【僕の影響を受けているアイルランド音楽の伴奏その1】

音楽の伴奏をするときに影響を受けて、ほぼ丸コピしているコード進行をシェアしてみたいと思います。
アイルランド音楽のハーモニーはある意味シンプル、そしてものすごく奥深い気がします。去年ピアニスト/バンジョー奏者のブライアン・マグラさんと対談ワークショップをしたときに彼がアイルランド音楽の伴奏について、歴史から発展まで話してくれて、やはり伴奏もメロディーと同じように受け継がれたり、発展していくと感じています。アイルランド音楽に伴奏がつけ始められた当初は、マイケル・コールマンの伴奏などにあるように今の感覚からすると外れた伴奏もありますが、それはブライアンがunexperienced(未経験)状態と表現していて、それが徐々に和音が発展し、今の伴奏があるという話でとても面白かったのを覚えています。トミー・ポッツのようなソロ・メロディー奏者のバリエーションから、伴奏に変化が出ることもありますね。これもブライアンの紹介でした。
僕もアイルランド音楽の伴奏、ハーモニーにはとても興味があり研究していて、今まで多くの音源から、一度聞いたら聞かなかったことにはできない!という和音付けはそのまま頂いて自分が伴奏するときに使わせてもらっています。
1日目は恐らく僕が初めて聞いたアイルランド音楽のCD、Martin Hayes のファーストのオープニング曲「Morning Star」。中学生くらいだったかと思いますが、当時の師匠城田純二さんに進められて聞いたCD。ランダル・ベイズのフィンガースタイルを中心とした美しい伴奏が冴え渡っています。CDではこの曲はFで、メロディーも普通のバージョンとは違いますが、普通はGの曲です。
この曲のAパートの繰り返し部分の頭 Em-D-Cと下降するところは、アコーディオンの神様デレク・ヒッキーとセッションをしたときに弾いたらウインクされ、彼もアコーディオンでこのコードを弾いていました。こういう意思疎通ができるのは伴奏しててとても嬉しいです。僕もまだ押さえられてないポイントは山ほどありますが、こんな感じでシェアしてみます。
もしこの曲のこのコードは絶対これや!というのがあれば教えてください。
それでは今回はこの辺で!


https://www.youtube.com/watch?v=2wJexHlgjMw&fbclid=IwAR09np1tF1P0p6m4Beg7JGmC6ozeYFhnIyQhHaVpBXt-bjWTESlbQaHUyqo