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すべての犬に口輪?

引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000000122

往年の仏女優バルドーさん猛反発
記者名 有馬洋行

【画像省略】
ジュネーブでアザラシの保護を訴えるバルドーさん(2005年12月=ロイター)
 フランスの往年の映画女優で、現在動物愛護活動家として知られるブリジッド・バルドーさん(71)が、スイスのジュネーブ市内の公園内では、すべての犬が口輪をはめることになったことに強く反発している。8月初めに公立公園内で幼児が犬に襲われ、大けがをしたため、ジュネーブ市が再発防止を狙って最近急きょ導入した。しかし、バルドーさんらは、犬に罪はなく、飼い主の管理が問題だと主張している。

 襲った犬は、闘犬用に交配種された犬の「ピットブル」1匹で、攻撃的な性格で知られる。襲われた1歳半の男児は、病院に運ばれ、5回にわたって手術を受けたが、現在も入院中。体の損傷がかなりひどいという。

 スイスでは昨年12月にも、チューリヒで6歳のトルコ人少年が「ピットブル」に襲われ、体が引き裂かれて死亡するという悲惨な事件が起きている。スイス国民は、相次いで子どもに被害が出たことに強い衝撃を受けている。

 ジュネーブからの報道では、新法は市内にいる約30万匹の犬すべてが対象。当局は飼い主に連絡を取り、公立公園内では犬に口輪をはめるようなったことを通知している。違反すれば罰金が科せられるという。

 これに対し、バルドーさんは地元紙に投稿し、すべての犬を規制の対象にしたことに反発。「ヨークシアテリア(愛玩犬)などが人々に危害を与えるとは思わない」とし、「飼い主の無責任さや怠慢の代償を払わせられるには、いつも犬たちだ」と指摘している。

 スイスの一部の動物愛好家たちも、新法は犬の尊厳を傷つける法律だとして無視する考えを表明。このほか、犬よりも携帯電話を使って大声で話している人たちに口輪をはめるべきでは、との皮肉の声も上がっている。
2006-08-28 09:00

※引用文中【画像省略】は筆者が附記
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海外の時事ニュース。日本とは常識が少々異なるヨーロッパの話題にコメントが6件つきました。大型犬を散歩させている男性とすれ違うことがよくありますが、犬が暴れだしたら止められないでしょう。どっちが正解なのかはわかりません。