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深まる高知県警への疑念

引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000001584

裏金問題、約347万円返還へ
記者名 U田 T
2006-09-23 12:27

【画像省略】
高知県警のシンボルマスコット(高知県警のホームページから)

 高知県警の捜査報償費(県費)の一部が裏金になっているという疑惑について、高知県警は9月20日に調査結果報告書を発表し、組織的な裏金づくりを完全否定、個々の捜査員の手続き上の誤りがあったとして、約347万円を返還するとしました(高知県警の報告書)。

 しかしこの報告書は、高知県警をめぐるさまざまな裏金疑惑を説明しておらず、高知県警に対してよりいっそうの疑念を向けざるを得ません。

 高知県警の捜査費(国費)問題をめぐっては、実在しない協力者を仕立て上げて組織的に裏金を作っていたと報道されただけでなく、実名入りの内部文書を市民オンブズマン高知が入手し、その原本の開示を求めて情報公開請求訴訟をしたところ、高知地裁は昨年5月27日に「不正経理の疑いは相当強い」とし、「非開示による利益より、開示する公益性が優越する」と判断、一部公開を命じました。なお、控訴審判決は9月29日に高松高裁で言い渡される予定です。

 高知県警の捜査報償費(県費)問題について、県議会からの請求、知事からの要求、監査委員の判断で監査委員が特別監査を行いました。2月22日の監査結果(高知県監査委員「監査結果報告書」平成18年2月22日)では、合計3378件、17,919,881円(監査対象の34.9%)を以下の1~3とし、1と2は「違法・不当である」と断定しました。

 1.支出の実体がないと判断するもの    85件    777,966円
 2.支出が不適正と判断するもの      115件    691,693円
 3.支出が不自然で疑念のあるもの    3178件 16,450,222円

 その監査結果を受けて、市民オンブズマン高知は17,919,881円全額の返還を求める住民訴訟を起こしていますが、県警の今回の報告を示してから実質審理に入ることになっています。

 このように国費・県費捜査費の裏金疑惑があるにもかかわらず、今回の県警の発表は全く真摯に答えていない点で大問題です。情報公開訴訟・住民訴訟で裏金の実態を暴きたいと思います。

市民オンブズマン高知
全国市民オンブズマン連絡会議警察裏金問題特設ページ

※引用文中【画像省略】は筆者が附記
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この記事についたコメントは2件。

2 タケ坊 09/25 02:26
警察の不祥事も教員・公務員同様後を絶たないですね。
税金で喰ってるのですからムダなく使っていただきたいです。
1 X 09/24 11:23
記事は合格。
写真を拾ってきたオーマイの中の人の姿勢は著しくおざなり。
あと多分著作権あやしい。

お仕事の関係上、清廉潔白、真っ白白の白というわけにはいかないでしょうが件数が多すぎますね。でも神奈(以下の感想文は削除しました)