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北朝鮮の核実験の成否

引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000002387

  日本の政治外交の正念場
K河 H紀
2006-10-15 01:46

10月9日北朝鮮が発表した核実験は、その真偽はともかく、国連安保理の制裁決議に付託され、1両日にも採択されることとなった。

これまでの安保理各国の対応で注目されたのは、北よりのスタンスに違いのない中国が、日米の制裁決議案に同調し、より一歩国際協調へ踏み出したことであろう。
ただこの段階でも、国連憲章7章の軍事的制裁を回避したことは、中国の思惑もさることながら、外交交渉の機会が残されたと云う点で評価する論調もある。

  一方経済制裁だけでは、二次三次の核実験の拡大の脅威を防げないとの見方もあり、決議が制裁条項の文言に、「臨検」を伴う「経済封鎖」が織り込まれるようになれば、日本の憲法に抵触した実施行動の制約も問題視されている。

  確かに北が、最終兵器といえる核兵器を保有するとなれば、ミサイル開発と併せた核弾頭の軍備に加え、テロ者への「核拡散」の恐れは甚大であって、国際情勢が一段と緊迫した最悪のシナリオも想定されよう。
だからと言って、安保理をはじめとする世界各国が、北朝鮮の思惑と挑発に乗って「制裁決議」ばかりを議論していては、益々エスカレートするだけである。
しかも核実験が本物であれば、北の六カ国協議への復帰の途を自ら失うことであって、当初より米国との交渉以外に関心がない以上、中国の説得も期待薄である。

しかし日本は、「拉致問題」の命題を優先させるような、一貫した姿勢を内外に示すべき「チャンス」であり、例え「ミサイルや核の脅し」があっても、泰然たるスタンスを保ちながら、北の「朝鮮民主主義人民共和国」の国名に相応しい、大きな指標を「金正日」に問いかけることが今もって肝要である。

  そのことを踏まえた上で、安保理の決議に同調した行動を取るために、「自衛隊を国境警備隊」に改組し、新たにその「警備隊」の中から「国際派遣部隊」を構成して、「国連軍の指揮下」に参画すれば、憲法に抵触せずとも国際信義を果たすことが出来るであろう。

もともと「周辺事態法」が日米安保と自衛隊ありきを想定し、すべて軍隊を前提として考察されているが、むしろ「通常警備体制」の恒常的な行動があれば、不当な領海侵犯や不審船の監視に有効であって、同時に核やミサイルの行使を、衛星やレーダー以上の直前の情報収集にも効果は絶大なのである。

つまり元来から、六カ国協議の「核とミサイル問題」は安保理付託の案件であって、日本はあくまで「拉致問題」を主題としなければ意味がなく、何故かそうした主張が展開できなかった処に、日本外交の腰の弱さを禁じえない。
だから憲法改正と自衛隊の格上げなどと言う、国防(コクボウ)に反対の亡国(ボウコク)の途へ向かおうとしていることに、誰も気付いていないのである。

オーマイニュース(日本版)より

これも何が言いたいのかよくわからない記事です。「拉致した日本人を返せ」「核兵器開発をやめろ」「ICBM開発をやめろ」と同時に言ってはダメな理由がまったく不明です。そもそも何で(改組した)自衛隊が国連軍の指揮の元に最初から入る前提になっているのかがわかりません。そういうのは作戦毎に決めるものでしょう? なぜ憲法改正(九条のことでしょう)と自衛隊の格上げ(名実ともに日本軍とする)が亡国につながるのかも論理が破綻しているよう思えるのですが? ロシアが他国を侵略している現実がある以上、少なくとも自国を守る戦力は必要不可欠です。この記者さんは自衛隊の「専守防衛」を念頭において記事を書かれているのかもしれませんが、「専守防衛」の内実は今ウクライナで起きている大量虐殺ですよ? ロシアの化学兵器(塩素ガス)で多数の市民が殺されている現実を前にしてロシア国内の補給拠点、攻撃拠点を無力化してはいけないって無能でしょw そこから何の障害もなく次々と武器や兵員が送られてくるんだから。自国民を守るための必要最小限の攻撃まで封じていたら自国民を守ることなどできませんよ。

話の通じない相手に話し合いで解決なんてバカのすることですよ。現に北朝鮮は核弾頭を持ちICBMも持とうとしていますよね?w で、どうやって自国民を守るつもりですか?>記者さん