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潤いはじめたウィーン

引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000001940

直面する諸問題
記者名 F田Y紀
2006-09-30 16:11

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ブランドがいっぱい
撮影者:F田Y紀

 モーツアルト生誕250年で旅行客に溢れる古都ウィーン(オーストリア)は東の玄関口と言われています。市の人口は160万人で、大都市東京に比べるとわずかなものです。しかし、ここウィーンは欧州連合(EU)の一部として経済は潤っています。

 ユーロ高の影響でしょうか、繁華街にはパリを思わせるようなブティックやお洒落なショップが立ち並ぶようになりました。町の雰囲気は2年前に比べると、にわかに活気づいたかのように思われます。この町の特徴といえば、古い建築物と並んで斬新なビルが立ち並んでいることです。そこで、ガラス張りの高級ブティックの窓ガラスに古典的なウィーンのアパートが映ったりします。

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高級ブティックの窓ガラスに映る古いアパート
撮影者:F田Y紀

 混合しているのは建物だけではないようです。東の玄関口と言われるだけあって、ロシア人やポーランド人、スロバキア人、クロアチア人、ターキーなど、多くの人がEU圏外の東諸国から移住してきます。この動きを阻止しようという政治的な動きがオーストリアではあるようです。

 経済が豊かになっても、国籍やそれぞれの文化、宗教に関する問題はそれほど簡単ではないようです。こうした問題は欧州だけに限りません。アジアという大規模なエリアにいる私たち日本人も今後取り組んでゆくべき問題なのかもしれません。

※引用文中【画像省略】は筆者が附記
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陸続きの大陸と海に囲まれた島国との違いが出る点のひとつが難民問題だと思います。半世紀近く前には度々テレビでも報道されていましたが、ASEAN諸国の経済的発展にともなってめっきり目にすることが少なくなりました。

記事では移民(移住)と表記されていますが要は「経済難民」です。そりゃ誰だって稼げるところで暮らしたいと思うのでそうなるのは当然ですね。貧乏を極めて苦行したいという修行僧ならともかく、不自由のない生活を欲っしている人がいる限りこの問題はなくならないでしょう。

遠い過去の出来事と考えないようにしておかないと、いざその時になってもどう対処をするか覚悟を決めることができなくなります。