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サンフレッチェ広島、今季最多の5得点で勝利!

引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000002547

サポーターのFC東京戦観戦記
N野 Y一
2006-10-25 08:06

 10月15日(日)に広島ビッグアーチで開催されたJ1第27節FC東京戦。勝点3差の直接対決。広島が勝てば勝点で並ぶ。さらに言えば、3点差の勝利で得失点差が並び、4点差で勝利すれば順位が入れ替わる。欲を言えば4点差で勝利して順位を上げたいが……。

 日本代表インド遠征から帰国し、合流間もない佐藤寿人と駒野友一のコンディションが心配な広島と、怪物・平山相太が加入し攻撃に厚みが出てきた東京。

 今日の試合、キックオフからそのままの展開になった。1トップ気味の平山にボールを入れ、梶山陽平、石川直宏が飛び込んでくる東京に対し、広島は中盤の動きが悪くパスも通らない状況。東京の動きが良いわけではなかったが、それ以上に広島の動きが悪すぎた。

 先制されるのも時間の問題と思い始めた前半9分。東京のフリーキックからゴール前に上がったボールをGK下田が中途半端なクリア。そのボールを高い打点からジャーンに押し込まれる。直後の13分にも梶山に追加点を許す。試合展開から言って、3点差の勝利どころか勝点3も怪しくなってきた。

 なんとか追いつきたい広島だが、東京の分厚いブロックの前になかなかチャンスがつくれない。さらに、佐藤寿人が相手DFのタックルで負傷してしまう。暗い雰囲気が漂い始めた21分、柏木からのクロスに、オフサイドラインギリギリで飛び出した寿人が負傷した右足を軸にジャンピングボレー。このシュートが決まり、1点差に追いつく。直後、前田へ交代。前半は1-2で終了。

 後半開始。前半負傷した駒野に変わり李漢宰が入る。これで、日本代表2人を欠く苦しい展開になる……はずだった。しかし、この日の広島はここからが違った。交代で入った選手がチームを活性化させた。

 後半から右サイドに入った李漢宰が右サイドを制圧し精度の高いクロスを供給する。そして、後半18分、右サイドから李漢宰のクロス。左サイドまで流れてしまったが、拾った服部が中央へクロス。中央で待ち構えていたウェズレイがワントラップし反転してボレーシュート。これが決まり広島が同点に追いつく。直後、李漢宰、森崎浩司のゴールが決まり4-2と逆転する。完全に足の止まった東京を圧倒しロスタイムにはウェズレイがこの日2得点目を決め、5-2で大逆転勝利した。

 2点を先制され代表2人を欠き、勝利は難しいと思われたものの、終わってみれば5-2での快勝。勝因は、試合終盤になっても落ちない運動量だ。ペトロヴィッチ監督になり厳しい練習をこなしてきたことの産物と言える。

 そして、もっとも大きな勝因は交代で入った選手の奮起。追撃ののろしをあげた寿人は試合後「テーピングを巻いたら試合に出ることはできた。でも自分はチームメイトを信じているので後を託した」と語り、逆転ゴールを決めた李漢宰は「寿人さんが魂を置いていってくれた」と語った。

 チーム一丸で勝利を目指す新生サンフレッチェ広島。ペトロヴィッチ流『走るサッカー』で旋風を起こす。

オーマイニュース(日本版)より

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サンフレッチェも弱くはないのですが、ここのところ勝ちきれない試合が続いているので奮起を願っています。