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医学部には暗黙の年齢制限が?!

引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=0000000002831

合格点を取ったのに
K島 T
2006-11-06 07:52

【画像省略】
医師への期待は大きい(写真はイメージ)

 2005年度大学入試で群馬大学医学部を受験し、合格者平均を上回る得点を出したにもかかわらず不合格になった女性がいる。不合格の理由は、55歳というその女性の年齢にあったとされる。

 女性は昨年6月30日、前橋地裁に提訴した。その結果がつい先日、10月27日に請求棄却という形で出た。

 裁判長の言葉はこうだ。「同大が『医師には知力・体・気力が必要』と説明したことについて合理性がある」

 こんな話があるだろうか。それならばなぜ受験要項に年齢制限を設けていないのか。正当な受験資格があり、合格基準を満たしていながら(女性のセンター試験・2次試験の総得点は合格平均を10点以上上回るものだった)なぜ落とされるのか、女性が納得できないもの無理はない。

 裁判長は他に、「年齢により差別されたことが明白とは言えない」と言っている。

 ではいったいなぜ落ちたのか。そもそも、最初の「医師には知力・体力・気力が必要」という群馬大の主張を合理性があるとした裁判長は自己矛盾を起こしている。このことに合理性があるということは、年齢で落とすことが合理性があると言っているわけである。それなのに「年齢により差別されたことが明白とは言えない」とはいったいどういうことなのか。

 55歳で医学部に入学すれば、医師国家試験をストレートで突破したとしても、医師になるのは60過ぎである。その学費負担の大部分を国が賄っている国立大医学部において、医師になった後の実働年数が短い高齢者の入学を歓迎できないのは理解できる。しかしそれならきちんと年齢制限を設けて告知すべきではないのか。そういう発想が今までなかったために、今回の件は青天の霹靂であったのだとしても、この女性の入学は認め、今後年齢制限を設けるのが筋であろう。

 55歳にして医学部を目指し、実際に合格したこの女性には並々ならぬ事情や情熱があるということは容易に想像できる。受験資格を持ち、合格条件を満たしていながら、事前に示されていないことで不合格にされては、女性のそれまでの努力や今後の展望はどうなってしまうのか。あまりにも筋の通らない話ではないだろうか。

オーマイニュース(日本版)より

※引用文中【画像省略】は筆者が附記


この記事についたコメントは49件。

49 たのきん 11/10 20:05
訴えるのはこの人の権利だとおもいますのでかまわないが
落ちたのは当然と思おうし、それを応援する報道人がいたら
いるのかな?
かなりおかしいと思う

昔、在日の人が戸籍と本名を隠して入社試験を落ちて 「差別だ!」
と変な裁判を起こして、マスコミがこぞって応援

おかげでそれ以後入社試験では「本名も本籍も名乗らなくて良い」
という今の日本 かなり異常

48 ヤマト 11/09 20:08
> 不合格になる→きっと年齢のせいだ!大学に文句言ってやる!
> この時点でおかしいですよね。(47 あれださん)

特におかしいとは思いませんよ。私でも同じ事をしたでしょう。意欲的に取り組んだ方ほど
食い下がるのではなかろうかと。普通の面接で本人は特に自分に落ち度があったとは思わず、
それなのに不合格。確認のために電話をしたらさもありなん、高齢が理由とのほのめかしがあった。

裁判の原告は、大なり小なり「自分が正しい」と思い込むから訴えます。本人のそのような
信念を貫こうとする行為をもって、医者に向いていない、社会性がないというのは暴言に等しい。
医療ミスで患者が「医師が悪い」と思い込んで提訴しても社会性がない、と批判はされないでしょう。

敗訴した医師が尚「私の手術にミスはない」と思い込んで控訴しても、それは正当な行為です。
前にも書きましたが、今回の女性が敗訴する可能性もありますし、年齢以外に正当な理由があって
落ちた可能性もあります。それでも、この年齢制限騒動が投げかけた意義が薄れることはないのです。

47 あーわわ 11/09 11:41
>ヤマトさん
不合格になる→きっと年齢のせいだ!大学に文句言ってやる!
この時点でおかしいですよね。
ペーパー試験の解答すら発表しない大学に面接の基準を聞くこと自体もおかしいですし。
面接の基準なんて明確にしたら対策を取られて面接の意味がなくなりますしね。
電話で職員がそれらしい事を言ったっていうのも本人の自己申告ですからね。
思い込みで大学に苦情電話、思い込みで裁判。根拠が全部思い込みだから当然のように敗訴。
裁判起こすなとは言いませんが、ここまで思い込みで行っちゃう人が
医者にむいてますかね。社会性ないでしょ、間違いなく。

例えば容姿が悪い人が面接で落ちたとして。
容姿悪い人「私がブサイクだから落ちたんでしょ!許せない!ギッギ!」
ただの電話番職員「いや、そんなことはないです」
容姿悪い人「じゃあ容姿悪いと逆に点数もらえて受かったりするの?」
ただの電話番職員「いや、そんなこともないと思います」
容姿悪い人「やっぱ容姿のせいで落ちたんだ!訴えてやる!」
ただの電話番職員「え?え?」

それらしい事を言われた(思い込み)ならこんなでもいいわけですよ。
ヤマトさんの頑張った高齢者を称えたい気持ちも分からなくもないですけどね。
まあこの人にはこの裁判をバネに司法試験にでもチャレンジしてもらいたいです。
面接で落ちそうですけど。

46 Mistia 11/09 00:01
群馬大学医学部入学案内 医学科Q&Aには面白いことが書いてありますね。
これはこの問題の後に追加されたのかな。

http://www.med.gunma-u.ac.jp/admissions/med/med_faq.html
出願するにあたり年齢制限はありますか?
⇒ありません。いずれの入試においても年齢はもちろん、性別、出身地等の区別なく、全く同じ条件のもとで選抜を行っています。

45 ヤマト 11/08 12:35
ルール自体が曖昧、無いも同然だから問題になっている。その意味ならルール違反と
言えないかも知れません。明確なルールがないのだから、群大だけを悪者にするのも不公平。
医師の方々も含めて、様々な意見を知ったのは有意義でした。投稿欄はなくせません。

43 yonemura 11/08 11:51
コメント欄でいろいろとわかりました。
本来、ルール違反というわけでもないんですね。
コメント欄がなければ記事の通り群馬大が一方的に悪と決めつけるところでした。
やはりコメント欄はなくせませんね。

42 編集部平野は3歳児かね? 11/08 00:32
> 12 K島(tks0823)さん
> では「体力がない」というのは何によって判断したのでしょうか?
> また、その体力がないという判断の根拠が法廷においても示されなかったことは不誠実ではないでしょうか?

  それは「総合的に判断」として逃れたんでしょうね。事務官の発言は「個人的見解」であり、大学側としては年齢は関係なく、筆記試験と面接試験を総合的に判断した、その判断基準としては「知力体力気力」である、と主張したのでしょう。
  体力が無いと判断するに至った面接内容であったのならばわかりますが、裁判において大学側は今後の入試に影響するという理由から面接結果を開示してないのでわかりません。また事務官の発言もどのようなものであったのか。。。

  年齢規定が書きづらい世の中ですが、ある程度明確にしてよいと考えています。個人的な経験ですが、パート事務職員の面接なども年齢が規定できないために、ミスマッチが多発して双方が不幸になっているケースが多いです。ごく稀に高齢でも能力のある方もいらっしゃるのですが、それよりも高齢で能力のない方が応募されるケースの方が多く。。。(能力とはPCスキルをさします)

わき道にそれました。すみません。

41 コンゴレッド 11/08 00:23
医師です。55歳女性の不合格との判断はまったく妥当と考えます。年齢、その他成績以外の点を考慮の上、合否の判断を下すのは大学の裁量です。医学部入学の枠は限られており、大学として入学を許可し教育し医師として社会に送り出すべき人物を選択するのは社会に対する責任でもあります。年齢制限を明記すべきとの意見には賛成しませんが、年齢も当然合否判定にあたり考慮されるべきものです。一律に機会を奪うカットオフラインはむしろ確定すべきではないと考えます。

40 kz 11/07 23:49
>38ヤマトさん
お返事ありがとうございます。色々と難しい問題ですね。診療科の偏りの問題はあるのでしょうね。ただ、あまっているとみなされている診療科でも医学の進歩で以前は諦めなければならない疾患が治療可能になり、それ故要求される医師の人数も増えているらしいです。

医師の中にも人間性に問題の有る医師は居るのでしょうが、それは人間ですから他の分野と同様なのではないでしょうか。また腕の問題は難しいですが、上手い手術が出来なくても酷い失敗が無ければそれで仕方ないのではと思えてなりません。我々患者にとっては怖い話ですが、でも人間が誠意を持って全力をつくした結果ですし。
また今の医療体制を考えると今外圧をかけるとそもそも医療が壊れてしまうのではと思えて怖いのですが、大丈夫なのでしょうか。

39 ヤマト 11/07 21:13
> ちょっと感情的になり極論を言っていませんか?
> 一概に年齢制限しないで面接等で総合的に合否を決めているのです(32 朝鮮者さん)

はい、極論です(笑) ただ、「養成に多額の国費を投入」「医師として活動する期間が少ない」
「中高年が医師になるのは大変」などと効率ばかり追求していくと、結局はそうならざるを得ない。
30歳を過ぎれば記憶力も減退します。門戸を開くふりをして面接で落とすよりよほど潔い。

> 比較的高齢の研修医の指導をしたことがありますが、かなり大変でした(32 朝鮮者さん)

中高年の医学生を特別扱いする必要は全くありません。老若男女を、等しく厳しく指導して
ダメなら落伍していただく。外科医は無理でも、中高年により適したコースを選択することも可能。
女性の医師が珍しかった頃、おそらく今回と似たような批判があったのではないかと想像します。

> 年齢で落ちたかどうかは不明である。面接試験の結果が気に食わないという理由で
> 受験生が次から次に訴えでたらどうなる(33 あれださん)

この女性が年齢のために落とされたと思い、大学当局からそのことを暗示する言質があったと
主張している以上、裁判で「年齢が不合格理由か否か」を争うのに問題はありません。闇雲に不満を
訴えている訳ではない。面接結果に異議を申し立てたら医師の資質なし、とはなりません。

熟年医師の苦労談が散見されますが、安全のため50歳定年制でも導入してみては如何かと。
冗談はさておき、現実にかなり高齢の医師が医療行為に携わっていますが、そんな業界の中にあって
医学生の年齢が問題になること自体がやや滑稽です。医師になってしまえば勝ち、なのかな。

38 ヤマト 11/07 21:05
> 都市部でも決して医師は余っていないとの話も出ています。
> 特に救急などは東京都内でも全く充分ではないと言う事です(31 kzさん)

私も余り詳しくありませんが、「専門分野による偏在」と「地方での相対的医師不足」という
ことにでもなるのでしょうか。小児科や産婦人科は、既に全国的に不足しつつあると聞きますし、
歯医者や眼科は十分に足りていそうな気配。それこそ地方の救急医療は大変なんでしょうね。

> また医師の資質や技量が問題視されとおっしゃっていますが、
> 本当に医師の資質や技量は低下しているのでしょうか?(31 kzさん)

医学や薬学、機器や検査方法は確実に進歩しているのでしょう。ただ、肝心の医師の能力や
資質には、それこそピンからキリまであるのではないでしょうか。医大や病院の水準が千差万別
であるのと同じです。それらが以前より改善されているかどうか、そこまではわかりません。

> 医師の資質や技量の問題ではなく、患者の期待が大きすぎることや司法の医療知識の無さ、
> 社会資本が医療に投入されて居ないことに起因するのでは(31 kzさん)

有名医大卒の脳外科医を知っていますが「この業界、とても患者には言えない話がゾロゾロ」と
自虐的に話していました。現代医学の限界を理解しない患者や司法にも問題があるのでしょうが、
長らくアンタッチャブルで自浄作用が働かなかった業界には「外圧」が必要なんだと思います。

37 朝鮮者 11/07 20:25
たのきんさんへ、私も48歳の同じ位のおじさんですw
昔は透析用のシャント手術もしていたのに、今では3-0の糸での縫合がやっとですwww

36 朝鮮者 11/07 20:20
34 たのきんさんへ
たとえばすでにエンジニアや法律家として活躍されている方が、さらに医学も修めたいと言うような場合、ご高齢であっても今までのキャリアが土台になって新たな展望が開けるかもしれません・・・私ならそのような場合でも不合格としたいです、自動車学校の教程の様な医師養成過程を経るより医科系大学院のA級ライセンス取得をお勧めします。

35 たのきん 11/07 20:14
弁護士55歳
「いままで医療裁判や行政訴訟にかかわってきて、実際の医療現場にかかわってみてみたい、あるいはもっと実感をもって裁判にかかわってみたいと」

>それは奇特なことですが、収入も無くなりますよ。大変な事ですよ

「私の決意は変わりません。蓄えもあります。子供も成人しました」

>ではおきばりやす

エンジニア55歳
「障害者のかたのためにロボット技術を生かしたいと」

>勉強だけならべつにここに来なくてもいいんじゃ

「でもいちから勉強して、身近に見たいので」

>そうですか、本当に決意はかわりませんか?


55歳主婦
「普通の主婦の視点を生かして小児科か、老人医療をやりたいと」

>失礼ですが、免許をとったとき何歳になりますか?

だめだよこりゃ~~~


私は46歳、最近遠近両用めがねを買いました
先日マイクロカテーテルのガイドワイヤーが通せず しかたなく とほほ

34 たのきん 11/07 19:56
年齢制限を明記すべき

と言うような意見もあったようですが 私は反対です
たとえばすでにエンジニアや法律家として活躍されている方が、さらに医学も修めたい
と言うような場合、ご高齢であっても今までのキャリアが土台になって新たな展望が開けるかもしれません
こういう場合なら私が審査員なら「合格」の判を押します

でもこの方の場合
私はハネます

こういうとなんですが、タダの主婦がペーパー試験がちょろい と言うだけで試験をうけたんでしょう
問題外です

ようするにこれは早稲田の「一芸受験」と同じで
まったく面接官の裁量なんですよね

むかし「広末涼子」の合格にブーイングがでましたが、あれは早稲田大学にとっては十分意味があったので
早稲田の勝手 です

このケースも群馬の勝手です

モンクをつけるのがそもそも間違っている

33 あーわわ 11/07 16:30
>面接不合格が不服で裁判に訴えるような人は医者に相応しくない、との意見もありますが、
>まさか本気ではないと信じたいのですが。中高年は、身の程を弁えあっさり諦めなさいとでも?

1、年齢で落ちたかどうかは不明である。
2、面接試験の結果が気に食わないという理由で受験生が次から次に訴えでたらどうなるか考えろ。
中高年だからというのは関係ない。受験生としてどうなんだという話。

32 朝鮮者 11/07 16:03
「医学部への受入は損得勘定で」が国民の多数派なら、いっそ全大学で25歳程度の年齢制限をすればよく、血税も効率よく使われようかと・・・ちょっと感情的になり極論を言っていませんか?一概に年齢制限しないで面接等で総合的に合否を決めているのですよ。
中高年の医師志望者に対してのみ異常に要求が高すぎませんか。・・・他の方も言って居られるように私も比較的高齢の研修医の指導をしたことがありますが、かなり大変でした。手が動かない、体が付いてこない、プライドがありすぎて人に聞かない・・・そして若いときの泊まり込みの修行wはおもしろかったが、年を取ってからは苦痛以外の何者でもなかった。

31 kz 11/07 16:00
私の個人的な意見としては大学、裁判側の判断を支持しますが、いまコメント欄で行われているような議論の元になった記事を書かれたことについて、記者さんに対して素直にすばらしいと思います。

>30 ヤマトさん
その他の意見については詳しくないので保留として
「医療費の無駄使いや都市部の医師余り現象など、巨大な損失を減らす施策こそ本筋でしょう。」
「これだけ医師の資質や技量が問題視され、志の低い医学生や医師がごろごろしている世の中で」
とおっしゃっていますが、都市部でも決して医師は余っていないとの話も出ています。特に救急などは東京都内でも全く充分ではないと言う事です。また医師の資質や技量が問題視されとおっしゃっていますが、本当に医師の資質や技量は低下しているのでしょうか?ヤマトさんが医療問題について先入観を持ってらっしゃるのではと私には思えてなりません。昨今の医療問題を考えるとけして、医師の資質や技量の問題ではなく、患者の期待が大きすぎることや司法の医療知識の無さ、社会資本が医療に投入されて居ないことに起因するのでは無いかと私には思えてなりません。
ヤマトさんは如何かんがえますでしょうか?

30 ヤマト 11/07 15:20
> アメリカでは日本以上に医学校に入るのは困難なようですが
> 高齢者の入学者はいるのでしょうか?
> 医学を学びたいのなら大学院に行けばよいでしょう(25 朝鮮者さん)

確かに欧米の医学部事情は興味深いですね。私は全く知識がありませんが、もし詳しい方が
いらっしゃれば是非とも投稿して頂きたいもの、議論の良いタネになろうかと。学びたい内容が
合致すれば大学院もひとつの選択でしょう。学部に興味があれば、それも尊重したいものです。

本当に「医学部への受入は損得勘定で」が国民の多数派なら、いっそ全大学で25歳程度の
年齢制限をすればよく、血税も効率よく使われようかと。もっとも、そんな閉塞感漂う節約より
医療費の無駄使いや都市部の医師余り現象など、巨大な損失を減らす施策こそ本筋でしょう。

皆さんの投稿を読みますと、中高年の医師志望者に対してのみ異常に要求が高すぎませんか。
これだけ医師の資質や技量が問題視され、志の低い医学生や医師がごろごろしている世の中で、
55歳にして医師を目指した方の適性を、殊更にあれこれ言えるものでもなかろうかと。

面接不合格が不服で裁判に訴えるような人は医者に相応しくない、との意見もありますが、
まさか本気ではないと信じたいのですが。中高年は、身の程を弁えあっさり諦めなさいとでも?
医療ミス裁判を嫌う医師がこう言いたくなるなら分からんでもありません。いや、冗談です。

29 k-p 11/07 13:54
 記事に対するというより,この事件に対して一言申し上げたいと思い,筆を執りました.
 まず,”医学を学びたい”という志に対しては年齢制限を設けるべきではないと思われます.学ぶことは尊いことだと認識すべきです.
 しかし,国立大学医学部に入学するということは単に”医学を学ぶ”以外に卒業後,医師として活躍することも基本的には目的に含まれると一般に認識されております.医療以外の分野で活躍されている方々も大勢いますが,社会資源的にはそれらは主流ではありません(医師という職業そのものの存在価値に関係してきます).
 また,国家試験に合格したからといってすぐに活躍できるかといえばそれは無理な話で,その後の研鑽が必須です.皆さんも卒後すぐの医師とベテランの医師と同じ技能だと思いますか?(医療費は同じですけど・・)臨床医からみて比較的年齢の高い(40歳以上)研修医を指導した経験がありますが,人生経験豊富な分,仁術としての医療は問題ないですが,知識,技術の習得は20代方々と比べるとかなり厳しいです.
 何でもかんでも規則がない部分をつついていろんな問題がおきてきますが,今回の場合は,(もしすべての面で合格基準を充たしているなら)年齢制限を設けていなかった大学側が譲歩すべきだと思います.また,受験された女性に対しては,社会からみてご本人を医師として受け入れることは難しいことを肝に命じて,研鑽を積まれることを願います.当局側には今後こういった問題が他の分野でも起こることが予想されるので,相応の対策(年齢制限を加えるか,もしくはこのような方がある程度入学することを前提に定員を増やすかなど)をお願いしたいと思います.

(追伸)この年齢で医学部を受験し,不合格に対して裁判まで起こすような方は,臨床医にふさわしくないという意見には賛成です.

28 まさしくんはい! 11/07 13:20
ところで、この55歳の女性の方は以下の点についてちゃんと面接で説明したのでしょうか?

①医学部に入って何を実現したいのか?
②医師になって何を実現したいのか?
③高齢な自分が医師になる事でどういう社会貢献が期待出来るか?
④他の受験者より年齢が高い自分が医師になる事のアドバンテージ・メリットは?
⑤他の受験者より高齢な自分が優れている点は?

22さんの発言通り医学部への入学が医者への就職第一ステップであれば就職試験で年齢的な不利をひっくり返す為には上記質問に対して非常に説得力のある回答をされないとペーパーテストの成績が良くても不合格判定されても仕方ないでしょう。

27 mori夫 11/07 12:38
55歳、医学部、国立大学。この三つがそろっていることで、「不合格」扱いも、妥当と感じました。

70歳を超えても、文学部や法学部に入学して、学んでいる人がいます。そういう人を、私は尊敬もします。この道は、独学だってできるし、少数の老人が大学に入ったって、迷惑を受ける(機会を奪われる)若者は、皆無といっていい。

しかし医学は違う。非常に間口が狭く、競争も激しい。一人前の医師を育てるのに、専門設備、専門教官など、高額の費用がかかる。国立大学は、その費用の9割くらい、国が税金から出す。

医者は、非常に社会奉仕性の高い職業です。人のために、人の命を救う職業です。個人が「自分のために」「自分の自己実現のために」、腕を磨く職業じゃない。(そういう医師もいますが。)

大学を出たって、医師としてはまだヒヨコです。50を過ぎたら、国立大医学部の受験など、避けるのが大人の良識でしょう。

面倒だから受験資格で規制してしまえばいい。だけどそうやって、いちいち規則を作らないと、訴訟ばかり起こるとは、日本も情けない国になったものだ。

(あのー、この女性の人格攻撃がしたいわけじゃないのですよ。)

25 朝鮮者 11/07 12:18 23
ヤマトさんへ
アメリカでは日本以上に医学校に入るのは困難なようですが高齢者の入学者はいるのでしょうか?
また勤務医さんが言われたように医学部は医学を学ぶところと言うより医師を養成する専門学校です、医学を学びたいのなら大学院に行けばよいでしょう。

24 あーわわ 11/07 12:15
面接で落とされたのが気に食わないと言って
大学にイチャモンつけて裁判まで起こす人間は
やっぱり医師にむいてないと思うんだよね。
大学の面接結果は適切だったと思うよ。結果論かもしれないけれど。

個人的には短時間の面接でコミュニケーション能力、医師としての倫理観を
判断される方が問題あると思うね。年齢による体力の有無なんて
凄い分かりやすくて納得が出来るが、倫理観なんかは本当に分かるのか?

23 ヤマト 11/07 11:48
私の親友は四十で渡米、大学院で八年学び、五十過ぎの現在は米国企業で活躍しています。
帰国も考えたのですが、なにせ日本の会社は年齢制限がやかましくて断念。アメリカ病は確かにあります。
しかし、個人の「学びたい、働きたい」との願いを尊重する風潮が、米国社会の活力源なのも事実。

医大に入ったものの退学、転科する人、国家試験に落ちる人、手先が不器用で外科医になる人もいる。
医大卒業後に作家へ転じる人もいるでしょう。年齢が医師としての不適格要因とされるのは、やはりおかしい。
たとえ医者にならずとも、単に「医学を学びたい」という学生をも受け入れる度量があってもよろしい。

単純な実利主義に陥らない多様で寛容な社会が人を活性化させる。もしも、医学部で学ぶ中高年を
「無駄」とするならば、理工学部はどうしますか?さらには、文学部での年齢制限だって可能かも知れません。
高齢社会にして高学歴社会の日本、学びたいと意欲を持つ人々を年齢でもって制限してはいけない。

ご本人が控訴されたようですが、それで良かったと思います。情報開示も含めてぜひ健闘されたい。
仮に、ご本人に年齢以外の不適格要因があって不合格になったのだとしても、今回の郡大医学部騒動が
社会に投げかけた問題の意義を些かなりとも減じるものではありません。更なる議論を期待しています。

22 勤務医A 11/07 10:43
これまでのひと言を拝見すると、この55歳の女性が、
学力試験は合格点であったにもかかわらず、高齢であることをもって不合格になったという前提で、どちらかと言うと大学側を非難される論調が多いように思います。
 年齢制限で学ぶ機会を奪うのはけしからん。
 年齢制限をかけるのなら事前に公表するべき。
医学部の教官として疑問なのは、「なぜ、高齢を理由に不合格にしてはいけないのか。」、「なぜ事前そのことを公表しなくてはならないのか」の2点です。
医学部はもともと他の学部と異なり、学問を探究する意味合いよりも医師養成機関としての専門学校的な意味合いの強い学部です。ですから、医学部には卒業試験は有っても、卒論は有りません。まず、世間に医師としてデビューするための国家試験受験資格を取得させるために、ひたすら知識をたたき込む場なのです。また学費が、私立の大学では年間1,000万円前後に対し群馬大学では初年度817.800、以後535,800で差額は税金で補助されます。そうした中で、医師となった後に、実働期間が少なくとも18歳と比べれば、37年は短いこの受検者を年齢で、不合格にするには充分な合理性が有ります。またどこの大学も、募集要項に受験資格はともかく、合否判定基準を事前に公表しているところをあまり知りません。年齢制限を事前に公表する義務が果たしてあるのでしょうか。さらに、年齢制限で不合格になったのは本当に事実なのかという疑問も有ります。群馬大学の募集要項には求める医学部学生像として、「医師としての資質、特にふさわしい人格と倫理性、コミュニケーション能力、人間に対する豊かな感受性と奉仕の精神を備えている人」を一番に掲げています。学力は達していても、面接で資質無しと判断された可能性もありえます。医師になりたい意欲が強いなら、高齢者を受け入れている医学部を目指すべきです。

21 mori夫 11/07 08:10
> >mori夫さん
> 大人なら何も言わないものだ、というような乱暴な理屈がまかり通るのならこの世から大人の諍いごとはなくなっていると思いますよ。

「乱暴な理屈」は言っておりません。ただ「率直な感想」を述べさせていただいただけです。(彼女は控訴するそうですが、これを止める権限は、誰にもない。)

記者さんは、こういう身勝手とも思える権利主張を、守ったりかばったりするのが、社会正義だと思ってらっしゃるのでしょうか?

昔は40歳を不惑と言ったそうだけど、現代では55歳という完璧な大人の年齢になっても、社会への配慮の無い、子供のような権利主張をする時代なのですねえ。(とほほ。)

私は、なんでもかんでも法律や規則をもとに、ああだこうだ言う、いまの世の中が、おかしいと思っています。人間にもっとも必要なのは常識(コモンセンス)です。

日本のアメリカ化が言われてひさしいけど、日本もアメリカのような訴訟社会、権利主張社会になっていくのかなあ。(いやだなあ。)

20 2ちゃんねる愛好家 11/07 07:29
一言でいうとこの主婦は面接試験で落とされただけです。

「年齢」と言うのは主婦の問い合わせに対応した一職員が勝手に言っただけで、本当の理由は不明です。そして面接試験の採点基準を大学が公開する義務はありません。よって、この判決は妥当だと思います。

実際には予備校が持っているデータを参考にすれば合格基準についてある程度の傾向が読み取れます。例えば、〇〇市立大学は〇〇市在住の受験生の方が模試の成績が悪くても合格しやすいとか、××大学は三浪以上の合格者が極端に少ないとか、△△大学は通常では合格出来ないような学力の学生が少人数合格していてなぜか受験前から合格することを本人が公言していたとか、様々な情報が記録されています。よって原告はこれらの情報を元に合格しやすい大学を選べばよかっただけです。現に、採点側の主観の入る面接や小論文を嫌って学力試験しか実施しない大学のみを目指していた受験生も多数いました。

国公立大学医学部医学科は入試の難易度が高いため、相当の学力がある人以外は「行きたい大学」よりも「入れそうな大学」を受験します。ですから、彼女も他の受験生と同じように情報を入手して、受かりそうな大学を受ければよかったのです。「週末に家事」をするために手軽に東京に戻れる群馬大学を選んだようですが、はっきり言って甘い考えです。目黒区であれば旭川医大でも琉球大学でも週末には家に帰れるので全国の大学から選ぶべきだったのです。

あとAll Aboutの2005年7月24日の記事と写真が同じですけど盗作と間違えられるから取り替えたほうがいいですよ。
http://allabout.co.jp/study/adultedu/closeup/CU20050725A/index.htm

19 森野蛸 11/07 07:12
K島(tks0823)さん、教えていただきありがとうございます。

「松丸伸一郎」ですね。記憶にとどめます。

18 K島 11/07 03:05
コメントありがとうございます。

>mori夫さん
大人なら何も言わないものだ、というような乱暴な理屈がまかり通るのならこの世から大人の諍いごとはなくなっていると思いますよ。

>ぬこさん
面接での内容は示されていません。ただ、昨年の訴訟時の記事(それをここで出せないのが残念ですが)には大学側に年齢が問題になったことを非公式に伝えられたとしています。
ただ、それを現在、大学は「担当者が誤解を与えてしまった」としています。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061028-00000121-mailo-l10
面接で大きなマイナスがあったのであればそれを示しているはずですし、裁判においてもそれが示されていない以上、年齢以外に大きな落ち度(と判断されるもの)はなかったと考えることが妥当ではないでしょうか?
また、上のリンクにもありますが、女性の医師になりたいという気持ちは確かにあったのではないかと思われます。

>たのきんさん
しかし女性はその3大学を受けたわけではありませんし、大学側が女性が不合格になった理由をはっきりと明示していないことに今回の問題の根本があるのではないでしょうか?もちろん通常そのようなことを明示する義務はありませんが、裁判までいっているこのような事態において、明確かつ正当な理由があるのであれば明示するはずではないでしょうか?
あと、16、17の発言に関しては品位を疑います。大人のコミュニティなのですからもう少し節度を持って欲しいです。

15 たのきん 11/07 02:20
防衛医大、自治医大、産業医大
これらは卒業して命令道理に9年間働くのがいやなら5000万円を支払う義務があるのです
http://plaza.rakuten.co.jp/medicalcampus/diary/200608020000/

もともと学士入学医学生は勉強馬鹿でない社会人をよりよい医師にするためにペーパー試験以外の比率を高めて試験しているもの

つまり遊びや個人的教養のためではない
だからペーパー試験が易しいので、適格者を選ぶのは大学側の権限

個人で勉強したかったら5000万円払うか普通の試験を受けろ!

14 ぬこ 11/07 02:03
医学部の試験には筆記だけではなく、面接もありますよね?
そこには触れられていませんがどうなんでしょう?
面接の結果、医師には向いていないという判断だったのかもしれませんね。
何か決定的な事を言ってしまった可能性もありますね。
年齢のせいにしているのはこの女性なのではないでしょうか?

>今後年齢制限を設けるのが筋であろう。
それが許されない社会となってきました。
就職の募集要項にも、年齢や性別の記載をしてはいけなくなってしまいました。
厚生労働省が示している理由が必要になっています。
おかげで受験者は企業側の空気を読んで受験するという必要が出てまいりました。
医学生の適齢が何歳などと謳えるわけもなく、仮に30歳とした場合、31歳ならダメな理由も必要になり、その線引きは難しいでしょう。
だから面接という場で落とさざるを得ないでしょう。
苦肉の策としては必要な対策であると思いますけど。

多少点数が悪くても将来性がある受験生を選ぶのは学校としては当然の選択だと思いますけどね。
この女性がどんなに優秀でも卒業後の研修医という超激務をこなせないと思いますけどね。

この女性に問いたい。
本当に医者になりたかったのか。
医者としての生涯設計を立てているのか。
単に自分を試してみたかっただけではないのか。

13 mori夫 11/07 00:47
おばさんへ。

率直な感想を書かせてください。
大学は基本的に若者が行って勉強するところです。
文学部や経済学部ならともかく、医学部は、医師希望の学生の、狭き狭き門です。
意地にならないで、若者の道をゆずってあげなよ。
いい年して見苦しいよ。
大人なら、法律がどうたらとか、受験資格がどうたらとか、言わないもんだよ。

(まあ、わかってれば、最初から受験しないけどね。)
(ちなみに私は49歳、高卒男です。熟年進学も一時考えたけど、やめた。)

12 K島 11/07 00:26
コメントありがとうございます。

>officerさん
では「体力がない」というのは何によって判断したのでしょうか?
体力試験などありませんし、単なる印象以外のなにものでもないと思うのですが・・・。
また、その体力がないという判断の根拠が法廷においても示されなかったことは不誠実ではないでしょうか?

11 編集部平野は3歳児かね? 11/07 00:00
記者の「前もって年齢制限書いとけ」というのには賛成しますが、記事中の自己矛盾云々はおかしいのでは?

> ではいったいなぜ落ちたのか。
  「知力」はあるが「体力」がないと大学側に判断されたから。ただし「高齢だから体力が無い」とは主張していない。

> 最初の「医師には知力・体力・気力が必要」という群馬大の主張を合理性があるとした裁判長は自己矛盾を起こしている。このことに合理性があるということは、年齢で落とすことが合理性があると言っているわけである。
  別に自己矛盾など起こしていない。大学側は合否基準として「知力・体力・気力が必要」と説明し、裁判長はそれに合理性があるとし、今回の主婦は「知力はあったが体力がない」と大学側に判断された。一貫して年齢は無関係。よって「年齢により差別されたことが明白とは言えない」というのは別に矛盾していない。

 まぁ何を持って「体力がない」と判断するのかはわかりませんが、草野仁みたいなパワフル高齢者だったら通用しない。

10 ペントケン 11/06 23:23
最近の医学部でテストの点数だけで単純に合否を決めるところは多くないのでは。
もしもペーパーテストしか無くて、テストの点数のみで合否を決めると宣言しているのにも関わらず年令で落とされたのなら群大に非があるかもしれませんが、今回の件は存じませんがもしも面接や小論文があるのなら総合的に合否を決めると言うことですよ。

受験生には受験する権利があるかもしれませんが、大学には大学側の希望する人材を合格させる権利もあるはず。
今回は当事者が群大の希望する人材でなかったと言うことだけ。
医学部は群大だけではないので貴重な時間を別の方向に向けてもらいたいものです。

9 K島 11/06 22:59
あ、申し訳ありません。
K島というのは当該記事の記者です。

8 K島 11/06 22:58
皆さんコメントありがとうございます。
今入ってきたのですが、原告の女性は控訴したようです。

>たのきんさん
それでしたら、「学士入学は不可」をあらかじめ示しておくべきではないでしょうか?

>あれださん
昨年の訴訟時の記事には大学側に年齢が問題になったことを非公式に伝えられたとしています。
ただ、現在大学は「担当者が誤解を与えてしまった」としています。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061028-00000121-mailo-l10

>朝鮮者さん
たしかに実際なったときのことを考えるとそうもいえるのかもしれませんが、仮にそうだとしても、受験の権利と合格要件を満たした以上、「やってみたけどできなかった」という方が女性も納得がいくのではないでしょうか?
そうすると国費の無駄遣いという発想が出てきそうですが、もともと合格要件を満たしているならそれは責められることではないと思います。

>森野蛸さん
裁判長の名前は松丸伸一郎さんです(ここで挙げても良いのかな)

7 森野蛸 11/06 22:31
ルールはルールとして尊重すべき。つまり、拒否するなら初めからしろってんだよな。

さて、裁判長の名前は?

6 Ronnie 11/06 19:19
これは非関税障壁の問題です。極めて日本的な談合構図で、欧米の合理主義には理解不可能。
おそらくは、年齢じゃない本音の理由があったんでしょう。

ホリエモンが逮捕起訴されたのも耐震偽装も、本来は大したことじゃない理由によるもので、不公平にして結論先にありきの
欺瞞的構図。
この国では本音と建前は別なんです。

5 朝鮮者 11/06 18:36
医学部に行って一応の医者になるには大学6年+研修医2年+αで10年以上かかる(学士入学なら-2年)。自分の子供か孫に近い若者と同等のことをしていかないといけないし、年だからと言って甘えることはできない。更には必須になった研修医研修で採用してくれる病院があるのか、またその知力より体力が必要な半奴隷生活についていけるか・・・本人のためにも不合格になった方が良かったのではないかと思う。

4 あーわわ 11/06 17:47
1、本当に年齢が原因なのか?

2、面接で判断されるほかの要因の妥当性と
  年齢での判断の妥当性にどれくらい開きがあるか?

この2点が知りたいな。
ここが分からないと議論しようがないと思う。

3 ねこまんま 11/06 14:16
記者に全く賛成。それに年齢制限もすべきではない。若くても女の医師などは結婚して家庭に入ることもあるわけだし、男でも女でも交通事故などでいつ死ぬかわからない。一方で60歳で医師になったこの女性は100歳までバリバリ働くかもしれず、たとえ働かずともその知識はこの人の環境や周囲の人々におそらくはよき影響を与えるだろう。大学も裁判所もそうした他人様の「不定の未来」を勝手に判じることができると思っている時点であまりにも傲慢。

この判決が通るのであれば、たとえば若くして癌で治療を受けたあと、再発するかどうかわからない…といった状況にある人も医学部を目指してはいけないことになる。だがたとえ在学中ないしは卒業後に再発し働けなくなったとしても、その人の生は己の望むことを学んだことによって非常に充実したものとなるだろう。そのような可能性を平気で剥ぎ取ってしまい、人間を常に「回収可能かどうか」という金銭換算の視線で見つめる。この国はいよいよどうかしている。

2 たのきん 11/06 13:13
至極まっとうな判決だと思う
どうしても医学部に入りたいなら、学士入学でなく普通に受験すれば良い

1 ヤマト 11/06 09:57
今回のように、差別なさげに見せておいて実は差別する、というシステムが一番卑怯ですな。
面接の質疑応答での「言った、言わない」も争点だったそうですが、お互いに録音しておくという
自衛策が必要なのかも知れません。司法試験のように明確な年齢制限のある方が、よほど潔い。

もっとも、個人が能力を発揮する機会を年齢で縛る制限は少ない方がいい。唯物論的には一見
無駄か遠回りのような生き方でも、それらを包み込む寛容な社会にこそ独創性や多様性が生まれる。
オタクを暖かく見守る(?)日本社会だからこそ、世界に誇るアニメ文化を育んだのではないかと。

PS 事件に腹立ち記事に賛同の場合、感情マークはどうしたらいいのかな(笑)


合否に関係なく医学部の関係する病院・研究施設へ10億円くらいポンっと事前に寄付すれば、この55歳女性は合格していたんじゃないかと思います。喜捨なんて人道の最たるものですし人格面では満点の評価を得られることでしょう。


読んでいてふいと思い出したのが「ツェねずみ裁判」でした。

888 :(仮称)名無し邸新築工事:2006/07/31(月) 23:34:30 ID:???
俺は当事者にかなり近い人間で事情を知っている。
ただ、あくまでこの話は単なる物語であって特定の団体とは
関係ないからそのつもりで読んでくれ。

①オーナーが依頼したのは25,000円程度のメンテナンス工事。
それに対してS水ハウス(担当:S氏)はオーナーに無断でファイバースコープ、
ビデオなどを使って勝手な調査を行い調査費用を請求。(なんと10倍の250,000円)
ここから全てのトラブルが始まった。

②S水は調査費用を払うのは当然とするだけでは飽き足らず
壊れていない部分を壊れているとし、100万円単位の工事の発注要求をして来た。
(後に不安になったオーナーが別会社に調査させたところ、全く壊れていなかった)
尚、その破損理由があまりにも常識はずれで考えられない理由であった。

③その際にオーナーがS氏に説明を求め、名前を呼ぶと
「JOではない! 俺はSだ!」とオーナーに挑戦的な態度を取る。

④「日本人相手に営業をするならば、日本人向けの名詞をもってくるべきではないか?
少なくとも取引相手にどう呼べばよいか気を使わせるのは、営業マンの行動ではない!」
とオーナーは主張。これに対しS氏は長々と自分の名前を説明する。
オーナーは幾度となく、名前の説明ではなく仕事の説明を求めるが無視。

⑤結局、オーナーは初期のメンテナンス料金以外の支払いを拒絶。
するとS氏は突然態度を急変させ、「書類で上に上げるぞ!」とオーナーを怒鳴る。
(「書類で上に上げる」とはS水の隠語で
「書類を作成して上に報告し問題にする事で騒ぎにするぞ!」という事である。)


あまり詳しいことを書くといろいろ問題があるのでとりあえず疑問点だけ答えてみた。

後、これは予言になるが裁判になり事情が明るみになってしまえば
ネットでこの裁判は「ネズミ裁判」と命名されるだろう。

積水ハウスを語るスレ part15」より

準備書面のまとめも貼っておきましょうかね。

物語自体はこの事件当時もあまり知られてはいなかったようなので、そちらも貼っておきましょうか。