『自分ブランド化計画』 高橋朗
引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000000124
◆編集者レビュー◆ リスクをとり、自己実現を目指す人への応援歌
記者名 市川有人
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トヨタ自動車のレクサスをはじめ、資生堂、キリンビールなど数々の企業のマーケティング・ブランド戦略に参画した高橋朗氏が、「ブランドとは何か?」「なぜ今ブランドなのか?」という注目の質問に応えてくれる一冊です。
今、世間では、「格差社会」が話題になっています。そうした時代を背景に、トヨタはついにレクサスを日本で販売しました。レクサスはトヨタの最高級ブランド車です。その販売方法は、車を売っているのではなく、「おもてなし」をはじめとした顧客の心理に訴える様々な方法を通じて、「ブランド」を売っているのです。
多くの人は、商品を購入するときに値段の安さを最優先しているわけではありません。デザインや接客の良し悪し、お店の雰囲気などの「心理的」な要因から商品の購入を決めています。つまり、それが「ブランド」です。したがって、これからの企業はブランドの価値を理解し、心理的なアプローチで顧客に訴求できないと生き残れません。
一方で、個人の生き方にもブランド力が求められてきています。一億総中流時代、平等主義的な発想で他人に頼りながら生きている人は、今後ますます下流化し、周囲に翻弄されるだけの人生を送ることになるでしょう。これからは、自ら進んでリスクを取り、感受性を高め、積極的に自己実現しようとする人しか、評価されなくなります。あなたは、自らの哲学を自信をもって語れるでしょうか。
では、ブランドの価値を理解し、ビジネスに役立てるにはどうすればいいのでしょう。また、自分の人生をブランド化するにはどうすればいいのでしょうか。
この本では そうした疑問に対し、若い世代を代表する異色のコンサルタントが、世間の常識を一つずつ覆しながら、ブランドを身につける方法を丁寧に解説しています。世に出ているどのブランド本より読みやすく、わかりやすく書かれていると思います。
また、企業、個人を超えて、日本の未来の姿も予測しています。「オタク」を擁護し、芸術・哲学の重要性を説き、マイホーム主義を笑う、大胆で危険なブランド論×人生論×日本論です。ぜひ読んでみてください。
(Nanaブックス編集部)
Nanaブックス
1300円(税別)
2006年6月
単行本ソフトカバー
2006-08-28 09:00
※引用文中【画像省略】は筆者が附記
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書籍の宣伝記事。マンガや新書は電子書籍で購入することも多くなりましたが、良い本はやっぱり印刷された書籍で所有したくなるものです。