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トイレに紙が無くても大丈夫な私

引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000000554

記者名 本名 広男

 これは、ニュースではなくエッセイです。

 私は自宅トイレに紙が無くても気にしない。手で拭く。
 いや、そういやがらないで欲しい。インドを含むアジア圏では広く行われている。
 そんなに汚くはない。もちろん水を使うのである。
 方法は、本式には専用のカップを使うのだが、私はペットボトルの水を使う。用をしたあと、右手でペットボトルを尻のほうにまわし、尻の溝にそって、流し、左手を前の股ぐらから差し込み、水をうけつつ、肛門周囲を洗浄する。最後にお尻を振って、しずくをきり、紙があるときは水気をふき取る。ないときは多少しめったままパンツをはく。
 これを読んだだけだと抵抗を感じる人がいるとおもうが、これが実にすっきりするのである。これに慣れると、紙だけの場合、拭き残しが気になるようになる。
 インドの庶民の方々は、朝、水をいれたコップを手に持ち、野原や、海岸にむかいおおらかに用を足す。町中であっても、突然しゃがんではじめる方もいるそうだ。私が目撃したのは、立ちションをする方々が非常におおかった。インドの方々は男性でもしゃがんで小をする方が多いので、とつぜんしゃがんで尻を出されると、「大かっ?」と緊張してしまう。
 わたしがインドを回ったのは、今年の2月から3月までだったのだが、トイレ事情は、10年くらい前に書かれていた旅行記類を読んだ時と変わりはなかった。ほとんど水洗なのだが、自分でバケツに水をくみながす。中級のホテルだと紙は用意されているのだが、トイレにはながせない。下水道が脆弱なためだ。うんこを拭いた紙を入れる箱があるのだが、とても汚いので、自然に水と左手をつかって、洗浄することになる。
 インドから帰っても水洗浄がやみつきになり、習慣となった。
 さっぱりとする以外の効用もある。私は辛いものが好きだ。だから、カレーを目当てでインドにいったということもあるが、それはさておき、よく檄カラのタイ料理を食べる。そのあと肛門が大変なことになる。肛門の右側にイボ状のものができ、数日痛むのである。それでも辛いものがやめられない。このままでは痔になり悪化するかとおもわれたのだが、インドから帰国して、檄カラのものを食べても、症状はでない。快適である。
 ひょっとしたら、日本人も紙でふくのをやめたら、痔の患者はへるのではないか、そうおもえるほどだ。
 檄カラ料理の国では痔の患者が多いだろうなと考えたこともあるが、水洗浄のおかげで意外と少ないと旅行記にある。
 ウオシュレットを使っていない皆さん、インド式はどうですか?
2006-09-01 10:29

ウォシュレットはとても快適です。