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マスコミに自浄作用があるだろうか?

引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=0000000002711

私はマスコミの自浄作用を信じない・・・
K藤 N樹
2006-10-27 22:50

現在、インターネット上ではマスコミに対する不平不満が数多く見受けられる。
マスコミの信用は地に落ちているとも聞かれる。
いや、ネットの世界だけではない、マスコミに対する批判は、現実の世界でも私は耳にしている。
ネット上では、イデオロギーに関係するような政治的な論調の批判が多いようだが私が実際に聞いたのは
批判者として増長したマスコミの事件、事故報道のありかたである。

私は今更いうようなことではないが、マスコミは社会に必要であり、権力者、企業、犯罪者を報道することで
それらの監視、抑止効果があることは認めたいと思う。
だが、そのマスコミ自体が腐敗したり不正を働いたり、事件、事故を起こしたようなとき
誰がそれを報道、監視したらいいのだろうか?
本来ならそれをするのはマスコミ自身であり、自浄作用が働くのが一番望ましいのだろうが・・・
他業種の腐敗、不正を批判しておきながらマスコミ自身は自浄作用があると叫んでいるが、
もはやだれも信用などしていないだろう。

なぜなのか?、マスコミ業界人が不正、事件を起こしているからではない、それを他業者と同じように報道しないからではないか?

2002年、BSTV朝日社員であった岡部順一という男が10件以上の婦女暴行事件で逮捕される、
その手口は極めて計画的で悪質だった入手した芸能プロダクションなどのタレントの卵などの住所録から
マンションを事前に下見し部屋に侵入。ナイフで脅し、目隠しをしてから強姦し写真をとる、
これはタレントという相手の弱みにつけ込んだ口止め工作とみられている。
事の重大を知ったテレビ朝日は住居侵入の容疑だけで岡部を早々と解雇しているが、この事件で社としての責任が問われることはなかった。
それどころかこの事件はその後の経過やその悪質さなどもほとんど報道されていない。他TV局でもその日報道したきりであろう
個人が起こした犯罪、では済まされるようには思えない、個人情報である住所などの管理は?
そして社としてこのような人間を雇用していた責任は?そういった声はついにTVから聞こえては来なかった・・・

2003年5月1日、ヨルダン・アンマンのクイーンアリア国際空港の出発ターミナルで1日午後6時50分ごろ、乗客の手荷物が爆発した。
この爆発で空港職員1人が死亡、3人が負傷した。負傷者のうち1人は重体となった
そしてこの爆発物を持ち込んだのはなんと毎日新聞写真部記者、五味宏基容疑者(36)であった
この事件の第一報を聞いたとき、私にはにわかには信じられない話だと思った、新聞記者が使用済みだと思っていたとはいえ、
爆発物であろうとは認識したものを持ち、旅客機に乗り込み空港で爆発したのだ。
折りしも自衛隊がイラクに派遣され、「攻撃をされれば反撃をするのか?自衛隊員が他国人を殺すのか!?」との論議がされていた中で、
皮肉にも犠牲者を出したのはマスコミの人間だったのだ・・・

私は毎日新聞の社長が辞任するのは間違いなく、また社全体を揺るがすだろう事件だと思っていた・・・・
だが社長は辞めることも泣く、また他マスコミもいくらかは報道をしたものの、とても厳しい批判が浴びせられたといえるようには見えなかった、
厳しく批判していたのは一部週刊誌くらいなもので、特に同業者、新聞記者から厳しい批判を見る機会はなかった。
私にはこの事件でマスコミに自浄作用が働いたようには見えなかったのである。

これ以外にもマスコミ業界人の悪質な事件や事故、また不正などは挙げだせばきりがない、
そしてそれらが他業種と同じような批判の元にさらされているとはとても思えない。
私にはホリエモンより日経新聞記者のインサイダー事件のほうがよりしっかりと報道されなければならない問題に見えるが現実はそうはなっていない。
もし話題性や、視聴者の求めるもの・・・というのならマスコミ業界には自浄作用はないといえる。
自浄作用があるというのなら同業者の事件、事故こそより大きく大々的に報道する必要があるのだ。
今のマスコミにその姿勢があるようには見えない、マスコミの事件、事故は同業者がより厳しく報道するべきだろう
それが信頼回復の第一歩だと思う。

キリがないのでこれくらいで止めておきますかね。日本だけじゃないですからねw 西海岸も歴史的な経緯から相当ひどいことになっています。イーロン・マスク氏も中国でテスラを売りたいがために充電スタンド等を含めて相当ズブズブになっていますが(いましたが)、ツイッター社の「改革」に関しては期待しても良さそうです。

こういう情勢下ではとりっぱぐれのないよう存在感を示しつつも最前線に立たないような立ち回りが必要ですが、岸田総理はなんだかんだ言われながらもものすごくうまくやっているように見えます。当初はとても頼りなさそうな感じだったのですが、覚醒したんだろうなぁ。期待したいな。