でこれですから、新幹線移動ともなると絶好の“ハンターチャンス”。景色どころか、隣の人の顔すら見てる余裕はありません。結果、車窓から見える世界遺産の富士山もガン無視です。もったいない。

第2位 味覚全般

3回やられるとゲームオーバーという鉄則はモンハンも同じですが、同時プレーの場合は「全員で3回」やられるとゲームオーバーというのがモンハンの怖いところ。多くの場合、皆の目的はモンスターを倒すともらえる「素材」にあり、そのために皆で力を合わせて頑張るのですが、どれだけモンスターを追いつめたとしても、通算で3回やられてしまうとその戦いは強制終了、素材は一切もらえません。そうなると、それまでのプレー時間(平均10分以上)がムダな時間になりますから、1度でもやられてしまったプレーヤーは計り知れぬ罪悪感に見舞われてしまうのです。ゆえに、プレー中は一瞬たりとも気が抜けません。しかし、我々も人間です。喉も渇くし腹も減ります。そこで隙をついての「食べながら飲みながらプレー」を敢行するのですが、プレー後は味覚どころか何を口に入れたのか、その記憶すら曖昧です。もったいない。


第1位 先輩としての威厳

そんなモンハンの必勝法として一番手っ取り早いのが「上手な人と一緒に強いモンスターを倒しに行き、自分はやられないことだけを目標に逃げ回り、そこでもらえた素材を使って自分のレベルでは不相応な武器や装備を身につけること」でしょう。かくいう僕の基本スタイルもこれ。顔見知りの後輩から初対面の後輩まで、とにかくモンハンが上手な芸人を捕まえては協力してもらっているのですが、彼らは僕とのプレーを“同伴出勤”と呼んでいるとのこと。先輩として恥ずかしい限りです。もったいない。

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今はコロナ禍なので、楽屋にいる芸人は互いに距離を置いて座ります。そして、ほとんど誰も喋りません。押し黙る芸人の楽屋というのは、きっと今しか見られない貴重な光景となるでしょう。一度、見てもらいたいです。

読んでくれて、見つけてくれて、ありがとうございました。