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オーマイニュースの10年後

引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000002963

市民全方向参加型ニュースサイトは実現するのか
I川 T夫
2006-11-09 08:03

 韓国発の市民参加型ニュースサイト「オーマイニュース」が日本に上陸し、「創刊宣言」が出されてから早くも2カ月が経過しました。まだ2カ月ではありますが、今この時に創刊宣言に照らしてオーマイニュースの10年後について考えるのは後述するように、当を得たことに思えます。

 というのも、オーマイニュースと市民記者またオピニオン会員とは、「この記事にひと言」欄の最適な運営方法をはじめとして、市民全方向参加型ニュースサイトのあり方とはどのようなものであるべきか、「今、大いに悩んで」いるからです。

 【ご意見募集】「この記事にひと言」欄についてという記事のコメント欄をきっかけとした議論が続く中、ある市民記者は「この種の議論は、テーマ設定それ自体が不毛の論争に終始するだけで、限りある紙面を割いてまで掲載することなのか?」「キャッチフレーズであった市民記者の発掘よりも、編集部による他のメディアからの受け売りやツマラナイ(失礼)所見記事が紙面を占め、がっかりすることが屡(しばしば)ある」と苦言を呈しました。もっともなことです。

 オーマイニュースはニュースサイトであって、2カ月が経過した今、すでにその機能を十全に果たしてしかるべきなのですが、残念ながらまだ立ち位置そのものがはっきりしていないようにも思えます。

 では、オーマイニュースの立ち位置はどうあるべきなのでしょうか? 創刊宣言に照らして、またオーマイニュースの核心となるコンセプトである「市民みんなが記者だ」というビジョンのもとに考えれば、市民全方向参加型ニュースサイトというのがその立ち位置でしょう。

 この全方向参加というスタンスは、すでに「伽藍(がらん)とバザール」により、市場モデルとして実効のあることが明らかになっているという強みがあります。

 「伽藍とバザール」とは、Linux界のスポークスマンとして知られるエリック・レイモンド氏の論文の1つで、「伽藍方式」すなわちカテドラルまたは寺院のようなカーテンの下ろされた場における、少数の選別された知による生産的行為は、「バザール方式」つまりあたかも市場のようなガラス張りの場における多数の玉石混交の知による生産的行為に道を譲ることになる――というものです。

 Linuxは、そのようなバザール方式によって開発が進められた結果、当初、多くのアナリストや技術者たちからその成功の見込みを危ぶまれていました。にもかかわらず、実際にある程度の(プロジェクトの当初の規模からすれば、かなりの)成功を収めました。実際、業界最大手の巨大企業であるマイクロソフトさえその存在を無視できないまでの勢力を、少数の囲い込まれたエリート技術者の一団ではなく、世界中に散る市井の技術者のネットワークが作り上げたのです。

 これは、ほとんどすべてのIT技術者にとって痛快な話ですが、オーマイニュースがニュースサイト界で成し遂げたいことはまったく同様のことです。創刊宣言のその冒頭にあるように、「ニュースが生み出される方法、消費される過程を含めて、ニュースの仕組みを根底から変」え、「これまで傍観者、あるいは情報提供者にとどまっていた人々がニュースづくりの主役」となり、「新聞社のゴミ箱に捨てられていた読者の投稿、胸に秘められていた想いなど、これまでないがしろにされてきた~声を~大切に」する「日本で最も自由なメディア、ニュースを通じた市民参加の『プラットフォーム』になる」とうたい上げている通りです。

 では、そのような高邁(こうまい)な理想を掲げて船出したはずのオーマイニュースが、なぜ今、大いに悩んでいるのでしょうか? コメント欄における穏やかながらも忌憚(きたん)のない意見交換や、匿名による記事およびコメントの投稿を認めるのはいかがなものかという声がある一方で、コメント欄の辛口の批評には耐えられないという声もあります。

 こうした要素がともにバザール方式による情報の集積や純化、構築を阻害していることは否めません。しかし、真の問題はもっと別のところにあります。

 オーマイニュースのPV数の推移を見れば、真の問題はむしろ、オーマイニュースそのものの存続と関係のあることが分かります。そして、ここで注目すべきなのは今のPV数というよりもむしろ、サイト公開時のPV数の急激な増加とその後の急落です。

 当初示された世間からの注目なり関心なりが冷めてしまったのはなぜでしょうか? 「初日にアクセス数トップを飾った記事は、2ちゃんねらーによるネタ記事であった」(Wikipedia)ことや、「匿名の中傷に危機感-嫌韓流に苦悩の船出」と評された毎日新聞の記事で指摘されている点などが関係しているのかもしれません。

 しかし、ブログ「ガ島通信」はこうした点を総括した上で、「そもそも、オーマイニュースは市民記者による、市民記者のメディアのはず。にもかかわらず、市民記者の記事が低レベルなまま放置されているのはなぜか」とも問いかけています。「市民記者の記事が低レベル」だから読者離れが起きたという指摘。これはわたしたち市民記者が厳粛に受け止めるべきものでしょう。

 しかし逆に、これらのオーマイニュース批判には、実はオーマイニュースが一転して躍進することをも可能にするカギがきちんと提示されています。それは実は簡単なことで、批判とは逆の手法を取ればいい、ということです。

 例えば、2ちゃんねる関連の記事や嫌韓流な記事も載せてみる。しかも、それを「ひと言」欄によるやり取りでさらに補足したり、修正したり、発展させたりする。そういう流れの中で別の市民記者による関連記事が出る。それをまた「ひと言」欄でさらに鍛造していく――というバザール手法の徹底的な導入がそれに当たります。

 結果として、先に挙げた一個人によるコラム以上のものが(時間はかかるとしても)でき上がるはずで、最終的に「この問題に関する集積された情報は、オーマイニュースに行けば見いだせる」ということになれば、誰もわざわざ外部のソースを見に行くことはしなくなるでしょう。これによって、分散していたPVを一挙に集めることが可能になります。

 もし実現するなら、これはわたしたちのすべてにとって痛快な話ではないでしょうか。対2ちゃんねる・ブログ・SNS、いや対既存ニュースサイトという枠組みさえも超えた、本当の意味での市民全方向参加型ニュースサイトによる、偏頗(へんぱ)のない総合的な情報の価値ある集積が実現するからです。

 ただ、これを実現させるためには3つのことがどうしても必要です。まず第1に、編集部は本当に問題のあるコメント以外のすべてのコメントを匿名で広く容認すること。これにより、より多くの偏りのない情報を集めることが可能になります。第2に、個々の記事は市民記者による完全無欠の原稿に、編集部が最終的な校正を加えて完成された生成物であるという伽藍的指向を破棄して、掲載記事をたたき台としての1次的生成物とみなすということです。そして第3に、「ひと言」欄のやり取りはS/N比(“ノイズ”の割合)を減らすためにも穏やかな口調を心がけるのが最善でしょう。

 そして何より重要なのは、良記事を載せるためにみながよろんで共同するという、Wiki編集にも似た作業と意識との確立です。創刊宣言通り「小学生……フリーター、主婦……に至るまで、何か新しいニュースを持ち、それを他の人々と共有したいと思う人であれば誰もが記者になれる」のであるのなら、それをそのまま校正して載せて終わりでは、個人ブログとなんら変わりはありません。当然、収益モデルとなれるはずもなく、ニュースサイトとしては10年後どころか数年後であってもとても生き残れません。

 創刊宣言は続きます。「これまでのニュースづくりは、職業記者の特権のようなものでした。しかし、インターネット空間に市民が参加するようになって、これまで当然と考えられてきたさまざまなものと決別できるようになったのです」。

 もし、わたしたちがこれまで当然と考えてきた伽藍な路線と決別し、市民記者の記事をただそのまま載せる学級新聞的ななれ合い路線とも決別し、真にバザールのような活況を呈する場を提供できるなら、オーマイニュースは創刊宣言で言い表された理想をも超えた大化けが可能なように思われます。これまでなされてきたさまざまな批判や議論、問題提起さえ、すべてがそのための単なる前座であったということになるでしょう。

 10年後に、いや数年後に、大手新聞社がその存在を無視できず、市民記者と市民の生の声とを引用するようなニュースサイトとなれるのかどうか。わたしたちはオーマイニュースの次の1歩を期待して見守ります。

オーマイニュース(日本版)より

この記事についたコメントは41件。

41 IT夫 11/22 15:27
Web2.0
http://www.sophia-it.com/category/web2.0.jsp

(5)ユーザ参加
従来のWebでは、情報提供側と提供される側との間に明確な境界線が引かれていた。これに対してWeb 2.0では、開発やコンテンツの制作などにユーザが積極的に関わることによってサービスそのものを成立させる。代表的なサービスとしては、ブログ、mixiなどのソーシャルネットワーキングなどが挙げられる。

(6)根本的な信頼
従来のWebでは、コンテンツは著作権によって、テクノロジーは特許によってという風に知財が管理される志向を持っていた。これに対してWeb 2.0では、情報を享受する側に対して根本的な信頼を寄せることにより、人間の知そのものを共有すると共に、それを相互に発展させて行こうとする志向を持つ。代表的なものとしては、Wikipediaやオープンソースなどが挙げられる。

#この記事は ひらりん氏のコメントを受けて書かせていただいたもので
 あの たろちゃ氏をはじめとする人々が目指していたものと
 かなりの程度かぶる概念なのではと感じています。
 簡単な言い方をすれば
 コメント欄はとりあえず何でもあり状態を続けることにより
 記事本体を含めた情報の淘汰/選別/純化/充実化が促進される
 という考え方でした。
 (この実験誰かするときっと楽しいです :-)

40 IT夫 11/22 15:26
バザール方式
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%83%AB%E6%96%B9%E5%BC%8F

特に、インターネット上での創造活動に有効な手法で、参加者を特定しないこと、参加者の独自性を尊重すること、階層的な組織ではなく個人が中心となったルールや命令系統の少ない方法で進められるのが特徴である。…また、特徴として、開発の初段階からすべてを公開し、開発の途中経過もほとんど公開する。「早めのリリース。しょっちゅうリリース」が基本になっている。そのことで、開発の過程に多くの目が入ることが出来て、それが開発の速度を加速するし、早い段階で多くのテストを受けるので完成度が高くなる。

39 編集部・朴(てつ) 11/22 01:35
I川さんが言っている「バザール」というのは、ウェブ2.0とほぼ同じ意味だと考えてもよろしいですか?

38 IT夫 11/21 15:59
とりあえず

・市民記者交流掲示板を作る
・市民記者目録を作る

と宜しいような気が少し
(お互いの立ち位置が見えていた方がいいような

#自分用の目録は随時更新中です…
 http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=12624807&comm_id=1369613
 2ヵ月後にはこの記事の続編が続きます…

37 IT夫 11/17 22:39
#最後のコメント、本当にお疲れ様でした…

記者証だけでもいただけるそうなので助かります。:-)

#あとは自己責任という感じと推断…

36 江戸者 11/17 11:17
#18にて、Iさんは、名詞が欲しいというコメントが、ありましたが、う〜むと悩むところです。市民記者がオーマイの名詞を使って取材をしたらクレームはオーマイに行きます。不法な取材や強引な取材を行ったとき、あるいは市民記者が取材中に被害にあったとき、オーマイはどんな責任がとれるのかまったくもって不明です。ま、実際の所、まったく責任をとらないのが本筋だとは思いますが、その点の注意換気もなされていないのが現状でしょう。今回、記者証を発行するようですが、その点の配慮がないところが心配です。さて、オピニオン記者の寿命も後少し。これが、最後のコメントになりそうです。

35 IT夫 11/17 02:52
レスに深謝です。:-)

とりあえず封印扱いですが
先の自レスにある2ヵ月後の記事の仕込みもしております…
http://ameblo.jp/pasosavi/entry-10020054724.html

#本当は「匿名オピニオン会員復帰までの長い物語」みたいな
 読んで元気の出る記事を書きたいと願ってはおります…

34 椎名 11/17 01:46
もしも匿名オピニオン復活の時が来たとしても、その復活に気付けるかどうかが心配な今日この頃。

10年後にOMNが存在しているかどうか、存在してたとしてその存在を自分が認識しているかどうかいろいろ不安です。

33 IT夫 11/16 10:38
#そうそう件の記事が漸く掲載されました…
 http://www.ohmynews.co.jp/omn/News.aspx?news_id=000000002734

32 IT夫 11/16 10:19
レスに深謝です…

#実は10年後というのは
 「Windowsの10年後」という投稿予定記事にかけておりました…

別スレでも書きましたが
2ヵ月後にこの記事の続編を投稿予定です…

オーマイニュースの10ヵ月後(仮タイトル名)
システム改変がもたらしたものと今後もたらすもの(仮サブタイトル名)

31 てんぷる 11/15 20:47
>「これまでのニュースづくりは、職業記者の特権のようなものでした。しかし、インターネット空間に市民が参加するようになって、これまで当然と考えられてきたさまざまなものと決別できるようになったのです」

どうも別記事では、編集部自身が「特権」意識を払拭できてない事が明らかになりつつあります。
10年後どころか、年越しすら本気で夢物語に思えてきた…

30 武咲世 11/15 03:35
編集者
「ではオーマイはレベル的に見て中位くらいなのではないか?」

市民記者
「そのようなことは市民記者 は到底受け入れられませんが…」

オピニオン記者A
「受け入れる入れないという話ではなく、現実をありのまま分析するということがオーマイには必要なのです」

オピニオン記者B
「本来ならばオーマイの身の丈にあった運営をしていればサイト規模でみても
レスポンスを上げ、記事のバランスを保ち、
セキュリティーを強固なものにしてそれなりのサイトにできたはずなのですが」

編集者
「………でも到底受け入れられませんが。今後の10年を見ていけば違う局面になるはずなんです」

オピニオン記者B
「お気持ちは十分わかります。しかしオーマイ編集部の実力で
大量のPVを獲得、維持できますか?
個人情報を完全に保護できる体制を実現できますか?
現オーマイ編集部に安定した信用がありますか?すべてはNOです…。
10年後は「願望」なのであって「現実」ではない。今正しい運営をしなければ正しい10年後はないのです」

編集者「それでも我々は10年後を信じたいのです」
(会場・市民記者拍手)

29 IT夫 11/15 01:04
レスに深謝です。:-)

そうですね…
「これからが本当のオーマイニュース」
ということなのかとも

一つだけ確かなことは
このコメント欄をオーマイニュースはそれなりに重宝がっていて
もし今後、どの記事もコメント欄で閑古鳥、などという状況は
少しも望んでいないということです。

コメント欄で閑古鳥鳴く

呼びかけや要請

鳴きやまず

数ヵ月後?コメント欄の一般公開???

#遅きに失しなければと願うのみです…

#というか…
 「この記事は論争中」に
 この記事が返り咲いているのはなぜなのでしょう???

28 国民記者 11/15 00:48
僕がちょこちょこ別の記事のコメントに書いてたようなことは、とっくにI川さんがこの記事で書かれていたのですね。いまやっと気付きました。
I川さんの記事に、全面的に同意致します。

最初、「ニュースのたね」はそういった一次生成物のつもりで置かれたのかと思ってましたが、そうでなければ何の意味があるのかと思います。
I川さんのおっしゃる通り、可能性を閉ざす方向に向かってるのが残念です。
僕は最初から記事を書くつもりはなく、コメントでならある程度貢献できるかと思ってたんですけどね。

27 スナギモ 11/15 00:45
10年どころか実質、来週にはなくなるみたいですね。

26 IT夫 11/11 07:40
レスに深謝です。:-)

面白いサイトになる可能性…そうなんですよね…
少なくとも他所様に決して引けを取らず勝算もあったはず
他所様はここほど素で記事を載せたり誰でも記者になれたりはない
これをコメント欄とうまくコラボさせればいいだけなのでは…

#コラボさせても誰にも不利益はないと思うのですが…
 (というかツッコミがいないというのはどうかと

小生は韓国人や中国人や台湾人の友人が多数いる関係で
基本的には親韓親中親台なのですが
韓国と同じ市民運動をここ日本で起こしましょうということであれば
大変申し訳ありませんが小生は静かに去るつもりではおります…

そうでなくまずビジネスありきであるのなら
数ヵ月後ないしは半年後にでも本件を再考する必要があるかもと
つまり佐々木氏がご進言されておられる通り
日本のネット界には日本のネット界に合った戦略があろうかと

#また2ヶ月したら記事を書きましょうか… そうしましょう…

小生的には編集局との温度差はあまり気になりません。
(強いて言えば新聞社に勤めているような感覚かもです
ただ、市民記者の一人としてこの場の存続には関心があり
はっきり申し上げて、コメント欄をこれまで通り沸かせることは
(良きにつけ悪しきにつけ
市民記者だけでは全く不可能かと

すべては数ヵ月後ですね… 皆で時の出す答えを待ちましょう…

25 X 11/11 04:06
>石川記者
この記事の翌日にオピニオン読者粛清宣言とは。
まるでI川記者をあざ笑うかのような仕打ちですね。
17日以降は私はオーマイに来ることは滅多になくなるかと思いますが、またどこかでI川記者の記事を読ませていただきますね。


ところで、みなさんすでに気づいてらっしゃるかと思いますが、SBのバナー広告はすでに消えています。SBからの資金援助が途絶えたので、必死にヨイショしてるところかと思います。
個人的には、孫正義氏の記事に編集部員が親戚総動員でヨイショしなかったのがまずいのではないかと思います。

24 yonemura 11/11 01:05
>22
どうやら最悪の決定がなされたようですね。
いくつもの選択肢があったでしょうにw

本物の電波どもが本格的に跋扈しはじめると、
反日電波記事+韓国マンセー記事ばかりになり、
そうなるとあまりにもSoftBankのイメージダウンになってしまいます。
そうなったらSoftBankからの資金援助も終了するというのがわからないのでしょうか?
全く編集部の人たちはサヨク脳に侵されていて状況がまったくわからないとしか思えませんね。

数ヶ月後、遅くとも半年後にはオーマイ日本版の終了が聞けることと思いますw
おそらく舵取りはもうできないのでしょうね。このまま終了まで突き進むのでしょう。
面白いサイトになる可能性もあったのに、自ら潰してしまうとは愚かな人たちです。

23 編集部平野は3歳児かね? 11/11 01:04
http://opendoors.asahi.com/ronza/story/

じっくり読みました。編集部としては「ルールは変えたい」が大前提だったということですね。佐々木さんの仰ること、私には良く理解できるんですが、内部からの批判は想像しているよりかなり強いようですね。

今後、佐々木氏も身を引く可能性があるのではないでしょうか?

22 IT夫 11/11 00:14
レスに深謝です。:-)

とりあえず舵が切られましたね…
http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000003023
(#45で発言しました…

次は数ヵ月後か数年後か…
このままでは終わらないのではと小生的には推断します…
(PVという至上命令に逆らえる商用サイトは存在しない

21 スナギモ 11/10 11:55
10年後はちとスパンが長すぎますね。
2ヶ月でコレなのですから。

結局の所、オーマイニュース自身が立ち位置をはっきりさせないのが一番の問題のような気がします。
佐々木氏とそれ以外の編集部員の温度差も激しいようですし、編集長に至っては飾り以下ですからね。

いっそのこと「プロ市民みんなが記者だ」と書かれれば納得するかな、と。

20 ひらりん 11/10 11:19
16 Mintさん
ご指摘ありがとうございます。
書き込んだのは昨日の情報でした。
わたしはつい本屋さんで買っちゃいました。

19 IT夫 11/10 11:08
#しまった誤字訂正…
 第3行目 乗った→載った→掲載された

18 IT夫 11/10 09:58
余談:
先日、某所で取材活動をしようとしたところ、
名刺を交換できずに大変歯痒い思いをしました…
記事が実際に何本か乗った市民記者には
名刺の支給をお願いしたいのですが…
(まさかそれぞれが異なる名刺を自作するわけにもいかず

17 IT夫 11/10 09:57
レスに深謝です。:-)

早速佐々木氏にメールをお出ししました。

(以下メール本文抜粋)
---------------------------------------------------------------
表題の記事を執筆された佐々木様に、
http://opendoors.asahi.com/ronza/story/
ひと言御礼を申し述べたく、メールをお送りしました。
この機会にご挨拶と共に、
謝意とエールとを佐々木氏にお伝えいただければ幸甚です。

当方は単なる市民記者の一人なので、
(つまり本業が別にある
オーマイニュースそのものをどうこうという考えはありません。
他の多くの市民記者が恐らくそうであるように、
その場に居づらくなれば、他所へ行くことでしょう。
もっと言えば、左であれ右であれ、
自分がそこに投稿することによって
同じ穴の狢と見られるのであれば、即刻別所へ行きます。
本当に中立的な場において、
ただ事実を知りたい、論じたい、考えたい、報じたいと思っております。
どうぞ佐々木氏に、オーマイニュースがそのような場となるよう
引き続きご尽力いただきたい旨、宜しくお伝えください。
---------------------------------------------------------------
(以上メール本文抜粋)

余談:
もし小生がハングッサラムでハングッに住んでいたなら
まず間違いなくこの場には参上しなかったでしょう…
(呉代表様、大変申し訳ない…
一方で、日本で市民メディアというビジネスをしようということであれば
生業も絡めて書きたいこと叫びたいことはあるので
喜んでお世話になりたいと思っております。:-)

※筆者注:한국사람(ハングクサラム)、한국(ハング)。サッカーワールドカップなど国際試合で韓国応援団が「テーハミングック」と声援を送っているのは대한민국(大韓民国)です。

16 Mint 11/10 09:32
>>15

http://opendoors.asahi.com/ronza/story/

に変更したほうが良いようです。編集の都合でファイル名が変わっています。

初めて読みましたが、ネットが「場」であるとか、編集がオープンに行われるべきとか。
私が、今まで編集部に感じていた「もどかしさ」を明確に表記した文章ですね。
10年が半年くらい縮まったかな。

15 ひらりん 11/10 08:51
すでにあちこちで紹介されていますが、こちらにも。

「市民ジャーナリズムは、混乱と炎上を越えて立ち上がるか」
http://opendoors.asahi.com/ronza/story/index.shtm

 朝日新聞の「論座」12月号で佐々木俊尚氏がオーマイニュースの内幕?をかいています。
 まずは平野編集次長が「ひと言」欄運用に悩む場面から始まり、「編集プロセスのオープン化」、「玉石混淆を前提にした母集団の拡大」、等を論じています。この記事を論ずるための資料になるのではないでしょうか。

14 おたきち 11/09 22:45
>5 yonemura 氏
>その方法は簡単で、何度も言っていますが「ペンネームを認める」それだけです。
>これだけでBlogに飽きた質の高いネット言論人が集まってきますよ。

珍しく(?)yonemura 氏の意見に全面的に賛成です。
新聞の投書欄にサラリーマンからの投書が少ない、というのを聞いたことがありますし、実際に見てみても、そのように思います。日本の社会はまだまだ、政治的・社会的な発言をする人を色眼鏡で見る傾向はある、と思います。一部理解のある(?)職場や主婦などは別かもしれませんが、実名で記事を書くことへの躊躇はやはりあります。
ペンネームでも、編集部で身元を確認した上で、固定ハンドル名を認めるのであれば、OhMyNews内では発言の一貫性というものが問われますので、決して無責任な発言(記事)になることはないと思います。
編集部としては、その辺のところをご一考くださいますよう、お願いします。

13 知足 11/09 17:39
「少数の選別された知による生産的行為は多数の玉石混交の知による生産的行為に道を譲る」という言葉に惹かれました。以下の拙文を思い出しました。
◇学会や著述業界などを相対化するような時代
http://blogs.dion.ne.jp/hirokuri/archives/2896389.html

http://medialiteracy.blog76.fc2.com/

12 カツヤン 11/09 16:19
赤旗みたいな形で生き残ってるんじゃないの。

11 ニーノ 11/09 15:21
5:yonemura(norma1)さんの意見に同感。

誰が書こうが、正しいことは正しい。素人の記事をネット上で添削しているようでは、だれも読みに来ません。実名表示を錦の御旗にすれば、閑古鳥が住むでしょう。

まぁ、記者の多くが素人だと思うからか、新聞記事ならば疑いを持たずに読んでいた物が、ここのおかげで「この記事本当かしら」と思いながら読むようになりました。論理や事実確認の甘い記事というのは、反面教師にはなってくれますはなぁ。すぐに飽きると思いますが。

強者ひしめく2ちゃんねるには投稿なぞ思いもよらぬ「ニーノ」ではありました。

10 たろちゃ 11/09 13:17
>>4
はて?
匿名により偏るという理屈がさっぱり理解できないのですが、それはある特定の思想を持つ人は匿名を好み、それ以外の人たちは匿名を好まないという主張なのでしょうか?
具体的に匿名によってどのように偏るのかをご教示ください。
2chやここのひと言欄がどのように偏っているのですか?
右側の記事に対しても左側の記事に対しても同じように「それはおかしいのでは?」と返しているように僕には思えますが。
例えば
http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000002709
では「国旗を見たから自然に国歌を歌った女学生に感心した」に対してこれはおかしいのではないか?と言った書き込みが多数見られます。この記事は僕が見る限りではけっこう右よりな意見を書いている(OMNにしては珍しい)記事だと思いますが、匿名オピニオンは左側の記事だけでなく、右側の記事に対してもおかしいと感じることはおかしいといっていますね。
単純にOMNには左側の記事が多いから、「左が抑圧されている」と感じてしまっているだけなのでは?

抽象的感情的な話ではなく、ぜひ具体的にどこがどのように偏っているのか、そしてそれが匿名による弊害であるという根拠を提示してください。
あれ?それとも>>4氏がいいたい「偏り」とは右左というものではないのでしょうか?
どんな偏りなのかきちんと書いてくれないとお話になりませんよ。

9 IT夫 11/09 13:11
余談:
小生は件の茶話会には参加できないのですが
(時間がないのです…
 今日もこれから某病院の院内ネットワークを見に行きます…
ご参加される方はぜひレポートをお願いいたします。:-)

「記者は見た-茶話会から知るオーマイニュースの1年後」とか

#ついでに踊り子皆の報酬を
 大盤振る舞いなスポンサー様にお願いして
 もうすこし上げてくださるようにもどうぞ宜しく(なんて

8 IT夫 11/09 12:10
(つづき)

もう少し率直に言えば
オーマイニュースの生き残りを前にして
市民記者は舞台の踊り子の如く非常に立場が弱い…
とはいえオーマイニュースがそれこそ数ヵ月後にでも失速閉鎖するようなことがあるなら
舞台そのものがなくなるという現実の可能性があります…

そんな短期的な狭い視野から物事を見ずとも
長期的な広い視野から見ても
これは市民が全方向から実際に参加している場なのだという自覚
自分の踊りが人を集めなければならない舞台上で衆目に晒されていて
自分が決してトリであろうはずはなく恐らくはサラなのだという現実の直視が
まず市民記者の側にありきだということが一番の論点です。
最終的に皆でトリを飾ることは可能だと考えます。:-)

ただ、そのためには記事にも書きましたが
なんというか、その…物言いにはお互い気をつけましょう。:-)
(特に子供や女性や年配の方々には優しく

#他所様の市民ニュースサイトを越え
 大手ニュースサイトを唸らせるには
 恐らくこれしか道がないのでは

 この機会にコメント欄の批判を恐れている市民記者の方々にも
 同僚としてエールをお送りさせていただきます。:-)
 (もしココログへ行くとしてもオーマイニュースにまた遊びに来てください

7 IT夫 11/09 11:55
記事を執筆したIことI川です。いつもお世話になっております。

#やはりこちらの記事が先に出ましたね…
 アメーバニュース関連の皆様、また先の記事の続きに関心をお寄せの皆様、
 どうぞ今暫くお待ちください…

#元原稿を見たい方はこちら:
 http://ameblo.jp/pasosavi/entry-10019634735.html


ところで
匿名=2ちゃんねるという前提はなんとも…
小生がお伝えしたかったことを補足すると
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%83%AB%E6%96%B9%E5%BC%8F
「リーナスが取ったのは、「参加者は大事な財産」という態度である。参加者には、単なる利用者であったり、問題点を指摘してくれる人であったり、開発に参加してくれる人まで含む。それぞれが色々なレベルで色々な形で、プロジェクトを推進してくれる。単なる利用者も、利用者が増えると言うこと自体がプロジェクトをサポートすることになっている」
匿名であっても参加者は大事な財産だという

別所のコメント欄でも書いたのですが
匿名性を排除すれば明らかにある人々はいなくなり
それはオーマイニュースの生き残りにとってどうなのか
ということを小生は商業ベースという面から心配しています…
さらに言えば、実名を出したくないと言っている人々に
実名を出せと迫ること自体がどうなのかと
集合知の好例であるWikipediaでさえ実名とは無縁ですし…
(匿名実名と発言の質の関連性は実は厳密なものではない

(つづく)

6 jichan 11/09 11:11
>>4 wogeさん
ちゃんと記事を読んでからコメントしてください。
記者はオーマイニュースを匿名の掲示板にしようと言ってるわけではありません。

5 yonemura 11/09 11:01
小学生や主婦の意見を読みたい人は少ないと思います。
というか、そんなものはBlogでいくらでも読めるのですから。

私は逆に、質の高い意見を集める以外に存続の方法はないと思います。

その方法は簡単で、何度も言っていますが「ペンネームを認める」それだけです。
これだけでBlogに飽きた質の高いネット言論人が集まってきますよ。

方針としてその可能性を示しながら、決断も出来ないオーマイ編集部の思い切りの悪さにはあきれています。

4 woge 11/09 09:24
>まず第1に、編集部は本当に問題のあるコメント以外のすべてのコメントを匿名で広く容認すること。これにより、より多くの偏りのない情報を集めることが可能になります。

これはまったく反対です。
匿名を許容することにより、「偏りのない情報」どころか、ますます情報・思想がある方向に偏ってくる。
それは現在のコメント欄・2ちゃんねるを見れば明らかです(少数派は「炎上」を恐れて本音を吐けなくなる。匿名が、逆に言論の自由を抑圧するのです)。

また、2ちゃんねるの管理人がほとんどすべての裁判で敗訴しているように、匿名の掲示板は時代遅れなのです。オーマイニュースは法人なので、訴訟リスクにも耐えられません。
もはや、2ちゃんねるは「モデル」ではありません。

バザールは売っている人の顔が見れるから安心するのであって、顔を覆面で隠して物を売っている人は、あまりいないと思いますが。また、そんなところでマトモな物を買う人が多いとは思えませんが(何を売られるかわからない)。

3 まさしくんはい! 11/09 09:19
中々鋭い・建設的ないい意見だと思います。
後、私が現時点で気にしている点が事実を基にした記事以外の単なる意見や広告まがいのものが紛れバーリトゥード状態になっており、オーマイ全体の信憑性を損ねている気がします。
こういった物は排除ではなく以下のように記事と明確に区分・共存させるべきでしょう。

①事実を基にした記事ではなくとにかく自分が主張したいだけのようなもの
②ソフトバンク関連やセミナー開催といった広告としかいえないもの

①を「意見・オピニオン」②を「広告企画」といったカテゴリにまとめて放り込んでしまって事実をベースとした記事と明確に区別してしまうようにして「記事とはいえないこんなもの書くな!」という批判や記事との混同は避けるようにすればいいでしょう。

2 Mint 11/09 09:00
うーん、ネットの変革速度はドックエイジと呼ばれているように早いですから、タイトルの10年は1年程度でしょうね。

この記事の提言は的を射てますね。同じような志で私も記者してます。心強い意見、勇気付けられます。

再掲ですが、拙著です。
http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000002853

1 ごじらー 11/09 08:28
いいと思います。
ちなみに記者さんはオフ会に参加されますか?
是非議論してきて下さい。


オーマイニュース(日本版)に10年後はありませんでした。これが現実。

人物評は個人の好き嫌いが多分に入るので避けますが、この市民記者さんがとられていた個人ブログで元原稿を公開という手法はなかなかおもしろい試みだったと思います。素人記者の書いた原稿がプロの編集者の手を経て読むに堪える記事として紙面に掲載される過程をそのまま見せるというのは従来の新聞では不可能でしょう。ITのお仕事をされていた記者さんならではの発想だったと思います。


きれいなコスプレしてると中身にまで考えが及ばない場合もあります。

こんなコスプレの娘を目の前にすると「はぇ~、かわいいンゴねぇ」で思考がストップするのが普通。


6億円か。ソフトバンクからオマニーへの資金提供も6億円だねぇ。わりとずさんな経営をしてても3年(うち1年は精算会社だけど)はもってしまうすごい金額だよねぇ、あらためて考えると。