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【グルメ】舌先でとろける香ばしさ「どんぐりのムク」

引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/LookKorea.aspx?news_id=000000002836

イ・ジョンチャン
2006-11-02 09:24

【画像省略】
撮影者:イ・ジョンチャン

 林道には、風もないのに褐色のどんぐりがゴロゴロ落ちている。一粒でもたくさん拾おうと、木の枝をつかんでわざと揺すったり、木の幹を蹴飛ばしたりしなくてもいい。昔から、どんぐりはムク(そばの実やどんぐりなどを粉状にして、豆腐状に固めた料理)の材料とされ、人びとはクファンシク(救荒食。平素ほとんど食べないが、天災や戦争などで食料が不足したときに食べる自然食品)や、特別な時のごちそうとして食べた。

 しかし、食べ物が豊富な現在では、どんぐりのムクは腹を満たすために食べるというより、間食やおかずとして、また酒の肴に、好んで食べられるものになった。

 どんぐりのムクの作り方は、そう難しくはないが手間がかかる。まず、秋に拾ったどんぐりの皮をむき、秋の日に干した後、臼でつく。それを水に浸し、渋味をぬく。下にたまった沈殿物だけを集め、釜に水といっしょに入れて煮立てた後、四角い器に入れて冷まし、そのまま固めれば出来上がりだ。

【画像省略】
撮影者:イ・ジョンチャン

 上手に出来たどんぐりのムクは、簡単に崩れず、弾力がある。そのうえ、口に入れると少し渋みがありながら、独特の香ばしさがあり、プリッとした噛み応えがなんともいえない。どんぐりのムクは自然食品でタンニンが多く含まれ、消化によく、毛細血管を丈夫にする。

 朝鮮中期の医学者、許浚(1546~1615)が記した『東医宝鑑』には「腹が焼ける人、不規則的に、または食後すぐに大便の出る人、頻尿の人、体がしょっちゅうむくむ人はどんぐりのムクを食べるとよい」と書かれている。それだけではない。どんぐりのムクは、胃と腸を丈夫にし、成人病予防と疲労回復、二日酔いの回復などにも優れた効果をもたらすという。

 先月15日、「韓国文学平和フォーラム」が主催した「永川(ヨンチョン)文学祝典」に出席し、詩人イ・スンチョル、イ・ジュンギ、作家キム・ジョンスらとともに千年の由緒深い八公山(パルコンサン)のウネ寺のふもとにある小さなどんぐりのムクの専門店を訪れた。

【画像省略】
撮影者:イ・ジョンチャン

 この店のどんぐりのムクの特徴は、ピーナッツを砕いた粉をどんぐりのムクの上にかけるという点だ。加えて、八公山の渓谷に生えるセリとさっとあぶった海苔、自家製の青唐辛子に赤唐辛子、きゅうりなどを、薬味(唐辛子の粉、しょうゆ、すりおろしたにんにく、ごま油)であえてのせ、マッコルリの入った土焼きの器といっしょに、一皿、たっぷり出してくれる。

 米のとぎ汁のように白いマッコルリがこぼれんばかりに入った器を空けても、自然産どんぐりムクの絶妙な味を堪能したせいか、酒酔いもしない。その日、旅人は褐色のどんぐりのムク一皿とマッコルリ一杯のなかに、深まる秋を見た。そして幼い頃、故郷の村で過ごした褐色の秋の風景と、どんぐりのムクを炊く母の姿が浮かんだ。2006年の秋は、こうしてどんぐりのムクとともに、旅人の胸に深く抱かれた。

オーマイニュース(日本版)より

※引用文中【画像省略】は筆者が附記
この翻訳記事の元記事は以下。


この記事についたコメントは14件。

14 水銀 11/14 01:57
>13
別に無視はしておりませんよ。
最初から、「香ばしさがとろける」というのは日本語が破綻してると述べておりますが?
何故、破綻したものを前提に話しを進めなくてはならいのでしょうか。
私も真面目に返答して参りましたが、>13で書かれているような屁理屈には辟易して参りました。
ニュースサイトの記事タイトルが日本語を無視していいわけはありません。
貴殿の理屈だと、何でも表現者の自由でよいことになってしまいます。
貴殿はムクを食べた経験があるとのことですが、このタイトルから実際のムクを連想できますか?
手前勝手な感覚とやらで、一国の文化でもある伝統食が曲解された場合の責任は誰がとるのでしょう?

貴殿の執拗なまでの粘着性には大変興味があり、お相手をして差し上げたいのですが、御存知のようにオピニオン会員そのものが実質的に廃止になるようです。
残念ながら、システム改変後は返信できませんのでご了承ください。
どうしてもご納得戴けない場合は、「香ばしい」も辞書で調べてください。そこに「とろける」との整合性が見出せるかどうかもお考え願います。

13 みずなす 11/13 20:33
とろけるのは「香ばしさ」であって「ムク」ではないという私の解釈を無視して話されていますからね。

舌先で
香ばしさがとろける
香ばしさがはじける

香ばしさが広がる
香ばしさがただよう

どの表現がいいのか・・・そんなものは表現者の勝手じゃあないか。
私なら香ばしさが舌先でとろけるといわれても違和感はないということです。
ムクでも豆腐でも寒天でも、そのものがとろけたりしません。
香ばしさはとろけて流れて広がって、食品そのものの味わいになるのでしょう。

感覚の問題で議論しても、あなたの感覚と私の感覚は違うのですから、全く意味はありませんね、確かに。

韓国語の原文を読んでみたいと思いますが、私には探せません。
クリックするとエラーが出てしまいます。

12 水銀 11/13 19:05
>11
合理的根拠も提示せずイチャモン云々とは、オーマイ編集部の代弁者を気取られる方とは思えない乱暴さですね。
まず広辞苑で「とろける」の意味をお調べください。
食い物の感覚には当然主観もありますが、全てが主観で通るわけではありません。
「被差別者が差別だと感じれば、それは差別だ」と主張する同和系暴力団でもあるまいし、妙な『イチャモン』は不毛です。
もちろん、みずなすさんが、プリッとした噛み応えがなんともいえない食品を“とろける”と表現するは自由ですが、公のニュースサイトでも適切な表現だとお考えですか?

あとグルメ番組がどーのこーのという事ですが、私に何をしてほしいのですか?
と、いうよりも、韓国の伝統食であるムクを「とろける」と表現することに何の疑問も持たない方との意見交換は平行線を辿るだけです。客観的な指標として広辞苑(他の辞書でも)をもう一度お読みくださいという他にありません。

追伸
機会があれば、みずなすさんと新大久保あたりで一席もうけたいですね。
で、みずなすさんの口にムクをいれて、そのまま数分間放置。
そこで「とろけたかい?」と質問できたら話は早いです。

11 みずなす 11/13 11:52
水銀さん
私は「舌先でとろける」のは「香ばしさ」であると解釈していると書きました。
「口いっぱいに広がる香ばしさ」より、舌先に感じる香ばしさの方に、実感があると思う読者も存在するということです。

表現に違和感を持つようなことは
誰にもしばしばあることと思いますが
「編集部はいつまでこのインチキなタイトルを放置しておく気か?」
とまで言われるのは、私には、イチャモンとしか思えません。

10 水銀 11/13 10:43
>9
以下本文より
「簡単に崩れず、弾力がある。そのうえ、口に入れると少し渋みがありながら、独特の香ばしさがあり、プリッとした噛み応えがなんともいえない」
もう一度読みましょう。本当に上手にムクを表現しています。
しかし、滑らかだろうが何だろうが、ここに「とろける」要素は全くない。
プリッとした噛み応えの食品と書いてあるが、意味わかりますよね。
噛み応えですよ、噛み応え。
「簡単に崩れず、弾力がある」ともあります。
舌触りが滑らかなものに対し、「とろける」という表現を用いてよいなら、ゆで卵の白身、コンニャク、生の海鼠なんぞも「とろける」でしょうか?

最後に私に何かを要求なさっているようですが、何故私が「番組構成者の見解を」求めなくてはならないのでしょう? 申し訳ありませんが意図がわかりません。

追伸:1~2行目は皮肉なのですよね。私も皮肉だとは思いますが、中身を読むと、本気で書いてそうな気もしたもので。

9 みずなす 11/12 11:00
水銀さん
高度な言語表現を問題になさっているようで、
どのメデイアの表現に対しても、このような批評を寄せていられるのでしょうか?
私もグルメ番組などで嫌というほどの回数「~~が口いっぱいに広がり」という常套句が使われることに違和感を持っています。
「舌先にとろける」と感じることがあってもいいのに、誰でもいつでも口いっぱいに広がって感じるものでもないでしょう。
私は韓国にはよく行く方で、ムkもよくいただきます。
確かにアイスのように「溶ける」感じではありませんが、舌触りは滑らかです。
原文を見ていませんので、韓国語のどの単語を「とろける」と訳したのかは分かりませんが、
「口いっぱいに広がる」香ばしさよりはムkの滑らかさを感じさせ、私はこの表現に違和感を持ちません。
違和感を持つとはいえ、私はグルメ番組に表現批判の投書をしたことがありません。あの人はそう感じるのか、私とは違うなあで終わっています。
水銀さんには、グルメ番組などで使われる表現に対してもぜひ、番組編成者の見解を求めていただきたいと思います。

8 水銀 11/10 14:29
やっと反応がありました。でも本来なか編集部員が反応しなきゃダメだろ?

>7みずなすさん
確かにキャッチだけ読むと、「とろける」は「香ばしさ」に係っているように見えます。
しかし、「香ばしさ」は“とろける”ものでしょうか?この段階ですでに破綻しています。
つまり、このタイトルを考えた人間は、本文中の「独特の香ばしさがあり〜」という一節だけを頭に入れ、後は写真から勝手な妄想を膨らませて、観念的なタイトルを書いたと考えるのが自然です。
まあ、機会があったら一度食べてみてください。このタイトルが適切ではないことが体感できると思います。

仮に、タイトルを付けた人間が、みずなすさんが指摘されたように「香ばしさ」が「とろける」と書いたのだとすれば、別の意味で問題です。言葉を扱う職業には不向きな人だと思います。
もしも、編集部が本当にこのタイトルが真っ当だというのなら、私の書き込みを削除するなり説明をするなりすればよいだけです。
最近は、ちょっとした事でも一瞬で削除されてるようですので、「手が回らない」なんて言い訳もできないはずです。

7 みずなす 11/09 09:05
水銀さん
「舌先でとろける香ばしさ」までを引用しないとだめだと思います。
つまり、舌先でとろけるのは「香ばしさ」であって「ムク」ではないと
私なら読み取ります。
あなたが書かれているとおり
「口に入れると少し渋みがありながら、独特の香ばしさがあり」
「その香ばしさが」「舌先でとろける」のだと。

6 水銀 11/05 20:46
編集部はいつまでこのインチキなタイトルを放置しておく気か?
得意げにひと言欄を削除する暇があるなら、さっさと訂正しろよ。
一体、お前達の仕事は何だ? ジャーナリストごっこに興じる素人か!
こういういい加減な態度だから広告が厳しいんじゃないの?
悩むなら自分たちの馬鹿さ加減に悩んだらどうなんだ!

>5
新大久保でも食えます(▲鍋で有名なグリーン食堂など)。
また、東上野のコリア街などでもパック入りが買えます。
間違っても舌先でとろけるような食い物じゃないですよ。

5 海山風人 11/05 11:29
ちょっと食べてみたい。大久保とかではメニューある店あるんですかね?

4 小波 11/04 12:04
20年ほど前に行った瀬戸内海の小島で食べたことがありますが、名前は聞いて
無かったので、今回初めて知りました。食堂もないところで、お話しを伺った
民家で腹が空いているだろうと出してくださいました。茶色の豆腐というか寒
天といった感じです。食感は覚えてないですが、味は積極的に食べたいとは思
わなかったです。本で読んだことがあったので、どんぐりだと分かりました。
その御夫婦は韓国出身ということで毎年作られるということでした。
私自身作ったことは無いのですが、今つくる材料として浮かぶのはよく街路樹
で使われるマテバシイは使えないでしょうか。実が大きいですし、アクが少な
いのでそのまま食べられるようですが。

3 じぇじぇ 11/03 17:01
作ってみたいけど…

そばの実に変えられる材料があればありがたい。
(材料を変えても同じような味に仕上がるもの)
個人的にそばモノ(そば、そば粉、そばの実)
アレルギーで口に出来ません。

2>うしきさん
フードプロセッサーはいかがでしょう?ここの製品は刃が強いと感じます。
http://www.cuisinart.co.jp/howtopr/index.html

2 うしき@篠ノ井 11/03 02:15
作ってみたいが臼がない。

1 水銀 11/02 13:26
「舌先でとろける〜」というタイトルは誰が付けたのだろう?
私は本場でも新大久保や鶴橋、京都府の某所でも相当量のムクを食った経験があるが、イ記者が書かれている通り「上手に出来たどんぐりのムクは、簡単に崩れず、弾力がある。そのうえ、口に入れると少し渋みがありながら、独特の香ばしさがあり、プリッとした噛み応えがなんともいえない」食品であり、決して舌でとろけるような食感ではない。それどころか、“とろける”とは正反対の感触だ。
このタイトルをつけた編集部員は、あきらかに食った経験もないくせに想像だけでタイトルをつけている。
食は文化であり、人の根源を成すものだ。
一方では聖人君主のごとき美辞麗句を並べておきながら、実際には他国の文化も尊重できないようなくだらない編集部には猛省を促す。


紅茶風味のソフトクリームや焼いたナッツを混ぜたクリームなどで時々「香ばしさがとろける」という表現を目にすることはありますが、このムクのようなこんにゃく様の食品で「とろける香ばしさ」という表現は適切ではないような気がします。元記事を貼っておきましたので原文をじっくりご確認ください。

どんぐりのムクって元記事での掲載画像を見るとコオロギみたいな色をしていますね。


簡潔に書くと邪魔になったから切られたってことですね。日本共産党の書記長だった宮本顕治氏が武装闘争路線で戦っていた党員を一方的に切り捨てた路線変更と同じ、表向き暴力革命を放棄したことにするための人身御供です。

直感でこれ書いているんだとしたらあなたが一番恐いです。