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高校の未履修問題を考える

引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=0000000002854

この問題の本質は必要性のない大学選抜入試制度が必修課程の必要性を歪曲している。
H岡 S良
2006-11-02 20:40

この国は、みんな誰が責任者で誰(個人)が責任を取って事件を収拾するかが問題になり、組織として指示命令関係で任務を負う現場も個人責任で責任を負わせることばかりに汲々として、組織は責任として、その責任のありかが問われずじまいで終わり、真の原因が何で、どのような改善をして、同じ失敗を繰り返さない方法は何かを追求し改善点を見つけ改善することをしません。例えば、必修科目未履修問題でも、大学受験生の負担軽減策だけに矮小化して、学校運営をすべき当局(文科省)の責任として、未履修になった真の原因とその対応は追及された形跡がないのです。特に文科省の責任は少子化社会になって、大学全入してもいい時代に、いまだに大学選抜入試制度を維持しているこに問題があるとみています。私は、大学入試制度を全廃すべきとも思っています。また、入試対応のための単位不足に学生救済のため措置で70時間補習とかで終わりでは何と言う大岡裁判なのか面喰うばかりです。必修科目の取得が学校責任にあるにしても、基本原則は単位取得こそが重要なのです。単位取得済の学生も多数いるのですから、取得されていない学生は後期入試として時期をずらし、秋季入学することを前提に高校必修単位を得て、卒業してから、大学入学の手続きする道もあったはずです。何で春季卒業、春季入学の学制年度でなければならないか、その理由がわかりません。こんな、お目こぼしをする必要性はないし、学校は学生に履修させてこそが学校なのですから、学校には履修されていない者を卒業させる権利はなく社会の害毒です。学生の保護者にはお気の毒ですが、学校を大学の予備校にした元凶は私たちの社会(保護者も含む)そのものです。学ぶべきは、失敗学会 会長の畑村洋太郎先生の著書にある通り原因はその背景にあるです。みんなで渡れれば怖くない赤信号の論理の未履修問題の解決策に異議ありです。

本当は、学校がおかしいことは、気が付いています。小、中の学習課程でも、きちんとすべての生徒が履修されていなくても進級させてたり、卒業させているのです。高校での必修履修課程にしても、状況によって授業編成を変更しているのは、実情です。また、進学の必修科目でないことで、より大学の予備校化していることも事実なのです。私も、例えば、世界史で古代文明でエジプトの歴史を習うが、それが現代社会の接点なのか、何か、と言えば何もなく、寧ろ、パレスチナ問題でのイスラエル建国と第2次世界大戦の戦後処理の方がより接点が深い、と言えます。もちろん学術的には、イスラエル建国は古代エジプトやペルシャやその後のロ-マ帝国時代の歴史が影響しています。また、世界史で南アフリカのボ-ア戦争とアパルトヘイトなどのようにアフリカ諸国、南米・豪州あるいは北米における原住民との争いなど数々の世界史があるのです。でも、そんなこと全部は教えません。せいぜい、世界史の中で欧州、中国史が中心でその他の地域でイスラム世界・インドぐらいなものです。だから、世界史が必要ないといえませんが、現代世界との接点が重要なのに、年度末の授業で現代との接点の多い、前の日中、太平洋戦争と第2次世界大戦とその後、歴史について今の学生がどれだけ分かっているのか疑問です。だから、必修履修課程と雖も、必ずも必要必須のものを学習させているのではないとも言えます。歴史を古代、中世、近世、近代と教えていることの逆方向で現代から古代へと教えてもよいとも、思っています。そのように、必要必須でないものもある必修課程の見直しも必要だろうし、
大学入試制度を廃止し、大学全入と大学入学後の6ヶ月間の入門カリキュラムとしての学生適性度チェックから専門分野割付制の入学生交換制度で希望大学進学制にすべき、と思う。大学入学後に専門教育や学術的教養を向上をする学生本人が精進して履修して卒業すべきで、そのときの大学卒業資格試験を厳格にして、卒業させるべきです。高校にしても、大学にしても入学選抜試験に重きにおき、卒業資格試験を軽んじている現行の学校進学制度こそ問題なのです。だから、高校の多くの進学校と言われる学校が裏カリキュラムを作り、大学進学に専念して、単位習得させて履修させ、高校生に必要な生活知識と技術を見に付けさす事が疎かにになり、未履修問題に発展した、と言っても過言ではない、と言えるのです。元凶は私たちの社会が大学進学入試制度を廃止して、真に勉学を志、学業を以って、世の中に貢献できる学生を育成することです。大学に進学する者を養成するのでは、ありません。このことの問題はいじめ問題でも同根の問題であることも付け加えます。さあ、この問題の背景となる原因が見えてきたのです。日本社会は大学入試制から大学卒業資格制度に切り換えれるかという分水嶺を切り拓けるかが、問われています。

オーマイニュース(日本版)より

長い。要点を簡潔に書く。以上。


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