【競馬】ダイワメジャー、19年ぶりの快挙達成! ねなしぐさ はじめ 2024年3月19日 22:21 引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000003253ネット派予想家の競馬回顧~第23回マイルチャンピオンシップ辻 雅之2006-11-22 08:06 小雨舞う京都競馬場。馬場状態が心配されたが、結局のところさほど馬場には影響なく、スピード馬がその力を生かしきる競馬となった。当然、マイルチャンピオンシップ(以下マイルCS)を制したのは、いちばんのスピード馬、ダイワメジャーである。 ステキシンスケクンが果敢(かかん)に逃げる展開、ダイワメジャーは馬なりで2番手。そのまま馬場状態のいい、やや外目を通って楽な手ごたえで直線まで進み、ダンスインザムードの追撃をクビ差しのいで勝利。しかし着差以上に強く、安定したレース運びだった。終始2番手追走で直線押し切り、勝ちタイムが1分32秒7なのだから。 短中距離馬のトレンドとなった父サンデーサイレンスUSA、母父ノーザンテーストCAN。デュランダル、アドマイヤマックスなどのGI馬がこの配合の活躍馬だが、おそらく同じ配合ではダイワメジャーがいちばんの成功例となったといえるだろう。ニッポーテイオー以来実に19年ぶりの天皇賞(秋)・マイルCS同年度制覇。スピード・スタミナ両方欠けても勝てない天皇賞(秋)と、極限のスピードが求められるマイルCSを同一年度に制覇するのがいかに難しいか。ニホンピロウイナーをはじめ、オグリキャップ、ダイタクヘリオス、ジェニュイン、エアジハードなど、そうそうたる名馬たちが挑戦してできなかったことだ。これはこれで、ディープインパクトの事跡とはまた違う意味での勲章となるだろう。皐月賞を制覇していることもあるし、生産界に入ったら結構な活躍をするのではないか。 鞍上の安藤勝己騎手は地方競馬(岐阜=笠松競馬場)の出身で、最初の中央競馬移籍騎手。地方競馬ファンならご存じだろうが、地方競馬は1400~1600メートルの距離が主流で、先行した馬たちがふるい落とされながら進んでいく競馬スタイルが中心だ。こういうなかで、ふるい落とされないように、騎手はペース配分に敏感になる。かつて中央競馬で「スローペース症候群」といわれた上がりだけの競馬は、彼らと外国人騎手の活躍でかなり矯正された。速い馬が競って先行し、最後に最も速い馬が残った今回のマイルCSの内容、中央競馬が騎手的な意味でも大きく成長を遂げていることを物語っているように個人的には思う。 2着のダンスインザムードは実に成長した。彼女は気性が難しい、という形容はいまや妥当ではない。今回も前後左右、馬に囲まれながら悠然と競馬をし、直線武豊騎手のゴーサインをしっかり待って、直線あいたところを一気に突き抜けて差し込んできた。しかし、馬体で勝るダイワメジャーが残り100メートル過ぎでダンスインザムードに寄って威嚇(いかく)をし、彼女が外に膨れて勝負あり。しかしマイルGI2勝、マイルCS2着2回、立派な成績だ。引退後どんな仔を生んでくれるのか期待が持てる。 3着シンボリグランIREはスタートが良くなかったが、うまく内に入れて、直線でうまく外に出していい脚で追い込んだ。もともと今年の高松宮記念で1番人気になった馬(6着)。前走スワンSの内容もよかったし、今後充実してくるようなら、得意の短距離でなら十分タイトルをねらえるだろう。健闘したのが4着マイネルスケルツィ。3番手追走で4着まで粘った。この馬も来年楽しみだ。人気はいまひとつだったが、この馬はどうも東京コースのような左回りが不向きなのではないか。3勝すべてが右回り。そういった意味で来年のねらい目は安田記念ではなく、マイルCSということになる。 やはり先行して5着となったキンシャサノキセキAUSは本来これから良くなってくる馬。南半球生まれで、成長が北半球馬より半年遅いからだ。それでも春はNHKマイルCで3着、そしてここで掲示板。来年期待したい。6着プリサイスマシーンも先行して粘ったが、この馬にしては時計が速すぎた。ダートを使うか芝を使うか、いずれにせよこの好調ぶりならフェブラリーS出走となると楽しみ。 結局先行して好走した馬が目立ったが、そのなかで後方から内目を猛然と差し込んできたのが、英国調教馬コートマスターピースGB。この馬にとっても時計が速すぎたかもしれず、もっと馬場が渋れば結果は変わっていただろう。しかし上がり3ハロンはテレグノシスとならんで最高の34.9秒をマーク。12月にも日本の阪神カップで使うようだし、馬券的な人気は衰えないだろう。穴人気になったマルカシェンクはいいスタートが切れず、外を廻らされて自分の競馬ができず。激闘の疲れもあったのかもしれない。オーマイニュース(日本版)よりこの記事についたコメントは3件。3 ツジ 11/24 22:15コメントありがとうございます。地方出身の騎手は豪腕、追い込みという印象がありますが、岩田騎手にしろやはりうまいペース判断がいかせる先行馬との相性がいいような気がします。そしてダイワメジャー、あの馬体からしてもやはり種牡馬としての将来が期待されますね。2 ツニー 11/24 07:28ダイワメジャーと安勝で何回か稼がせてもらいました。なんか相性がいいみたいですね。今回は横綱相撲。週末のジャパンカップも参考にさせていただきます。1 じぇじぇ 11/22 22:53>「安勝」懐かしい。>馬に囲まれながら悠然と競馬をし、直線武豊騎手のゴーサインをしっかり待って、直線あいたところを一気に突き抜けて差し込んできた。しかし、馬体で勝るダイワメジャーが残り100メートル過ぎでダンスインザムードに寄って威嚇(いかく)をし、彼女が外に膨れて勝負あり。ここの部分、情景が浮かびました!いつも、たいしたコメントできないのですが今回も楽しく読ませていただきました。ダイワメジャー マイルチャンピオンシップ 19年ぶりのおめでとう!!強い馬が勝つ競馬は見ていて安心しますね。馬券を買っていればまた違った感想になったのでしょうが。サンデーサイレンス産駒もこのダイワメジャーとかディープインパクト辺りまでだったかな。馬券を買っていたのがサンデーサイレンス系だとフジキセキとかバブルガムフェローくらいまでなので割といい加減な記憶しかありません。すっかり見るだけ競馬勢です。 ダウンロード copy #OhmyNewsJapan