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安倍首相:日中首脳会談「条件つけずに」
引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000002012
佐々木 伸彦
2006-10-03 00:42
毎日新聞は、「安倍晋三首相は2日夜、日中首脳会談について首相官邸で記者団に「お互いが条件をつけずに、虚心坦懐(たんかい)に両首脳が胸襟を開いて話ができ る場を作ることが大切だと思う」と述べ、実施に当たっては靖国神社参拝自粛などの条件をつけるべきでないとの立場を重ねて示した」と報じています.(10月2日 23日47分)
安倍首相は、「お互いが条件をつけずに」といいながら、自分は「靖国神社参拝自粛などの条件をつけるべきでない」という条件をつけています.靖国問題にかぎらず、このようなリクツは成立するのでしょうか? 「お互いが条件をつけずに」と主張するのであれば、まず「自分が条件をつけないこと」が要求されるのがリクツです.このような論理立てでは、外交は成立しません.
また毎日新聞は、「安倍晋三首相が8日に中国・北京を訪問し、胡錦濤国家主席と会談することが1日、固まった」と報道していました(10月2日3時00分).そうであれば「会談が固まった」後に、首相が「条件をつけていること」に対して何のコメントもしないのは、読者に対して無責任ではないでしょうか?
首相や毎日新聞が、外交問題にこのような無責任な態度をとることは、国内的にも国際的にも許されるでしょうか?
うん、ごめん。わたしにはこの記者さんが「交渉を有利に進めるよう裏であれこれと画策していないことを証明しろ」と典型的な悪魔の証明を要求しているように読めるのですが、何か間違っているでしょうか。
この記者さんは2006年10月6日掲載の以下の記事
を最後に日本版オーマイニュースから姿を消してしまわれたのですが、今もお元気にされていればうれしく思います。