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日本人はハリー・ポッター化する

引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=0000000002728

勉強でしか存在価値を見出せない日本

 最近のテレビ番組は「勉強」をベースにし
たものが多くないだろうか。

 ゲームソフトも残酷なものが自粛され、脳
の活性化や知識の幅を広げるものが次々に登
場し、書籍も塗り絵や文章のなぞり書き、教
科書に載っているような文学の復活がみられ
る。

 もともと日本人は勉強好きなのだろうが、
それがさらにひどくなっているような気がす
る。

 日本の勉強に創造力を養うものは少なく、
記憶力に頼ったり、機械的な作業を繰り返す
ものが多い。そのため点数で優劣が決められ、
間違えを恐れたり、新しい創造をする者を異
質と考え排除しようとする。

 盗作事件が起きるのも創造力が低下し、新
しいものを創造して異質な者として排除され
るより、無難な道を選ぼうとするからではな
いだろうか。

 そんな時に起こったのが高校で必修科目を
手抜きし、このままでは卒業できない生徒が
多数いることが分った事件。

 大学に入ることが生活のすべてになり、大
学に入れるなら何をしてもいいという姑息な
考えと、入るまでが大変でバカでも卒業でき
る大学のあり方に問題がある。

 そんな大学を卒業した教師が生徒のいじめ
を率先してやっている。

 J.K.ローリング著の「ハリー・ポッター」
シリーズは日本でも人気がある。

 ハリー・ポッターは両親が優秀な魔法使い
で、血統書付の特別待遇で魔法学校に入学す
る。

 校則を破っても点数を減点されるだけで、
先生に叱られることはない。

 ハリーは先生にも手に負えない難事件を解
決してヒーローになる。

 魔法学校で事件が起きることじたい不思議
な話だが、先生が魔法使いなのに事件に何の
対処もできない。そこで魔法も知らない新入
生のハリーが立ち向かうという、先生や上級
生、学校の存在意義がまったくない。しかし、
それでもハリーはまだ卒業できないでいる。

 たぶんこのまま学校を卒業せず、先生にな
り一生学校に住み続けるのではないだろうか。

 その知識や経験は学校の中でしか認められ
ず、新しい創造はなく、世の中の役には立た
ない。

 ハリー・ポッターのいる世界は日本が目指
している「理想の世界」のような気がしてな
らない。

 一歩、学校から出るとまったく別の世界に
戸惑い、創造力のない者は順応できず混乱す
る。それを恐れていては何も発展しない。

オーマイニュース(日本版)より

学校の勉強も趣味でやりたいことも両立してる人が数多くいると思うんだけど、そういう人の評価はどうなってるんだろう。それはそのまま、この記者さんが仕事(生きていくための生業)と趣味(生きていくことを楽しむための所業)を両立している大人がいることも視野に入ってないと考えざるをえないと思うんだよね。

もしかして、生きるための糧を他人から恵んでもらわないと、自分のやりたいことを全力でできないってことじゃないよね?