米国で増える痴呆症患者 ねなしぐさ はじめ 2024年1月27日 06:59 引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000003196背景にベビーブーマー世代の高齢化戸田邦信2006-11-20 07:50 米国のベビーブーマー世代が高齢化するにつれ、アルツハイマー病(痴呆症)を発症する人が今後、急増すると予想されている。65歳以上の高齢者は2030年までに現在の数字の2倍に当たる7100万人に増えるといわれ、アルツハイマー病の早期発見や、有効な治療対策が講じられない限り、連邦政府が負担している65歳以上を対象にしたメディケア(高齢者向け医療保険)が破産するとも懸念されている。 これを裏付けるように、米紙『ロサンゼルス・タイムズ』は、米カリフォルニア州ロサンゼルス郡(人口約1000万人)では、1994年から2003年までの10年間で、アルツハイマー病の死亡者(人口10万人当たり)が5人から16人へと、3.5倍も大幅に増えていると報じた。 アルツハイマー病は、心臓病、肺がん、肺炎、糖尿病などに次いで、同州では、上位の死因ランクの8番目に初めて顔を出した。同病は脳の萎縮により記憶の低下や物忘れなどさまざまな症状が出る病気。アルツハイマー病が急増した原因のひとつは、従来の心臓病、卒中などの成人病による死者数が、治療方法の改善で減少していることとも関係している。【画像省略】アルツハイマー病による認識低下の防止のための機器も開発が進んでいるが……(ロイター) 例えば、死因のトップである心臓病は過去10年間で29%減少している。卒中、がん、自殺、エイズなどの死者数も、治療方法が進歩したお陰で、大幅に減少している。逆に増えているのは、上位の死因ランクでは、アルツハイマー病と、糖尿病(30%増)だけだ。 次の原因としては、1946年から1964年生まれのベビーブーマー世代と呼ばれる年齢層が、高齢化しつつあることとの関連性が指摘されている。このままの速度で進むと、2040年までには米国のアルツハイマー病患者は、現在より3倍増え、1200万~1300万人に達すると予想されている。 アルツハイマー病の患者への介護も今後大きな社会問題になることが予想されている。同病患者への介護は現在、その約8割が家族によって支えられている。患者の治療費も年間で莫大な費用に達するとみられており、政府の高齢者保険が将来的に行き詰まるとの不安の声も上がっている。 このため、医療関係者の間から、原因がつかめていないアルツハイマー病の研究促進や、早期の発見によって発症を抑制するなど処置を講じる必要性が指摘されている。オーマイニュース(日本版)より※引用文中【画像省略】は筆者が附記この記事についたコメントは1件。自己削除されたのでシステム上は0件です。 アルツハイマー病の原因 - アルツハイマー病情報サイト adinfo.tri-kobe.org 20世紀末くらいまではアルミニウムが原因物質(のひとつ)ではないかと言われていましたが、現在は主たる要因とは考えられていません。遺伝的要因が強いと考えられているようですね。 ダウンロード copy #OhmyNewsJapan