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ドッペルゲンガー

JKFL
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ポエトリーリーディングといいますか
ラップといいますか
聴くひとが聴けば
「ブルハのパクりか、なんだ」
とも言われかねない代物ですが
まぁ聴いてくれや(乱雑)


振りかざすその優しさが暴力
感情という怪物こそが本当の強欲
忍び寄り寝首をかかれた判断能力
麻酔なんかよりずっとタチの悪い猛毒
知らぬうちに増殖した常識の購読者たちが
良かれと思いのしかかる同調圧力
川の流れに逆らって鱗を剥ぐ生き方
奴らが作る損得にはもううんざりしてんだ

いつからか俺の頭の中にもう一人
言う事を聴いてしまえば奴らの思い通り
ドッペルゲンガー 語りかける奴の名は
ドッペルゲンガー 腹違いの俺の兄弟だ

かつて奴は俺にこう抜かした
「それが君の限界だ 放り出したほうが身のためだ」
今思えば選択肢なんて無限にあるに決まってるし
奴の連絡先は結局消えたままだ
洗脳から解き放たれるまで費やした
時間も今となっては作品を生み出した
言いなりのマリオネットが朽ち果てたその先は
想像に難くないツギハギの魂
達者になった口先で積み上げた人生に
意味があるかないかなんて語るべくもないだろう
生きるだけ生きたその先が確定の死ならば
どう生きるかそれだけを気がかりに生きる
よくもまぁモデルハウスみたいな作り置きの
人生を知った風な口で他人に勧めるもんだ
生き方の強制は死に方の強制
ひょっとして死神にでもなるつもりなのか

いつからか俺の頭の中にもう一人
言う事を聴いてしまえば奴らの思い通り
ドッペルゲンガー 語りかける奴の名は
ドッペルゲンガー 腹違いの俺の兄弟だ

言いたいことは山のようにあるが
今じゃそれのほとんどが忘却の遥か彼方
絞り出した解答 今じゃ俺の背後には
誰も近寄らせないし 近づけば最期
この世に生まれ落ちた人生の迷子
それか未だ出てこないマユの中の蚕
人生はタイトなスケジュールで今日も進む
これはそれの邪魔をする常識への対抗
タイムを縮めようとすれば足を引っ張る奴もいるが
視界から排除してしまえばどうということはない
人生は最高だ 思い込めば現実は
奴らの思惑通りになんて決してならない
従う者と従わせる者 その両方を選ばないで進む未来を
頭の中の男に屈しない態度
いつしか奴は味方にもなるだろう

いつからか俺の頭の中にもう一人
言う事を聴いてしまえば奴らの思い通り
ドッペルゲンガー 語りかける奴の名は
ドッペルゲンガー 腹違いの俺の兄弟だ

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