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290万人のブラジルの子どもが働いている

引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000002929

調査によれば、14年間の減少後、児童労働の比率が初めて上昇
グイルハーム・ロペス・ネーブス
2006-11-08 07:33

 子どもがろうそくや果物を販売したり、大都市の交差点で停車中の車のドライバーに素早くフロントガラスを磨くサービスをしている様子をブラジルでよく見かける。悲しいことに、5歳から15歳の年齢層のブラジルの290万人の子どもにとって、労働は運命だ。

 この数字はブラジルの統計団体IBGEの計算による。

 「労働をする児童の防止と根絶のための全国フォーラム」の上級事務局長アイサ・マリア・デ・オリベイラ氏によると、ブラジルの児童労働の比率は2004年で7.33%だったが、2005年では7.8%となった。

 「1年間で、この年代層の子どもたちの中で新たに12万人が労働者となった」という。

【画像省略】
道路の修繕をするブラジルの子ども(ロイター)

 ブラジル北部ピアウイ州は児童労働の比率が最も高く、17.11%に達した。

 オリベイラ氏は、数字を表面的に受け取ってはいけないと考えている。「子どもと大人の命がこの数字に関っていることを考えるべきだ。統計の数字は、問題防止のために何がなされたのかを表していない」。

 国際労働機関(ILO)は児童労働の増加を予測していた。2002年以降、ILOは、指標は減少方向で安定していたが、上昇方向に向かう可能性があると警告していた。過去14年間労働率は縮小していたが、昨年から上昇に転じた。

 児童労働と戦うためには、州知事、市長、大統領、ILOなどの組織、国民などが共に力をあわせることが必要となる。

 オリベイラ氏は、「児童労働率を大きく減少させる公共政策を作るため、大統領や選挙で選ばれた州知事と協定を結ぶように提案した」という。

 貧困は、明らかに障害だ。多くの家庭が、生存のために子どもが得る収入に依存している。たくさんの子どもたちが、家政婦として、あるいは農場でなど、めったに発見されず、非難もされないような状況下で働いている。

 ブラジルの社会開発省の事務局長マルシア・ロペス氏は、ブラジルのすべての町が、子どもがどこで働いているのかを判別できれば、児童労働は停止できるという。

 これが実現しない間は、たくさんの子どもたちが路上の信号付近で靴磨きをしたり、家の清掃をしたり、農場で働いている。大人がやる仕事を、学校に行かずに、将来の見通しが暗いままで、やっている。

オーマイニュース英語版から〔11月4日掲載〕)

オーマイニュース(日本版)より

※引用文中【画像省略】は筆者が附記


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理想に現実をはめ込もうとするから無理が出るんですよ。

具体的に書きましょうか? 見栄えの良いカッコイイすっとしたスーツを着ようとしても、だるんだるんの首元、垂れ下がった二の腕、何重にも重なった腹、ボンレスハムよりもむちむちの太もものデブのままだとどうがんばったってスーツのほうが弾け飛ぶということです。

スーツを着る前に痩せろということ。


ロクな仕事もせず公金を食いつぶしている団体もありますねw