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【くらしの話】母の知恵、栗&サツマイモを蒸かす

引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/LookKorea.aspx?news_id=000000002806

イ・ジャンヨン
2006-11-01 09:15

【画像省略】
撮影者:イ・ジャンヨン

 冬を催促する秋雨が、週末いっぱい、強い風をともなって降りました。一カ月ものあいだ雨が降らず乾いた田や畑の農作物は、恵みの雨を思い切り吸い込みました。

 その秋雨がやんだ今日、金曜日に洗って階段の上に上げておいたのに、どんよりと曇り湿気が多く、よく乾かなかった運動靴を、風通しのいい屋上に干そうと上がってみました。

屋上にあがると、まぶしいお日様が雨雲をぜんぶ追い払い、ひとり輝いていました。雲ひとつない空は、どこまでも蒼い光に満ちています。そよそよと吹く冷たい風の匂いが、眠っていた体を目覚めさせてくれました。

 運動靴を陽のあたる場所に乾かし、胴体回しを1セットこなして部屋にもどりました。冷たい麦茶を飲もうとリビングをぬけ台所に入ると、母が昼食の準備をしていました。

 ところで、ガスレンジの上でフツフツと湯気をたてる鉄の鍋が目につきました。「何の料理を作っているの?」とのぞいてみると、サツマイモです。

 先々週、祖父と父、母が、日照りが強かったせいで、鍬ではなく鶴嘴を使って苦労して掘り出した身の黄色い新サツマイモです。夏のあいだ土のなかで丸まる育ったサツマイモを、掘り出しても蒸かして食べる機会がなかったからと、今日、鍋に入れて火にかけたのでした。

 母と向かいあって昼食を食べるあいだ、サツマイモは甘い香りを‘フツフツ’放って蒸されてゆきます。ところが、どこかでこげる匂いがしました。
 
 「たいへん!サツマイモが焦げているわ!」

 母は持っていたスプーンを放り出してガスレンジに駆け寄り、慌しく火を止めました。私も母のそばに近づき、サツマイモがどれほど焦げたかと、鍋の蓋をおそるおそる開けてみました。

 蓋を開けると、たちまち白い湯気がふわーっと立ち上りました。幸いにもサツマイモはあまり焦げていませんでした。それどころか、まったく焦げていません。焦げ臭かったのは、母がサツマイモを焦がすまいと鍋の底に敷いておいた栗が焦げた匂いだったのです。

 母が栗を鍋の底に敷いた理由は、ほかでもありません。もう年をとり、いろいろと家事をこなしていると火にかけておいた料理を焦がしてしまうことも頻繁で、火にかけてそばに腰掛けていても、鍋まで焦がしてしまうという母が考え出した妙案だったのです。

 年老いた母の知恵でちょうどよく蒸しあがったサツマイモは、まさに栗サツマイモになりました。香ばしい栗と甘いサツマイモが渾然一体となり、まさしく‘栗&サツマイモ’の出来上がりです。

 おなか一杯昼食を食べたのに、黄色い身の栗&サツマイモの誘惑を断ちきれず、思わず皮付きのまま頬張りました。甘いその味は、幼い頃、妹とかまどの火でサツマイモを焼いて食べた記憶を蘇らせます。

 なんとも美味しい栗&サツマイモ、みなさんも食べて見ませんか? 今日の夕食時、出来れば栗を鍋底に敷いて、その上にサツマイモをのせて蒸かしてみてください。正真正銘の栗&サツマイモが味わえますよ。

オーマイニュース(日本版)より

※引用文中【画像省略】は筆者が附記


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最長老様だよねぇwww

現象としては逆方向の話になるけど、ゴミ箱刺身の動画をインスタに投稿しなければ、あるいは投稿された動画に誰も気づかなければ、ゴミ箱刺身を客は食べさせられていたってことでしょう? あえて断言しますが本質はコレですよ。何の本質かは書くとアレなので書きません、察しろ。

サツマイモついでなので鍵垢ツイの挙動がどうなるのか実験で埋め込んでみます。
2023年1月28日 04:25:These Tweets are protected(埋込は可能:非表示)
2023年1月28日 21:04:鍵解除(埋込は存在:非表示)
同:鍵解除時に同じツイートを埋込(正常に表示)

ま、そうなるだろうという結果になりました。暇な空白氏をフォローしてないnoteくんというアカウントが該当のツイを見た時の状態ってことですね。


日本版オーマイニュースでも連載を持っておられた鈴木邦男氏が亡くなられました。ご冥福をお祈りします。