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なんのために働くのか?

引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000002914

立ち止まって考え、浮かび上がった「自己欲求」
N脇 Y紘
2006-11-07 08:11

【画像省略】
たまには立ち止まって考えるのも必要なのかも知れない(写真はイメージ)

 「何のために働くか?」というのは、誰もが一度は考えたことがあるのだろう。私も機会があるごとに考えるのだが、とても難しいテーマである。でも、自分の中にこの答えを持っているかいないかが、今のニートやフリーター問題を始めとした現代の「人間」の諸問題にも何か影響を与えるのではないだろうかと思うのだ。

 かの宮沢賢治が授業をしていたときに、子どもたちから「先生はどうして働くのですか?」と質問されたことがあるという。それに対して「私はそれを見つけるために働いているんだよ」と答えた話は有名だ。彼は、「答えを見つけていない」と素直に言っただけなのだろうか。それとも、子どもたちに自分で考えて欲しかったのか……。その心は今となっては分からない。

 最初に言ったように、私も機会があるごとに考えてさせられている。しかし、納得のいく答えが出てこなかった。具体的に言うなら、「今ある普通の日常を生きるために」や「自分の夢の実現のために」であったり、「楽しく生きるために」や「お金のために」などなど。十人十色の答えがあって当たり前だ。

 私の師の中には、それは「生きるためだ」とか「幸せになるためだ」と根本的なことを言ってくださる人もいる。私はそれに同意するし、納得もする。しかし、頭では理解できても、心で捉えきれない自分がいるのだ。

 これがなぜだか自分でも分からない。それは、まだその実感を得るに足る人生を送っていないからかも知れない。ただ単に自分自身を捉えられていないのかもしれない。

 でも私は、今まで分からないなりに1歩ずつででも進んでいくことを心がけた。そして今、ぼんやりと思うことがある。それは、私に当てはまるこの答えは“want”であると言うことだ。すでに出した例を含め、「夢をかなえるため」や「社会に貢献するため」「恩を返すため」「自分の存在を確認するため」「幸せになりたい」「見返すため」「世の中に負けないために」などなど、これらは善悪含め、自分の欲求を満たすためなのではないだろうかとも考えられる。

 “want”などと少し的を大きくしすぎた感も否めないが、自分の働きたい理由もここにあるのではと思う。そして、そんな欲求する個人の原動力が、家族となりコミュニティーとなり、社会を作っていくのではないかと考えている。

 私が今、考えていることはこのようなことだ。これだけが答えでもないだろうし、答えは探し続けるものなのかもしれない。少し立ち止まって、「なんのために働くの?」と自分に問いかけてみると、自分の意志や目的が明確化されて、より楽しく充実した生活を送れるような気がする。 

オーマイニュース(日本版)より

※引用文中【画像省略】は筆者が附記


この記事についたコメントは7件。

7 やっちゃん 11/11 20:12
コメントの意見を聞いてやっぱり十人十色なんだと実感しました。

自分としては、節目節目には、しっかり自分の方向性を確かめてすすんでいければと思っています。

泉州さんがおっしゃるように、「働くって?」ということは人生を歩んでいく中で変わっていく価値観でしょうから、そんなもんだと思って、気に留めておいて楽しんで生きていければと思います。

6 じぇじぇ 11/10 05:34
>2 いちろー(chirou)さん

ではN脇 Y紘記者のように考える方もいれば、そうでない人もいるという解釈でいいんですね。^^ まぁ人は十人十色ということで……(良かった)

5 おばかなねらー 11/08 18:15
>3>JJ(castella) 若いね~言うことが。

>少し立ち止まって、「なんのために働くの?」と自分に問いかけてみると、自分の意志や目的が明確化されて、より楽しく充実した生活を送れるような気がする。

立ち止まりすぎても問題なんだが・・・・・ま、JJ(castella) のような若者向けの記事だな。 


>2>いちろー(chirou) 個人的にはあなたと同意見!
顔マークは、いちろー氏の意見にw

4 泉州太郎 11/08 16:40
自分語りになりますが、広告の仕事してるとき興に乗ってくると毎晩徹夜でも苦じゃなかった。
ただ、このテンションで一生やって行くのは無理だなーと思って転職しました。
でも、やり終えたときの達成感や快感は仕事してなきゃ体感できない類のもの。
今は愛する妻のために働いてます。美容院行かしてやりたいなー(泣
「誰のために」「何のために」は長い人生でその都度変わっていくものなのでしょうね。

3 JJ 11/08 12:12
西脇記者の記事を読んで、改めて働くことの意味を考えさせられました。

世の中には「お金のため」や「生活のため」と割り切って働く人も多いと思いますが、
中には私や西脇記者のように割り切れずにその意味を考えてしまう人も少なからずいると思います。

私は現在大学生なので、一般就職という形では働いたことはありません。
しかし、アルバイトやインターンシップ、就職活動などを通して
社会人の働く姿を見ながら「自分は何のために働くのだろうか」と日々考えてきました。

その中で自分が見つけたひとつの答えが「働く→傍楽」。
つまり自分の周りにいる人を「傍」から「楽」にしていこうということです。
それは同僚・家族・上司・部下・友人・・・最終的には社会貢献へと結びつくものだと思います。

これも西脇記者の言う「want」に相当するんだなと思うと、
改めて「働く」ということの意義の深さを感じます。


駄文・長文、失礼しました。

2 いちろー 11/08 00:06
>>N島さん
仕事なんて言うのは金銭を得るための手段であってことさら意義を求めるような物ではないと思うのでそれが普通だと思いますが・・・

1 じぇじぇ 11/07 22:23
えぇ~!? この記事を読んで、今、私……結構驚いてます。

>「何のために働くか?」というのは、誰もが一度は考えたことがあるのだろう。

皆さん同じですか!? わたし……今まで考えたことがないです。ですから今かなり驚いてコメント入れたわけです。ええ~!? やっぱり私、ヘンなのかなぁ?(泣)


こういうのを読むためにネットをうろうろしてる面はある。

書かないけど「ちんちん見せてくれたらPayPay送金するよ」なんてアカも実在するからのw 受け子、出し子には困らないわね。