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GXロケット 追加開発費250億発生

引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000001849

記者名 T花 K治
2006-09-27 12:52

JAXA(航空宇宙研究開発機構)は26日、官民で開発中の中型ロケット「GX」の2段目エンジンの開発費がさらに250億円追加発生することを、宇宙開発委員会推進部へ報告した。エンジンの完成目標も当初より5年遅れの2010年度になるという。

GXロケットは、第1段にアメリカのアトラスロケットの1段目を使用し、2段目に新規開発の液体天然ガス(LNG)/液体酸素(LOX)系ロケットエンジンを使用する日本の新しい中型ロケットです。今回の追加予算の発生は、第2段目用のロケットの開発が難航し、設計図からの見直しが必要となった為のものです。エンジンの開発費90億円に対し、250億円の追加分が発生したことになります。これはロケット全体の開発費500億円に対しても大きな追加支出となりま。

GXロケットの予定性能は地球低軌道に約4トンの衛星を打ち上げることです。これに対し、打ち上げの停止が決まったM-Vロケットを近代化改修した場合は約3トンの衛星が打ち上げ可能との試算が出ています。近代化改修に必要な開発費が100億円。打ち上げコストは35億円に圧縮出来るとのことですから、十分にGXロケットに対抗できることになります。

オーマイニュース(日本版)より

オーマイニュース創刊からさらにさかのぼることになりますが、MediaGXという今でいうインテルグラフィックス内蔵CoreiシリーズのようなコンセプトのCPUが販売されていました。

20世紀末期から21世紀初頭(こう書くとものすごい歴史感あるw)にかけてザウルス(シャープ)やらカシオペア(カシオ)やらのPDAや超小型PCが流行していた時期がありました。今だとUMPCの流行みたいなものでしょうか。

そのような超小型PCや低コストPC(いわゆる100ドルPC)向けに半導体各社がしのぎを削って開発競争をしていた時期のCPUには面白い製品がたくさんありました。まわりまわって今ではIntel Atom→Coreiのサブコア技術基盤になっているTransmeta製品とか、先にあげたCylixのグラフィックス統合型CPUのMediaGXとかもそうですね。CylixはC3を最後にその名前がなくなりましたが、Intel 80286(エプソンのNEC98互換機出始めの頃のCPUです)を置き換えて処理速度を上げる「CPUアクセラレータ」と呼ばれるものに使用されていたCPUもほぼCylix製だった記憶があります。

GXで真っ先に思いついたのがこれだったのでロケットとは一切関係ない感想です。ガンダムXのティファの話をされても困るだろうと思いましたので。