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弱い日本バレーボールを甘やかしていいのか

引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000003228

「東洋の魔女」は今
F施 M義
2006-11-21 16:50

【画像省略】
FIVB女子世界バレー選手権で韓国を相手に戦う日本女子バレーチーム(2006年8月26日、ロイター)

 日本は本当に強くなりたいと思っているのだろうか。観客は何を求めに日本のバレーボールを見るのだろう。最近の日本のバレーボールが私にはどうにもわからない。

 どんなにオリンピックで勝てなくなっても、どんなに世界ランクが落ちても、国際大会を日本で開催すれば日本戦は常に観客が入り、黄色い歓声が響き渡る。観客が入れば強さは二の次とでも日本バレーボール協会は思っているのだろうか。

 「バレーボールはスポーツである」と本当に思っているなら、協会はもっと強さを追求すべく強化を行うべきであり、観客は世界の実力と冷静に比べるべきである。

 私の目には、日本で行われるバレーボールの国際大会はスポーツとは到底思えない。大会を放送するテレビ局は視聴率を取るためのエンターティンメントとして番組を作っている節があるからなおさら始末が悪い。

 あれだけ一昔前まで人気があった野球の巨人戦が、視聴率が落ちれば系列会社の放送すら危うい不良ソフトに成り下がる。テレビとはそういうものだ。強さが伴わないまま人気が永遠と続くとは到底思えない。

 そのとき、日本のバレーボールには何が残っているのか。かつてバレーボール日本代表は「東洋の魔女」と名の付く強さを備えた軍団だった。その強さを手に入れるまでの道のりは本当に厳しいものだった。今、バレーには高さも力も必要になっている。粘りと早さで戦えた時代とは状況が変わっている。だからこそ、これから世界と戦えるバレーを今考えて戦ってほしい。

 テレビで注目を浴びるのを悪いことだとは思わない。ただ、作られた人気で喜ぶのではなく、アスリートとして戦いを勝ち抜いた時に観客と喜びを分かち合ってほしい。スポーツを見る観客も、強い日本になるための「ほんとうの声」を送ってほしい。

オーマイニュース(日本版)より

※引用文中【画像省略】は筆者が附記


この記事についたコメントは2件。

2 まさと 11/23 03:21
私も、日本つよいな~とおもったくちです。一位もいれば六位もいます。
放送的には、まあ、ああいうものなのでは・・・。ミーハーなのは選手ではなくて視聴者かなと。

1 ひろし 11/21 22:57
 東洋の魔女と言われた時分はバレーボール人口のすそ野がせまかったでしょう。ポテンシャルを秘めた国々がまだ参加していなかった時期の話。たしかに世界のトップレベルとはいかんともしがたい実力差をテレビでも目の当たりにしました。でも、日本を応援したいという気持ちに何か罪はありますか?セルビア戦で2セット連取されましたが、残り3セットを取り返し勝利しました。感動的な試合でしたよ。ご覧になってますか?国際大会を日本で実施するのは治安や施設面の事情があるからだとも思います。
 強さが伴わないといっても世界6位です。アジアでは中国に次いで2位。立派な成績です。彼女らは誰が何と言っても日本のトッププレーヤーです。世界との差を一番感じているのは代表選手だと思います。その差は我々テレビ視聴者が感じる差をはるかに凌ぐものだと思います。
 「作られた人気で喜ぶのではなく」アスリートの世界はそんな甘いものではないでしょう。特に全日本クラスは。「ほんとうの声」とは早さと粘りでは国際大会で勝てないというこですか?日本のコンビネーションバレーを世界は警戒していますよ。


バレーボールもテレビで中継されているのを見かけたらチラ見する程度ですが、さすがに「東洋の魔女」の時代を持ち出してくるのは筋が悪いと思います。

バレーボール日本男子代表が世界4位、バレーボール日本女子代表が世界9位(2024年2月28日現在)。世界4位とか9位とか弱くはないでしょ、どう見ても。体格とか身体能力のポテンシャルとかいかんともし難い部分を知恵と技術とチームワークで戦っていくのがこういうチームスポーツの面白いところだと思います。格上が存在しているほうが選手にも闘志に火がつくんじゃないでしょうか。

そりゃひいきのチームがめちゃ強くて常勝なら試合を見ていて気持ち良いでしょうが、勝ったり負けたりたまにスーパープレイが出たりして「試合を見に来て良かった、面白かった」っていうのでいいと思います。

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