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人の投入より、設備・装備の強化を

引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000003076

秋雨の中の国会議事堂を訪れて
S藤 M之
2006-11-17 07:53

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国会議事堂衆議院側正面玄関
撮影者:S藤M之

 東京都千代田区の国会議事堂を訪ねました。土曜日(11月11日)で、雨ということもあってか、異様なほどの静けさに包まれていました。周辺に一般の人はほとんどおらず、警察関係者・車両が非常に目に付きました。

 ぐるっと一周してみると、東京メトロの国会議事堂前駅の出口付近に警察官1人、議事堂正門前には警察官2人と大型の警備車両1台、前の道路に大型車両、パトカーが2台づつと警察官が4人、衆院側、参院側それぞれの正門と、近くの首都高速入り口付近に警察官が1人ずつ--といった風で、非常に物々しい雰囲気でした。ほかの地点で見かけたものを含めると、合計で車両が6台、警察官は約30人ほどいたと記憶しています。

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物々しい雰囲気の議事堂周辺
撮影者:S藤M之

 こうした厳しい警戒体制は、2001年の米同時多発テロ以来なのでしょう。実際、それ以前に議事堂に行った際には、当時も多くの警察官はいましたが、現在よりは少なかったと思います。正門前に警察車両を横付けすることもなかったと記憶しています。

 確かに、イラク問題などからテロ対策を強化するのは当然かもしれません。「テロは、警戒しても警戒しても足りないほどに警戒して初めて予防できる」という話もしばしば耳にしますから、警備強化自体は理解できます。しかし、それをもってしても、少々考える余地のある警備体制であるように思えました。

 果たしてテロは、警察官を増やしたところで防げるのでしょうか? もちろん一定の警察官の配備は不可欠でしょう。しかし、それよりもテロを防ぐための設備や装備の強化に力を入れるべきではないでしょうか。

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議事堂周辺に常備されている盾、パイロンなどの受傷事故防止機材
撮影者:S藤M之

 今、日本国内では“治安悪化”が叫ばれています。都心の犯罪多発地域などでは、これまでより多くの警察官が配備されているようです。一方で、地域によっては空き交番の増加などが指摘されており、私は一般の治安を守る人、すなわち警察官の不足は根深いと思っております。

 安全と安心を提供する視点から見て、はたして人と装備のバランスはとれているのか、人の配置の地域バランスはとれているのか--。そんなことを考えながら、議事堂周辺の警備の前を通り過ぎました。

オーマイニュース(日本版)より

※引用文中【画像省略】は筆者が附記


この記事についたコメントは2件。

2 全力失笑 11/21 15:24
厚さ1m高さ5mくらいの壁で国会議事堂を囲めば
入口以外の警備が減らせるかもしれませんね。
安くするなら有刺鉄線でも巻きつけましょう。
空からの攻撃に備え、いっそ地下に潜るのも有効かもしれません。
でも最後に物を言うのは人数です。

1 yonemura 11/17 11:15
>しかし、それよりもテロを防ぐための設備や装備の強化に力を入れるべきではないでしょうか。

根拠もなくそう書かれても、ただの思いつき以上のものではありませんね。
説得力皆無です。


治安の悪化は困りますので、法にもとづいてきちんと対処していただきたいと思います。日本は法治国家ですので。