質疑応答編「消されなかった戦中の#匿名掲示板”から今を考える」講師:高井ホアン氏(作家・ライター)

※2021年9月18日に行われた第139回草の実アカデミー講演会の動画。講演後の質疑応答・意見交換です。

 特高警察が国民市民を監視弾圧していた報告書「特高月報」の中に、共産党、宗教団体、労働団体などに直接かかわりがない「一般市民」のカテゴリーが設けられていた。

 そこに記録されている普通の人々の不敬発言、反戦発言をまとめたのが、「戦前不敬発言大全」「戦前反戦発言大全」(ともに合同会社パブリブ刊)だ。

 著者・高井ホアンさんだの講演後の質疑応答では、戦後も警視庁が「警視庁史」の書き換え要求の書簡を国立国会図書館に送り、図書館側が拒否する文書を返信していることなども動画で紹介している。

 非常に興味深い講演と質疑応答だった。

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