栃木県警ＯＢが領収書偽造を証言
引用元URL：http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000002562
交通違反の揉み消しも告発
中台 達也
2006-10-22 16:42
【画像省略】
記者会見が行われた栃木県弁護士会館
撮影者：OhmyNews
栃木県警ＯＢで、県北部在住の農業阿久津武尚さん（６０）が２１日、宇都宮市内で記者会見し、在職中に領収書の偽造を求められたことや、交通違反の揉み消しが行われていたことを証言した。
領収書の偽造は、全国各地で噴出している警察の“裏金”疑惑との関連でたびたびその存在が指摘されてきた。裏金に関する、現職・ＯＢ警察官による実名告発は、北海道警察元釧路方面本部長の原田宏二さんらに続き、全国で１０人目。
阿久津さんは１９６５年に栃木県警に採用され、交通、地域畑を歩み、約４０年の勤務の後、今年３月に警部補で退職した。告発した領収書の偽造と、交通違反の揉み消しがあったのは、黒羽署（現大田原署）に交通課員として着任した９７年４月以降。
“会計課長に言われるまま、架空の領収書を書いた”。阿久津さんの備忘録には、９８年１２月と９９年１２月の計２回、領収書の偽造を求められたとのメモがある。指示されるまま、渡された白紙の領収書に日付と、聞いたことのない名前、番地のない住所を書いた。
これ以外に領収書の偽造を求められたことは、県警在職約４０年間でなかったというが、領収書を基に支出されたであろう金の使途は「わからない。こちらでも聞きたいくらい」と言う。なぜ架空領収書を書いたのかとの質問には「私は“働きバチ”だった。当時は働くことばかり考えていた。頼まれたから書いただけ」と話した。
「架空領収書の作成を頼んできたのは会計課長だが、日々の業務の総括は（署ナンバー２の）次長がやっていた。課長単独の判断とは思えず、次長がかかわっていたのは間違いない」とも証言。同席した市民オンブズパーソン栃木の米田軍平弁護士は「裏金づくりは県警全体の構造的なものだ」と指摘した。
また、阿久津さんによると、黒羽署内で交通違反の揉み消しが行われたのは、９７年７月からの約２年間に８回。揉み消されたのは、酒気帯び運転やスピード違反による行政処分や刑事処分で、中には当時の県会議員が関わったと思われるものもあるという。
阿久津さんは「こういったことは繰り返してはいけない。証言したのは正義感からだ。警察には、不正は絶対にあってはならない」と訴えた。
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※引用文中【画像省略】は筆者が附記
この記事についたコメントは４件。
4 ２ちゃんねる愛好家 10/23 21:34
皆知ってるけど交通違反のもみ消しは10年前は普通にあった。○会議員とか
大学○学部の○○学教室の教官とかが電話一本掛けるだけで手品のように
違反が消えていた。今はしてないみたいだけどね。
そんなことより途中で話が立ち消えになった検察の裏金について知りたい。
3 たろちゃ 10/23 10:42
>>1
すみませんが、本記事と共謀罪云々について何の関係があるのかサッパリ理解できませんでした。
裏金工作と共謀罪って関係ありますか？
最近ひと言欄に対する論議で、記事と関係のないコメントが多く見受けられるということでひと言欄に対する批判がされていましたので。
何らかの主張、事実の追究をされたいのであれば、ラス・アメリカ氏ご自身で共謀罪についての記事を書いていただきたい。
1 ラス・アメリカス 10/23 00:40
共謀罪が国会で審議されようとしている時に、警察の腐敗に関連した記事は意義があります。腐敗した警察に、共謀罪を運用する権限を握らせることがいかに危険かを痛感します。オーマイニュースで共謀罪反対のキャンペーンを展開すればどうでしょうか。他のメディアでは出来ないと思います。
日本共産党などが猛烈に反対していたテロ等準備罪（いわゆる共謀罪）は、アルカイダやオウム真理教など組織的犯罪集団（テロリスト集団）が関わる場合にのみ適用される刑法です。ごく普通の一般人がごく普通に生活していればおよそ関わることのない法律です。テロリストの構成員はごく普通の一般人ではありません。
そりゃ日本共産党が猛反対するわけですわなｗ