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これからどう生きる?

引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000003350

平等な負担なら我慢できるが……
A尾 T司
2006-12-12 07:04

 新聞によると戦後最長の好景気が続いているとのことである。しかし、消費は減少してる。「ん? 消費が減少していても好景気なのか」。確かに大企業の業績は素晴らしい数字だが、ほんの一握りの大企業に比べて、90%以上の中小零細企業は果たしてどうなのだろうか。

 私は地元の知り合いのやっている町工場の親父に話を聞いてみた。
「忙しいよ」
「じゃ、しっかり儲かってるね?」
「まあまあだね」
「暮れのボーナスは出せそうですね……」と切り出すと、
「出さなきゃいかんだろう。ここ数年は摘み銭だったからね」

 大企業のボーナスは80万円以上だそうだが、この町工場の親父が暮れに出すボーナスは約20万円だそうだ。確かにこれもボーナスだ。もちろん、町工場に勤務する従業員と大企業の社員と同じ待遇を求める程のおろかな考えを持つ日本人はほとんどいないだろう。しかし、年収の格差が3倍というのはどうだろうか。

【画像省略】
写真はイメージ

 町工場に40年近く勤める男性は給料が28万円だそうだ。もちろん総支給額の数字である。彼は40年間、病気をせず、欠勤もほとんどなく、能力を100%出し切って仕事に専念してきたそうだ。能力100%を出し切って40年間勤めてきた彼から私が想像した答えは帰ってこなかった。

 「満足ですよ、家族もみんな元気だし……」。そう言う彼を愛しく感じてしまった。彼は、少ないかもしれないが40年間きちんと税金を支払い、誠実に生きてきた。

 反面、税金を着服する事件が横行している。そんな奴らには厳しく対処して欲しいものだ。そうでなければ、40年間一生懸命そしてまじめに人生を送ってきた彼のような男がかわいそうだ。決して多くない年金が彼の唯一の収入となり、これからも質素で素朴な人生を送ろうとしている彼に拍手を送りたい。

オーマイニュース(日本版)より

※引用文中【画像省略】は筆者が附記


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そろそろ調査票が回収された頃合いですかね。前回の結果は以下。

中小企業に限った景況感の調査結果は以下。

https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/chousa/keikyo/

税金が高いと感じるなら、減税をするか、無駄な支出を削るか、あるいはその両方をするかしかないでしょう。

使途不明な領収書も添付されていない怪しげな支出はありませんか?www