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【競馬】ネット予想家のオーマイ! 予想(その6)

引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000003263

ジャパンカップウイーク──芝・ダートレース展望
辻 雅之
2006-11-23 15:31

■第26回ジャパンカップ(東京・芝2400メートル)展望

 レース始まって以来の少頭数になりそうな今回、理由はディープインパクト、ハーツクライの「2強」の存在があるだろう。確かにこの2頭の能力が抜けている。国内馬でこの2頭に割って入る馬がいる可能性は少ない。

 気になる調整過程。凱旋門賞を戦いフランスから帰国したディープインパクトは10月に東京競馬場で3本の追い切り。そして栗東トレセンに戻り、11月8日にはDウッドコースで6ハロンから追って80.8秒-12.8秒。15日の追い切りはやはり6ハロンから追って圧巻の77.7秒-12.5秒。疲れていてはここまでの調教はできない。力が出せる状況にあるといえるだろう。

 7月の「キングジョージ」以来のハーツクライ。今年は「キングジョージ」、ドバイシーマクラシックなど、ビッグタイトルで好走してきたが、いずれも鉄砲使い(久々にレースを使うこと)でのもの。今回のここも大丈夫だと思うが……橋口調教師の「軽いノド鳴り(一種の喘息)」症状発言が気になるところだ。もっともこれを発見したルメール騎手は非常に軽度なものであることを強調しているが……。

 10月から本格的に調教され始めたハーツクライ。11月1日には坂路で800メートル52.3秒、8日には同じく坂路800メートルで51.0秒。15日の坂路調教はやはり圧巻の51.9秒で、ここまで順調に調整できていることは事実だ。不安なノド鳴りがレースにどう影響するか、ただ今週末は湿りがちな天気なようで、ハーツクライにとってはなによりだろう。

 さて、問題の英国調教馬、そして2006年の欧州年度代表馬ウィジャボードGB。2004年の凱旋門賞は、2400メートル2分25秒2で3着。硬く時計が速い日本への芝適性があることは言われていたが、昨年世界レコード決着となったジャパンカップでも0.3秒差の5着。アメリカでブリーダーズCフィリー&メアターフを勝った後、転戦して中2週でここに挑むことに対する不安はあるが、下半期のこの馬は本当に調子がいい。一発あってもおかしくない。

 コスモバルク、メイショウサムソンは2着までには厳しいと思うが、コスモバルクは東京得意なだけに期待はある。折り合えるようになり、後方から差す競馬が板についてきた。フランス調教馬フリードニアGBはまだキャリアが浅く、あまり期待はできない。……というわけで印は、◎ディープインパクト、○ハーツクライ、▲ウィジャボード、注コスモバルク。なおダートにも登録があったフサイチパンドラは芝へ。ディアデラノビアは回避。

■第7回ジャパンカップダート(東京・ダート2100メートル)展望

 第7回にして外国馬がいなくなったのは寂しい限り。このあたりのJRAの「営業努力」については、GIシーズンが終わった頃に記事にすることにしよう。……アタマひとつだけシーキングザダイヤUSAがリードしている感じ。南部杯、JBCクラシックでは不覚を取ったが、時計の速い東京コースでは彼には有利に働くと見る。中間軽めの調教だが、あまりテンションは上がらないほうがこの馬にはよさそう。

 タイムパラドックスの前走は時計がかかりレースがしやすかったこともあったが、復調していることもあるだろう。ただ、東京コースでどこまで来れるか疑問はある。中間調整過程からも大きな上積みはないようだ。ブルーコンコルドの前走JBCマイルは強い内容だったが、さて500メートル伸びてどうか。ダートでの出走は1600メートルまでが最高、芝では2000メートルの経験があるが、いずれも惨敗。ただ、極端なスローペースになると切れる脚が使えるかもしれない。

 そうなると面白いのが長距離が得意そうなサンライズバッカスとハードクリスタル。サンライズバッカスは昨年のダービーグランプリを勝ち、ジャパンカップダートもあのカネヒキリから0.2秒差の5着。まだキャリアは浅いが、2000メートルくらいがちょうどいいはず。実際血統的にはやや距離があったほうがいいタイプだ。ハードクリスタルは2300メートルの東海ステークスとブリーダーズゴールドカップに勝利。スタミナ勝負になるとこの馬が怖い。ただ、時計勝負にはつらそうだ。

 このところ好調なメイショウバトラーには血統的にあまり距離の壁はなさそう。中団待機で脚をためて直線までやってくると怖い存在。フサイチリシャールには南関東から内田騎手が騎乗するということで、前走は不満の残る内容だったが、2戦して状態は上向き、距離伸びて面白そう。

 他にも伏兵は多いが……印としては、◎シーキングザダイヤ、○サンライズバッカス、▲メイショウバトラー、△タイムパラドックスというところで。人気がなくなってきたシーキングザダイヤが馬券的にいちばん面白いところかも。

オーマイニュース(日本版)より

この記事についたコメントは1件。

1 ツジ 11/24 22:11
タイムパラドックスは調教後、骨折が判明したためレースを回避しています。ご注意下さい。


強い馬が勝ったという順当な結果に終わりました。