「無防備地域宣言」を推進している団体とは 1 ねなしぐさ はじめ 2024年6月18日 00:14 引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000003336「平和」の裏に潜む共産主義思想K埜 S2006-11-28 08:03【画像省略】「平和」という言葉は耳あたりがいい(写真はイメージ) 「無防備地域宣言にひそむ嘘」というタイトルの記事を投稿し、無防備地域を地方自治体が宣言できるとする法的根拠は一切存在せず、財産が守られるとする法的根拠もないと述べた。 今回はこの補足という形で、追記させていただきたいと思う。 まず、「法的に無効なのだから無視していればいい」という考えのもと、地方でこの宣言が採択されてもまだ国が傍観していたとしよう。 仮に法的根拠のないままであっても無防備地域宣言を行ってしまえば、他国に対して「この地域に武力は存在しません」とアピールすることになる。ということは結果的に「武力が全く存在しないが国際法で守られる法的根拠も存在しない、敵国にとっては最も占領しやすい地域である」ことを明示することと等しくなる。 また、「事前に準備しておくことで、有事に即対応ができるようになる」と言っている団体もある。それは、つまり平時から政府が統制を失うことを前提とし、いつでも占領されるように整備しておくと宣言することと意を同じくする。各地方都市それぞれが勝手にそのように行動すれば、自衛隊の軍事戦略を狂わせることになる。 例えば、いざ有事になり、その都市へ自衛隊を派遣しようとした時に、敵ではなく国民から「ここは無防備都市だから」と言われ、自衛隊の移動を妨害される可能性がある。これは日本の最低限の防衛機能すら脅かしかねない危険な行為である。 さらに、「自衛隊は憲法9条により軍隊ではないから、日本には軍はいない、だから地方で行う宣言は有効だ」と詭弁を言う団体もある。しかし、自衛隊は英語で「Self Defence Force」と表現されており、日本がどんなに否定しても外国からは軍隊とみなされる。 いったん戦争が始まれば外国が自衛隊を軍隊とみなす以上、地方自治体が「日本には軍隊はないから地方自治体である私が主体となって無防備地域を宣言する」と言ったところで何の効力もない。 仮に、日本政府がこの無防備宣言に基づいて無防備地域を指定したとしよう。そうなった場合ですら、問題が出てくるのである。例えば、ジュネーブ条約における無防備地域宣言の基となった、1899年制定のハーグ陸戦条約第25条「無防備地域、集落、住宅、建物はいかなる手段をもってしても、これを攻撃、砲撃することを禁ず」という条文に基づき、第2次世界大戦中、ドイツのドレスデンは無防備地域宣言を行った。 しかし、その宣言を無視したアメリカやイギリスの爆撃によりこの街の85%が破壊された。その上、その後アメリカとイギリスはこの件に関して戦争犯罪であるにもかかわらず一切裁かれていない。 このように、無防備地域宣言は過去にもたびたび無視されたり、またちょっとした反抗によってこの宣言を無効とされ、非戦闘員に危害が及んだケースが多く存在している。 まして、ジュネーブ条約を批准すらしていない、日本を仮想敵国としている北朝鮮や中国が、日本への侵攻時にこの宣言を守るとは到底思えない。これを宣言することは、すなわち敵軍を日本国内で活動しやすく整備する活動以外に何の意味も持たない。 これほどまでにデメリットに満ちた無防備地域宣言を各地で採択させようと活動する「無防備地域宣言運動全国ネットワーク」とは一体どんな団体なのか。 この運動について公安調査庁が1月に出した「内外情勢の回顧と展望」で、過激派左翼団体である「民主主義的社会主義運動(MDS)」が主導していると述べている。 MDSはその綱領で「われわれのめざすべき21世紀は、まさに、この民主主義的社会主義であり、マルクスのいう『各人の自由な発展が万人の自由な発展の条件であるような一つの協同社会』を実現することである」としている。 つまり、マルクス共産主義社会の実現を目指す団体がこの無防備地域宣言運動を推進しているのである。それならば日本を仮想敵国とする国家が隣接する状況で、日本の軍備の弱体化を謀ろうとするのも納得がいく。 このことから、彼らの言う「平和」が、まさに共産主義思想に基づく平和であることが読み取れる。左翼団体は「平和」や「人権」という言葉を巧みに使って世論を誘導しようとする節が見受けられる。この運動を先導しているMDSもその例に漏れない。彼らは日本各地で無防備都市条例の制定に向けた署名を集めているが、果たして署名に応じた人たちのうち何人が「共産主義思想に基づく平和」を望んだのだろうか。 「平和のためだから」と行ったその署名が、本当にあなたが望む「平和」のための署名なのかどうか、再度考えていただきたい。オーマイニュース(日本版)より※引用文中【画像省略】は筆者が附記※参照記事 この記事についたコメントは10件。10 T橋A哉: 11/30 20:32我家も個人的に武装しても良いのだろうか。武装すべきなのだろうか。そんな事を考えさせられる記事でした。9 飛☆浪漫 11/30 03:28近い将来北朝鮮が崩壊して 軍の残党による武装難民が離島に襲来して占拠した時のために、更に遠くない将来中共が分裂した時『人民解放軍』とやらが・・・数年後『統一コリアン共和国』とやらが『経済援助してくれない日本』へ侵攻した時・・・住民や日本の官憲に抵抗させないための『伏線』ですね。8 Wingard 11/30 00:42>サブカだよ公安調査庁が過激派左翼と認定した団体が主導してるって書いてるじゃん。プロ市民じゃないよ。7 H坂F 11/29 22:40また「プロ市民」を犯人に仕立てた創作記事・・・・うんざり。6 通りすがり 11/29 20:26良い記事でした。5 金本 11/29 20:14反オーマイニュース的記事ですね。失格です。でもK埜S記者の名は覚えておこう。4 Ronnie 11/29 20:03「巧言令色鮮矣仁」= 女を騙す男が好む言葉は"愛"、党勢拡大を目指すセクトが好む言葉は"平和"。3 shouichi 11/29 11:25いかに日本が右傾化していると騒がれても、取るに足らない妄言である。共産主義政権になれば、選挙制度自体の存続も難しくなるのは、他の共産主義国家をみれば明らかであろう。日本の左翼、共産主義者が、いかに現実を見ない妄想に満ちた人間であり日本の安全を脅かしているかが、よくわかる記事ですね。2 Ronnie 11/29 08:06表面だけでなく、本質を見極める態度は大切ですね。勇気ある発言です!1 知足 11/28 16:17なかなか良い記事である。勉強にもなった。K埜S記者の名は覚えておこう。ただ、気になるのは、こうした記事が今まであまり採用されて来なかった気がすることだ。オーマイニュースが一時的な気まぐれ、もしくは打算ででこうした記事を採用しているのでなければ良いのだが。http://medialiteracy.blog76.fc2.com/以前の記事(参照記事)もそうですが、よく正式採用されたな、というのが最初の感想でした。平野日出木編集次長(当時)の裁量かなぁ。記事に書いてあることがすべてです。良い記事でした。正式採用した日本版オーマイニュース編集部にもGJを送ります。 ダウンロード copy #OhmyNewsJapan 1