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北朝鮮の核実験。北朝鮮国内では賞賛の声。

引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000002219

友好国からも見放される北朝鮮
A崎 S一
2006-10-09 23:37

北朝鮮の核実験断行により世界に波紋が広がる中、北朝鮮国内でも断行した核実験の影響が広がりつつある。しかし、その反応は国際社会の懸念とは対照的だ。北朝鮮国内ではこの核実験を利用して内部の結束を固めようとする様子を見せている。
 今回の核実験について北朝鮮では「国を守るための当然の措置」といった受け止め、 国民の自信を奮い立たせる措置を行っているという。北朝鮮の首都ピョンヤンに住む人たちの核実験の反応もまさに国際社会の懸念と正反対のものとなっており、ある市民は「勇気づけられます」と語り、またある市民は「偉大な金正日将軍が指導する(軍優先の)先軍政治の実力です」と言い切った。また、各国の北朝鮮大使館では「わが国の科学技術の発展を誇らしく思う。」と自画自賛の態度をとっているという。
 すでに北朝鮮国内メディアでは金委員長の党総書記就任9周年を迎える8日にはすべてのメディアを動員し、「金正日賛美」に力を注ぐなどしており、今回の核実験は北朝鮮による世界への国際的な圧力だけではなく国民を奮い立たせるのに一役買うことになりそうだ。
 そんな中、聯合ニュースによると、韓国の情報機関・国家情報院は「咸鏡北道吉州(キルジュ)郡豊渓里でも9日午後3時から、30―40人程度の人員と車両の動きが確認された」事を明らかにし、北朝鮮による2度目の核実験の可能性が急浮上してきている。すでに同胞の国でもあり隣国でもある韓国国内ではネットユーザーなど国民の間からも北朝鮮の今回の核実験を韓国戦争に劣らない挑発行為だと断罪し、政府も、「決して容認できない挑発的行為。政府は北朝鮮の核保有を容認しないというという原則に基づき断固対処する」とし、金大中(キム・デジュン)前政権から継続されてきた「南北対話路線=対北包容政策」の「太陽政策」の見直しは確実のものとなっている。
 また、朝鮮半島の非核化実現を目指し北朝鮮に支援を行い、また6カ国協議の議長国も務めていた中国は面目を丸つぶれにされることとなり、「10月9日、朝鮮民主主義人民共和国が国際社会の普遍的な反対を無視して自分勝手に核実験を実施した」とし「中国政府はこれに対して断固たる反対を表する。非核化の約束を守り、情勢をさらに悪化させる可能性のある一切の行動を停止し、6カ国協議の場に再び戻るよう強く要求する。 」と異例の強い姿勢を示している。
 一方ロシアのプーチン大統領も、北朝鮮の核実験を無条件で非難した。プーチン大統領は、閣議で「ロシアは北朝鮮が行った実験を無条件に非難する」としたほか 「核拡散防止プロセスに大きな傷がついた」と述べた。
 最後のカードを切り、わずかな友好国からも強い反発を招くことになった今回の核実験。その本当の影響を北朝鮮の国民が知ることができる日はそう遠くないのかもしれない。

オーマイニュース(日本版)より

こんな記事も出ていますね。

ロシアが東側(極東方面)の海に出る時に核を持った国が少ないほうがいいのは明らかです。一番邪魔なのは日本に駐留している米軍(インド太平洋軍)ですわねw