北朝鮮は暴走する列車の様だ
引用元URL：http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000002528
核実験後の国際情勢
Ｔ花 Ｋ治
2006-10-20 21:02
北朝鮮を巡る国際情勢は、まるで暴走する列車の破局をなんとか回避しようとしているかのようだ。この列車は危険な可燃物を積んでおり、ブレーキが故障し外部から動力をコントロールする事が出来ない。スピードも出ており、いつカーブで脱線転覆してもおかしくない状況だ。
この列車を止める方法はいくつかある。
乗員がなんとかして故障したブレーキを修理し、スピードを落とさせる。これは北朝鮮の国内体制が軍部主導から、改革派へ移行することである。
次はポイントを切り替え、何とかして危機的な状況を少しでも改善する。これは中国の胡錦涛（フー・チンタオ）国家主席が特使を派遣した様に、外交交渉によって国際環境を変えようとする努力に似ていなくてもない。中国は暴走する列車を上り坂へ誘導し、スピードを落とさせようとしているようだ。
もちろん、この列車を強制的に止める手段もいくつかある。出来るだけ被害の少ない場所を選んで列車を爆破したり、橋から谷底へ列車を突き落とすことだって考えられる。むろん、その場合はその後始末に途方もない労力を費やすことが必要になってくる。そうなった場合、日本にも相応の負担を求められるだろう。
暴走する列車が車輪止めに突入してしまうのが先か、脱線転覆事故を起こすのが先か、混迷の度合いを深める北朝鮮を巡る国際情勢は今しばらく膠着状態が続きそうである。
セガールならきっとやってくれます。