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【グルメ】いも焼酎とともに半世紀(12)

引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000003381

順吉
大津 彬裕
2006-11-30 07:51

 いも焼酎ファンにとっては、夕方の「だいやめ(疲れ休め)」として焼酎を飲むだけでなく、いも焼酎関係のニュースにインターネット上で目を通すことも楽しみの一つだ。「百花斉放」と呼んでいいほど、いも焼酎関係の話は多彩で、これほどニュース量が多いのは、いも焼酎の歴史上初めてのことだろうなと、つまらぬ感心をしたりしている。

 これまでにもいろいろの話を書いたが、いちいちお断りしているとおり、インターネット上のニュースによるものが多い。今日もつれづれなるままにニュースを追っていると、霧島酒造が創業90周年記念に「順吉」といういも焼酎を発売するという記事が目についた。

 「順吉」という名前をつける銘柄は珍しいが、「森伊蔵」と姓までつけたのもあるのだから、特に驚かない。順吉は、東京帝国大学を卒業後に家業を継ぎ、霧島酒造株式会社を創立した先代の名前とのこと。ボトルに焼き付けた「順吉」の字は、順吉さんの直筆だという。姓は江夏、オールド野球ファンにとっては、懐かしい名前で、あの投手と関係でもあるのかなとふと思ったりした。

 霧島酒造は、鹿児島県に隣接する宮崎県の都城市にある。もとは薩摩藩だったので親近感がある。「黒霧島」は安くてうまい焼酎で、よく飲んでいるので、さっそく記事を読んで見ると、3つばかり発見があった。

 1つ目は、「ジョイホワイト」というサツマイモを使っていること、2つ目は、33度とアルコール度が高いこと、3つ目は8年間の長期貯蔵・熟成という点だった。

 いも焼酎は黄金千貫(こがねせんがん)で作られることが多いので、名は聞いてはいたものの、「ジョイホワイト」の堂々たる登場ぶりに目を見張った。1994年に九州沖縄農業研究センターで品種登録されたもので、その名のとおり、皮、肉とも白色。フルーティで華やかな香りが特徴だという。

 また、いも焼酎は25度とか20度が多いので、33度と高濃度なのは珍しい。沖縄の泡盛ならともかく、いも焼酎の8年熟成ものもあまり聞かない。どこで貯蔵していたのだろう。ちなみに、お値段は900mlで1万円。森伊蔵などの値段を聞いているので、これにはそれほど驚かなかった。

 
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オーマイニュース(日本版)より

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記事の焼酎は記念の商品っぽかったので検索をかけるとこのような記事がでてきました。良い商品をつくればそれだけで売れるわけではないですし、営業努力だけでも商品は売れませんわね。人脈とか伝手とか、あと運も必要だと思います。こうやれば必ず儲かるなんて正解はないです。

黒霧島は飲んだことがあります。お湯割りがおいしかったです。芋焼酎の独特の匂いを思い出す高齢の方もいらっしゃるかもしれませんが、どちらかというと甘い香りの飲みやすい焼酎だと思います。