見出し画像

「ヤラセ」もあったタウンミーティング

引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000003086

 小泉内閣の欺瞞のひとつ
K河 H紀
2006-11-13 01:41

  9日に公表された、タウンミーティングの文科省による「ヤラセ」の実態は、全国開催市地区に及び、鳴り物入りで実施された「民意の反映」が、政府の「出来レース」に堕ちた企画であったことを、如実に物語っている。
特に「教育基本法」の改正案につき、賛成の立場で「サクラ」を依頼した事は、真っ当な質疑応答を回避した何らかの「意図」を感じざるを得ない。

確かに各教委の対応の不見識さも然ることながら、官邸主導であるが故に「文科省」の指示による「ヤラセ」だったことで、益々政治不信を募らせることとなろう。

特に、先の「いじめ自殺のゼロ統計」が示すように、学校の「校長や教頭の管理職」にはじまり、それを管轄する「名ばかりの教育委」と、元締めの「官僚的な文科省」に至る総ての機関が、「自己保全」だけを職務と考えていることの表れであって、押し並べた「お役人体質」を象徴している。
 こうした教育機関としての「機能の不全」が指摘されているにも拘らず、生徒や子供の「学力の低下や公徳心の荒廃」等を問題視する以前に、原則である教育行政の実態に即した「機能の回復」を図ることこそ急務であろう。

更にタウンミーティングの試みにしても、企画的には、それなりの意義に一定の評価が加えられようが、国会の質疑に似て?想定問答である以上、サクラもヤラセも「想定内」であり、いまさら驚くに値しないとも言えよう。
そのことは、小泉内閣の「メルマガ」も同様に、200万ものアクセス数を誇示するだけのパフォーマンスであって、「単なる点数稼ぎ」に過ぎないことを気付くはずである。

今次の安倍内閣の重要課題と称する「教育基本法」の改正も、所詮は政治家(と云うより国会職員程度?)の「職務実績」を上げる為だけの点数稼ぎであり、やはり「同じ穴のムジナ」と見て取れるからでもある。
何故なら、現行の「教育基本法」に何等問題が在る訳はなく、要は「法の遵守と運用性」に関わる先の教育機関や関係者による、「資質及び能力と対応力」が問われているからで、法の改正は二の次ではないだろうか。

何れにせよ、「いじめ自殺」の隠蔽化と高3生の「未履修科目」の虚偽報告など、全てが行政機関の怠慢に起因してる現実をみても、この国の構造的な欠陥が明らかであって、しかも尚「責任の所在」が曖昧であることに、「小泉政治の欺瞞」を感ずべきであろう。

オーマイニュース(日本版)より

これも「じゃ、どうすればいいの? 素案でいいから出してよ」な記事ですよねぇ。「~が問われている」でしめると全部新聞記事になる例かな。

最初から完璧な正解なんて無理よ。うまくいかなければもっと良い方法を試してみて地道に前へ進んでいくしかないです。泥臭いですが。