造反組の復党に納得できるか
引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000000828
勝ち馬に乗ろうとする政治家たち
記者名 辻 雅之
【画像省略】
小泉首相(手前)と安倍官房長官(奥)(ロイター)
安倍晋三・官房長官は4日の自民党九州ブロック会議(福岡で開催)において、いわゆる「郵政造反組」の復党に前向きな発言をしたという。
「理想の国をつくっていくため、多くの良質な人は一緒に国づくりに参加してもらわなくてはいけない」(日本経済新聞サイトより引用)
しかし、多くの無党派層が郵政民営化に賛成し、落下傘候補や刺客候補を応援してからまだ1年もたっていない。その無党派層たちが、造反議員の復党に納得するだろうか?
私がガイドをまかされている「AllAboutよくわかる政治」では、8月1日から9月4日にかけて、「郵政造反組復帰、どう感じる?」というアンケートを行った。結果は、「すごく違和感を感じる」という回答が66%と圧倒的だった(詳細はこちら)。
もともと安倍氏は、そう「皮膚感覚」の効くほうではない。小泉首相のように、世襲議員ながら落選して苦労したこともない。このような市民の感情を捉えて自分のものにするような能力はあるのだろうか。少し疑問に思ってしまう。
より多くの味方を作りたいと言うことなのだろうか。幹事長に抜擢されたとき、彼はこんなことを漏らしていた。「こんなに早く出世しすぎて怖い」。彼はそのまま、明確な「敵」を作らないで今日まで来て、総裁選レースを独走している。
安倍氏という勝ち馬に乗ろうと多くの政治家たちが彼に群がり、利権をもぎとろうとする「古い自民党」。安倍氏が当選した後、自民党は元に戻ってしまうのだろうか。それに対する有権者の反応は。
ともあれ、「郵政造反組」がいつ復帰するのか、そしてそれに対する市民の反応は。興味のあるところだ。
2006-09-08 03:18
※引用文中【画像省略】は筆者が附記
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この記事についたコメントは13件でした。周辺情報としてスルーできないコメントがありますのでそこだけ引用します。
4 国民記者 09/08 07:19
単なる自分のブログの宣伝ならまだいいんですが
Allaboutはアクセス数によって、ガイドにインセンティブ報酬が出るんですよ。
それ知ってると申し訳ないが素直に読めない。
オールアバウトのアンケート結果を持ち込んだのは記事を補強するソースのひとつとしてでしょうから、わたしとしてはアリだと思います。オールアバウトはわたしも読んでいました。
辻氏のnoteはこちら↓