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【競馬】「第23回マイルチャンピオンシップ」展望

引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000003208

天皇賞馬ダイワメジャー5枠10番
K峰 R太
2006-11-19 14:34

 11月19日(15時40分発走)に行われる第23回マイルチャンピオンシップ(芝1600メートル・京都)の枠順が確定した。天皇賞(秋)を制しGⅠ連勝をねらうダイワメジャー(牡5・上原)は5枠10番に収まった。
 ステキシンスケクン(牡3・森)が確実にハナを奪うわかりやすい展開。誰が行くかわからなかった天皇賞に比べ、ダイワメジャーの安藤にとってはレースの組み立ては前走以上に楽だ。持病のノド鳴りを克服し、毎日王冠~天皇賞の王道ローテを連勝。現在がまさに充実期。そこへ得意の右回りでマイル戦と来れば勝機濃厚なのは疑う余地もないが、その前2走が底力決着の消耗戦。しかも今回は長距離輸送。目に見えない疲れがあってもおかしくはない。本命級ではあるが天皇賞時ほど強くは推せない。

 3歳馬キンシャサノキセキ(牡3・堀)は春先から潜在能力を買われていた馬。事実、NHKマイルCでは3着に食い込んでいる。前走は準オープンとはいえ1400メートルを1分19秒台、上がり3ハロンは実に32.9秒。相手関係もあるが並の馬が出せる時計ではない。あとは古馬一線級との力関係であるが、中・長距離に比べマイル以下の路線のほうが能力の追いつきが早い傾向なので心配はなかろう。

 同じく3歳馬のマルカシェンク(牡3・瀬戸口)は、できれば菊花賞ではなく天皇賞でその走りを見てみたかった。素質面ではキンサシャどころか、同厩舎の2冠馬メイショウサムソン以上の評価を受けていた馬。その瞬発力ゆえ故障がちで本領発揮には至っていないが、叩き3戦目で京都マイル戦ならば前走より格段に条件は良い。まとめて差し切る能力は備えているし、今回が開花宣言のレースとなっても何らおかしくはない。

 天皇賞は案外だったダンスインザムード(牝5・藤澤和)。本領はGⅠ2勝のマイル戦で巻き返しを図るが、活力面の衰えが若干不安。今回は武豊に乗り替わりで万全を敷くが、好不調の波が激しいタイプだけに前走の内容がどうしても引っ掛かる。勝てばアッサリだが、負けるときもアッサリか。

 父アンバーシャダイで母の父がシンザンという昭和の匂いが漂う血統を持つ老雄カンファーベスト(牡7・佐藤吉)がマイル路線に切り替えで俄然元気だ。今年前半は惨敗続きで、さすがに年齢的な限界かと思わせたが、路線を切り替えた関屋記念以降は3戦とも掲示板に載り、本来の堅実な走りが甦(よみがえ)ってきた。平坦右回りならば末脚が切れる。勝ち切るかどうかはともかく3着以内ならば。鞍上は穴男の江田照男。軽視は禁物だ。

 以下、外国から唯一参戦のコートマスターピース(牡6・英国)は鞍上に名手デットーリを迎え本気モード。秋2戦は別馬のように冴えないが、猛稽古で復調を図るNHKマイルC馬ロジック(牡3・橋口)、冒頭に挙げたステキシンスケクンはスプリント戦よりむしろマイルあたりが合う。マイペースで気持ちよく逃げるようだと、平坦京都ならば止まらない。

【画像省略】
「第23回マイルチャンピオンシップ」出走表
撮影者:OhmyNews

オーマイニュース(日本版)より

※引用文中【画像省略】は筆者が附記


この記事についたコメントは2件。

2 りゅうた 11/21 14:49
ツニーさん。コメントありがとうございます。ダイワは本当に強くなりました。サンデーの仔の中ではジェニュインやバブルのようなタイプかもしれません。・・・であれば有馬記念は自重したほうが傷つかない。。。というのは過保護?

1 ツニー 11/19 23:48
小峰さん ダイワメジャー強かったですね。なんか安藤騎手と横綱相撲
という感じでした。フジテレビ観ていましたが千夏嬢が病気のようで
心配です。これからもオーマイ競馬ファンのための健筆期待します。


強いですね。ネタバレになりますが翌年(2007年)のマイルチャンピオンシップもダイワメジャーが勝って連覇しました。