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平良夏芽牧師・釈放される

引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000001890

記者名 M永 T子
2006-09-28 17:08

2006年9月27日午後1時ごろ、沖縄・平和市民連絡会(正式名称:沖縄から基地をなくし世界の平和を求める市民連絡会)共同代表の平良夏芽牧師が3日間の拘束を解かれ、無事釈放されました。(写真参照)

この日、午前10時ごろ、名護署前では用意してきた抗議文の受け渡しをめぐって激しいやり取りがなされていました。このままでは、「拘留延長か…」集まっていた支援者の中には、抗議文を受け取らない名後署の態度にそう感じていたかもしれません。

午後になり、急転直下。予定されていた那覇地方裁判所での審議(10日間の拘留延長申請に基づく審議)が行われないと知らせを受けたのは午後1時ごろ。時を同じくして平良夏芽牧師は釈放されました。

3時30分から「勝利集会」が行われました。3日間のハンガーストライキにもかかわらず、平良夏芽さんが元気にしているのを見て、泣き出す支援者もいました。

拘留から3日間、名護署前での抗議集会参加者は述べ300人。東京や名古屋など各地で緊急集会がもたれました。合議や励ましの文章は200通あまり寄せられました。アメリカや韓国などからも多数の抗議文が届きました。

平良夏芽牧師の逮捕については、今後名護市議会内で追及される予定です。

以下、釈放された平良夏芽牧師からのメッセージです。

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不当逮捕に怒り、心配して下さった皆様へ

 9月25日午前9時55分の名護署による不当逮捕によって身柄を拘束されていた平良夏芽です。長い拘留を覚悟していたのですが、全国・全世界の皆様からの激し
い抗議が功を奏したのでしょう。昨日(27日)午後1時に釈放されました。二日半の拘留でした。
車に衝突した時に多少の傷は負いましたが、擦り傷・打ち身の程度ですでに回復しつつあります。疲労と断食で体重は3キロほど減りましたが良いダイエットにな
ったと思っています。私は非常に元気です。
検察は、処分保留という判断をしました。私に足かせをつけたつもりなのだと思います。しかし、私を含めた仲間たちは、このことで弱っていません。今後は、さらに激しい弾圧が待っていると思います。それでも負けるわけにはいかないのです。私たちが負けるということは、基地が建設され、そこから発進する軍隊によって多くの人々が殺されるということなのです。
 私たちは、人殺しに繋がる基地建設は絶対に止めなければならないと決意しております。
今回問題になっているキャンプ・シュワブ内の文化財遺跡調査は、防衛庁主導のもので最終的には文化財を破壊し埋め立てることを前提とした調査です。私たちは、このような調査を認めず、文化庁主導の文化財を保護するための調査を求めているのです。
基地建設に繋がるすべてのことは、止めなければなりません。海の上で止めてきたように、陸の上でも止めなければならないのです。名護署の警察官には、「あな
た達が県民を守る覚悟をしない限り、今後、名護署は良心囚でいっぱいになるでしょう」と伝えてきました。
今回の逮捕によって、私を非難する人もいます。しかし、その数をはるかに上回る人々が支持と連帯の挨拶を届けて下さいました。辺野古の闘いが、本当に多くの方々に支えられていることを改めて体感することができました。
皆様の敏速な動きに、深く感謝申し上げます。檻の中での生活をわずかでも経験すると、ともすると卑屈になって、皆様に謝罪しなければならないという気持ちも湧いてきてしまうのですが謝罪はいたしません。謝罪するべきは名護署であり、基地建設を強行しようとする勢力だと信じるからです。
しかし、動いて下さった皆様には、深く頭を垂れて感謝をしたいと思います。ありがとうございました。今後とも、連帯をよろしくお願いいたします。
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> 2006年9月28日

釈放されてよかったですね。