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ジャーナリズムにおける立ち位置

引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000002138

恣意的な記事と普遍的記事の狭間
N山 M志
2006-10-06 16:58

「市民記者」との名称は好きになれないが、ここOhmyNewsでの記事の扱いに「市民記者」として苦言を呈したい。

昨今の「さくらちゃんを救う会」関連の記事の扱いが恣意的でニュースの名に値しないにも係わらず連続してOhmyNewsに掲載されている事象だ。折角の「さくらちゃんを救う会」の広報担当・筧さんへのインタビュ-もタイミングが悪く恣意的な掲載になり記者の努力が報われない。

2チャンネルと全面対決したいのなら「市民記者」の記事を恣意的に掲載するのでは無く、編集者自らの手で記事を社説のような方法で起こし掲載するのが良いだろう。その意図が無いのならば今後2チャンネルに関する記事は全て「スルー」し編集後掲載の対象とはしないのが良いだろう。「ニュースのたね」への掲載に留めるべきだ。

そもそも、ニュースとは何か。それは、
1.影響する人々が多い事象(政治、経済、国際)
2.社会正義を覆す凶悪な事象(事件簿)
3.予防的措置を促す事故原因解明(公的機関の報道の伝達)
あたりを基準に選択されるべきだろう。
商業紙や番組では量的枠を埋めなければならないので、いわゆる「暇ネタ」も混じるだろうが、この「暇ネタ」は上記と逆に極力事実のみを伝えるものが選ばれる。山田さんのお宅で猫が3匹生まれたとかの。

OhmyNewsは「市民記者」によるニュースなので、既存のマスメディアを念頭に置いた記事を扱えるとも思えない(300円では電車賃にもならない(笑い))。
既存のマスメディアが枠内で扱えない補完的情報がOhmyNewsの記事として最適だろう。先にあった「 タイ・クーデター、現地の友人に電話した」は「OhmyNews的な」
http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000001560
ニュースだろう。

ジャーナリストは自ら世論を喚起するなんて信念を持たないことだ。その信念こそが2チャンネル的精神なのだから。同じ事象の表裏でしか無い。

OhmyNewsの記事を見ているとこの「信念」+「自己主張」が強くて記事としてどうかなぁってのが散見される。そもそもニュースの基本である5W1Hが無いのだ。あっても一人称だ。それは書き手は記事と思うかもしれないが読み手は記事とは呼ばない。
2チャンネルを批判しながら2チャンネルと同じことを行っているから2チャンネラー(って用語あるんですね)に組みやすしと思われてる。

立ち位置がしっかりしていない。毅然とした対応が出来ていない。まさに加藤紘一氏へのインタビューで彼が語っている「浮遊する民衆」に自らも陥っている。その証左が今回の一連の「さくらちゃんを救う会」関連の記事掲載にあらわれてる。

OhmyNewsの「市民記者」は決して一枚岩で無いことを自らの名誉のために宣言しておく。

オーマイニュース(日本版)より

「2ちゃんねらー」です。ちなみに侮蔑の言葉に該当しますので中性的な使用方法においては「2ちゃんねるの住人」や「2ちゃんねる利用者」のほうが好ましく思われます。

全部を覚えているわけではないですが、まぁいろいろと罵られてきましたw
「インターネットの最底辺」「社会のボトムズ」「人間のクズ」「チンカス(お食事中の方ごめんなさい)」「精○障○者(これはつい最近も言われたなw)」他にも本当に覚えきれないくらいバラエティに富んだ罵倒を受けてきましたが、一番のお気に入りは鳥越編集長(当時)からかけていただいた「ゴミためのゴミ」ですね。シンプルでいて奥が深い。

バカとかアホとか性格が悪いとかは(わたしにとっては)悪口にはなりませんよw 頭のおかしな人間にとってはご褒美みたいなものです。