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「匿名」ができるブラウザ登場
引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000001979
Torは米国政府公認の匿名システム
三田 典玄
2006-10-01 21:19
TorParkという当たらしブラウザをご存知だろうか?
このブラウザは以下からダウンロードでき、無料で使うことができる。
http://www.torrify.com/index.php
通常、ブラウザでネットサーフィンをしていると、Webサーバ側ではそのログ(記録)が取られている。そのログを解析すると、簡単に、誰がどのページをアクセスしたか?ということがわかる。
特に、その情報のうちで、隠しようがなく、かつ、重要な情報が「IPアドレス」だ。このアドレスは、全世界のコンピュータに個々に振られているから、これを解析するば、まず間違いなく、どこからこのWebページがアクセスされたか、ということがわかってしまう。
しかし、TorParkブラウザを使うと、このIPアドレスの情報を、いい加減な情報に変換して、サーバのログに入れてしまう。つまり、Webサーバのアクセスに関して、完全な匿名が実現される。もちろん、日本語も使うことができる。
そして、このシステムに使われている「匿名化システム」は、なんと、米国の政府のお金でまかなわれていた「Tor(トア)」というシステムだ。米国では、匿名で発言する権利も、米国民の権利として保証されている。そして、このネットの時代に、ちゃんとそれを保証するために、Torはできた。
Torのホームページ:
http://tor.eff.org/
そして、現在、Torは政府のお金で立ち上がったものの、現在は民間の基金で運用されている。
匿名ブラウザは、組織内告発など、正当な理由がありながら、その意見や事実を、立場上、匿名で出すしかない、という人の言論の自由を保証するためにできた。
あなたも、自分の会社の内部告発に、このブラウザを使ってみてはいかがだろうか?
いい加減な情報ってw さすがにその表現はないでしょう。完全な匿名というのも「事実上の完全な匿名」という表現がより正確だと思います。図解で解説してくれているページもありますので詳しく知りたい方はどうぞ。暗号鍵関連の小難しい数学(素数関連)をとばせば何となく理解はできると思います。
「学校で学ぶ数学って何の役に立つの?」ってこういうところで役に立っています。よくわからないものをよくわからないまま使っているととんでもないことになることもありますので、気になったらちょっと調べてみるくらいの努力は必要じゃないかなと思います。