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ISPは誰の見方か?

引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000001836

意外と未成熟なネット社会(会社?)
記者名 S谷 T
2006-09-26 23:48

ISPは一体誰の見方であるのか?
何の責任を持って何を提供しているのか?

以下の記事を読んで改めてそう思う。

http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=AS1G2503K%2025092006

http://www.asahi.com/national/update/0925/TKY200609250415.html

特に朝日新聞に掲載されている、「自社の判断による開示は控える」とは、一体何なのか?
他の記事にも出ていたが、警察の介入がない限り野放し!ということか?

不正利用者がいると通告を受けたら、ISPは自ら独自調査を行っても良いのではないか?
通信の秘匿というが不正者が増えればつまるところISPはおろか利用者全員に不利なことになるのは明白である。

利用者を優遇したいとか、妙なことして解約されでもしたら大変というのか。

これは、日本のネット社会がまだ未熟という証拠ではないだろうか?(少なくともその会社自身が)

不正品の販売が公然とあるいはわからぬようにこっそりと行われているのは、買う誰かがいるからであり、そのような者を匿う必要はまったくなく、積極的に注意すべきであろう。売るほうならなおさら、
ましてや、人の商売を邪魔するようなことを平気で行うのであればなおさらである。
そのような利用者は逆にブラックリストに載せて業界で共有すればよい。
電話代未払いの者のリストを共有しているくらいであるから簡単にできよう。
あるいは自分たちの商売を邪魔するやつは許せないが、そうでない分にはどうでもいいのか?

このような不正が横行すれば、必ずや規制が入り、
良識ある利用者に不便を強いるだけである。

日本のネット社会の未来のためにも各ISPの毅然とした対応を望む。

オーマイニュース(日本版)より

とりあえず諸々の誤字の件は脇へ置いておきます。さて、どっちで感想を書くべきかの。

記事中URLの指し示す記事は現在閲覧不能の状態ですが、記憶のみで書くとたしか「ネットショップではブランド品の偽物が堂々と販売されている」類の記事だったような覚えがあります(不確定)。と書いて打ち消し線を入れるか。

よその記事を読んでの論評・批評あるいは感想というものは元の記事が可読な状態で存在することが前提です。この記事の場合、元の記事が(現在は)可読状態で存在せず、よってこの記者さんが何に憤っておられるのか、今この引用した記事を読んでいる者にとってはまったく不明であり、記事の意図を理解することが困難な状態です。

ところどころ元記事から内容を引っ張ってきた文言、たとえば

不正品の販売が公然とあるいはわからぬようにこっそりと行われているのは、買う誰かがいるからであり、そのような者を匿う必要はまったくなく、積極的に注意すべきであろう。売るほうならなおさら、
ましてや、人の商売を邪魔するようなことを平気で行うのであればなおさらである。

から、コピー品など版権元に許可を得ていない商品を販売しているとか、かつての『漫画村』(海賊版のマンガ閲覧サイト)のような著作者の利益を著しく損ねるなどをしているサイトについて、この記者さんは憤慨しておられるのだと推察はでき、その上でISP(インターネット接続業者)はそのようなサイトを利用している顧客の情報を持っているのだから犯罪行為に関わるような利用者は登録情報を公開せよ、と主張されているのだと思われます。

この引用記事に関する問題は二点。

一点目は引用記事中でも触れられていた「通信の秘密」。〇〇さんは一昨日の午後9時40分からXVIDEOS.COMの「咲き乱れる熟女」(720p)という23分の動画を観ていました、と公開されてもかまいませんか?という話ですね。性癖を晒されるくらいならかわいいもので、知人との内輪でのチャットで現政権を軽く非難したことを全くの第三者が知り得ることがはたして正当なことなのかという話でもあります。行き着く先は旧ソ連や今の中国共産党の支配する中国ですよ。

二点目。元々の記事が詳細不明なところにまともな引用もせずただただ自身の主張を書き連ねた論が客観的にみて説得力を持つのかと。朝日新聞のデジタル版は一部改鼠しているようですが、(いちおう消しておくかw)元発言を意図的に切り抜き全く逆の意味をもたせた言説に対して非難を浴びせるということも可能だということですね。

砂上の楼閣はちょっと違うか、推測の上に憶測を重ねさらに自分の妄想も添えた論なんて小足払い一発で崩れ落ちます。

わたしが全文引用という暴挙をしている言い訳を書いてみました。どこまで通じるかねぇw いまだに権利者さまからの連絡はありませんので見逃してもらっていると考えていいんでしょうかね。