【2023年04月】読書記録と思考記録
幸福とは、自分の在り方・生き方を信じることいろいろとご縁があって、福田恆存の『私の幸福論』という本を読んだ。
昭和の、しかも女性向けの雑誌に連載されていたとは思えないほど苛烈な主張が随所に登場するが、その内容は非常に論理的かつ現実的で、現代の文脈で語ってもまったく遜色がない。
こんな本があったのかと、自分の選書範囲の狭さを改めて認識した。
とても簡単にまとめると、福田の考える幸福とは、「自分の在り方・生き方を信じること」だと読み取った。
中でも「ひがみは、現実に敗北した不