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再開される6カ国協議とは

引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/HotIssue.aspx?news_id=000000002808

「金融制裁解除」で米朝譲らず休会から1年
軸丸 靖子
2006-11-01 12:16

 北朝鮮の核問題解決を目指す協議。米国、中国、北朝鮮、日本、韓国、ロシアで構成され、中国が議長国を務める。

 第1回は2003年8月に開催されたが、それに先立つ1993年、米朝間では核拡散防止条約(NPT)脱退を表明した北朝鮮に対し、プルトニウム開発を断念させる見返りに、軽水炉2基などを供与することで合意が成立。朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)の下で軽水炉建設が始まったが、2002年に北朝鮮のウラン濃縮計画が発覚し、合意が破綻した。

 その後、北朝鮮のNPT脱退を受けた中国は、米朝間を仲介して03年4月に3者協議を北京で開催する。さらに、多国間協議の議題に拉致問題を盛り込みたい日本、朝鮮半島の安定を目指す韓国、この地域に一定の発言権を確保したいロシアの3国を加えた第1回6カ国協議が同年8月に開かれた。

【画像省略】
北朝鮮の核実験実施を受け、今年10月17日にソウルで会談する米韓ロの各代表(ロイター)

 05年9月に行われた第4回協議では、北朝鮮がすべての核兵器および核計画を放棄し、NPT復帰を約束する代わりに、他国は北朝鮮へ軽水炉を提供するとの共同声明を採択している。

 しかし同月、米財務省は北朝鮮によるマネーロンダリング(資金洗浄)の疑いで、マカオの銀行を「資金洗浄疑惑企業」に指定し、同行と米国との取引停止を警告。同行が北朝鮮関連の口座を凍結するという、事実上の金融制裁を実施した。これに反発した北朝鮮は、6カ国協議を拒否。6カ国協議より先に、金融制裁解除を話し合う米朝2国協議を開くよう求めた。

 米国も、北朝鮮が核活動を中止していないこと、また金融制裁と核問題は別であることを理由に譲らず、6カ国協議は次回日程を決めないまま、同年11月に閉会された。

 米国は、100ドル札偽造など北朝鮮が関与しているとみられる他の違法行為の調査も継続している。米国の金融制裁によって、相当額の北朝鮮対外資産が凍結されているとみられている。

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オーマイニュース(日本版)より

※引用文中【画像省略】は筆者が附記
この記事は【特集】北朝鮮クライシスに掲載されました。


この記事についたコメントは1件。

1 甘粕正彦 11/02 01:21
今に始まった事でもないが・・北が脅しの対価を求めてくるだけの6者協議復帰にさしたる期待もない。


日本でもここ数年は毎年2,000万円分を超える偽造紙幣が発見されています。ということはそれ以上の枚数の偽造紙幣が出回っているということですね。

北朝鮮製の偽アメリカドル紙幣「スーパーK」なんてのも覚えている人は少なくなっているんじゃないでしょうか。

新宿百人町事件」で検索してみると面白いストーリーが見られるかもしれませんね。


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